天乃忍『リバース×リバース』感想/「憧れのお姉さまの正体は…」

こんにちは。漫画ブロガーのかなめ(@kanalog_kousin)です。

今回は天乃忍先生のラブコメ漫画『リバース×リバース』を紹介します。

小学校の頃の出来事がきっかけで男性恐怖症の女子高生が、花園で出会った憧れの生徒の正体は因縁の人物で…。

傷つけてしまったことを分かっているからこそ、罪悪感もあり憧れのお姉さまであり続けようとする男子とのラブコメ漫画です。

それぞれの事情が複雑に絡み合って、勢いよく畳みかけるように話が進んでいくので驚かされてしまうような作品になっています。

目次

『リバース×リバース』の紹介

『リバース×リバース』の詳細データ(あらすじあり)

リバース×リバース

作者:天乃忍
掲載:LaLa(2019年5月〜2021年9月)
出版:白泉社(花とゆめコミックス)
全4巻(完結済み)

過去のトラウマで男性恐怖症の七瀬雛。
無敵素敵なお嬢様・雪野楓。
二人は女子校で運命の出会い&寮で同室に★
楓への憧れを募らせる雛だが、楓は実は男の子で…しかもトラウマの元凶!?
秘密だらけの同室生活は上手くいくの!?
大人気&待望の「ラストゲーム」特別編も収録★
秘密の女子校ライフ 第1巻!

白泉社公式サイトより引用

『リバース×リバース』の見どころと魅力

百合のようで百合じゃない

男性恐怖症のせいで女子校に入った主人公の雛。理想の”お姉さま”楓の隠された事情を知らないので、友達というよりは近い距離感で接してしまったりします。

その構図的には百合のようにも見えますが、れっきとした男女の間柄。楓としてはドギマギとさせられてしまうことも多いです。

過去を隠して楓の“弟”として雛に近づくこともあり、純粋な百合というよりも、そういう要素もあるぐらいのイメージでしょうか。

でも“女子高生”楓と雛のイチャイチャは何だか微笑ましいです。

テンポがはやい

全4巻という短期展開なため、普通なら出し惜しみしてしまいそうな展開が矢継ぎ早にされていくのも魅力的です。

連載期間はそれほど長くないですが、打ち切りではなく短期の連載だったようでダイジェスト感は思ったほど感じません。それはそうとして、もう少し楓と雛の交流を見てみたかった気もしてしまいますが……。

登場人物たちの物語上での立ち位置が変わっていくのにつれ、攻めと受けも目まぐるしく変わっていくのがツボです。

『リバース×リバース』の感想まとめ

ここまで『リバース×リバース』を紹介してきました。

百合を期待した人は残念に思ってしまうかもしれませんが、ドタバタ展開にキャラクター同士のイジリイジられといった交流がなんだか微笑ましくて良かったです。

全4巻と短いんですが、その分まとまっていたりテンポ良く話が進んだり、また手にとりやすくもあり良い具合なんじゃないかという印象を受けました。

途中までですが白泉社の「漫画Park」でも読むことができるので、試しにチェックしてみるのもおすすめです。

余談

この記事では天乃忍先生『リバース×リバース』を紹介させていただきましたが、もし他に「この作品もおすすめだよ」といった情報があれば教えてくださると嬉しいです。

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