今回は『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』を紹介します。
決闘に敗れて死亡した魔術師が第七王子に転生して第二の人生で魔術を極めようとする「小説家になろう」発のファンタジー漫画です。
いわゆる転生チートものなんですが、雰囲気がすごくゆるーい感じで気軽に読めてしまう反面で見せ場の魅せ方も良くて色んな楽しみがある作品になります。
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』の基本データ
原作:謙虚なサークル/キャラクターデザイン:メル。/作画:石沢 庸介
出版:マガジンポケットコミックス(講談社)
コミックス:〜2巻(記事執筆現在)
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』のあらすじ
マガポケセールスランキング1位の超話題作!
小説家になろう発! 累計1800万PVの超人気作がコミカライズ!!
俺が興味あるのは魔術だけだ──
庶民の転生先は王子!? 桁外れの魔力と家柄でお気楽無双ライフ!!
「魔術を極めたい!」たった一つの想いを残し死んだ男は、生前の記憶を残したままサルーム国の第七王子として転生を果たした! 前世とは異なる桁違いの魔力量。第七王子という自由な身分。最高の環境で少年ロイドは魔術浸りの生活を望むが…。
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』の見どころと魅力
ユルメの王道ファンタジー路線が面白い
第七王子に転生を果たして凄い才能を手にした主人公のロイドですが、もの凄く魔術バカです。
ファンタジー作品らしく凶悪な敵と相対してしまうこともあるのですが、敵の被害から世界を守るという主人公らしい考えよりも、どこぞの戦闘民族よろしく「オラ(実験相手が出来て)ワクワクすっぞ!」と魔法の研究しか考えていません。
危険を顧みずではなく、そもそも危ない相手だとか考えていないのがロイドというキャラクターです。
それで圧倒してしまうのだから”なろうファンタジー”っぽさなんでしょうけど。
正直に言ってしまえばストーリー自体は可もなく不可もなくって感じですが、真面目に戦闘をしている最中にぷにぷにのギャグ顔になったりするシリアスとコメディな部分のバランスや相手をねじ伏せる大技の魅せ方などのメリハリの付け方が上手いので単調になりません。
特にマイペースなロイドに対してツッコミ役に回るもよし説明役もできる使い魔のグリモが優秀すぎます。
スタイル抜群なメイドのシルファや武術家のタオを始めとした他のキャラクターも良いキャラをしているのですが、デレっぷりといいツッコミといいグリモがいてこそ面白いと言わざるを得ません。
男性キャラも女性っぽく見えてしまう欠点はありますが、飽きさせない物語作りという面ではコミカライズ担当の功績は大きいのではないでしょうか。
戦闘描写が美麗で見どころ抜群
なろう系ファンタジー作品の見どころといえば敵を大技で圧倒するシーンなのですが凄くセンスがあふれています。
公式でロイドの見せ場をまとめた記事があるので流し見してもらえれば良さが分かると思います。
迫力のある構図だったり細かい作画だったりが格好良すぎる。
ロイドだけでなくシルファたちにも見せ場が用意されているので好きなキャラが活躍しなくてがっかりしてしまうのは少ないでしょう。
強大な敵を相手に戦うロイドたちをどっちが勝つのかハラハラしながら見守るのではなく、どうやって敵を叩きのめしてくれるのかが楽しみになってきます。
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』の感想まとめ
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は、もはや定番となったなろう系ファンタジーですが既視感は思ったよりも少ないように思えます。
マスコット(?)のグリモが可愛いし、ゆる顔も真剣な表情も悪い笑みを浮かべているロイドも魅力があってどれも良い。
個人的にはこれから更に面白くなっていく期待のなろう作品の一つだと思っています。
気になっている人はマガジンポケットで試し読みが出来るので先ずはそちらをチェックして見てはどうでしょうか。
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