ヒーローはいつだって心の中に〜オススメの特撮・ヒーロー漫画まとめ

子供の頃に見たあの懐かしのヒーローたち、その勇姿はどれだけ大人になっても忘れられません。放送時間を心待ちにして始まったらテレビの前にかじりついて見ていたあの頃の思い出を呼び起こされるリメイクや続編といった特撮漫画。そしてそんな物語に触発されたようなヒーローを主役とした漫画をまとめて紹介していきます。

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あの頃の思い出が蘇る!オススメの特撮漫画5選

仮面ライダーSPIRITS(全16巻)&新仮面ライダーSPIRITS

仮面ライダーSPIRITS(1) (月刊少年マガジンコミックス)村枝賢一を作者に『仮面ライダースーパー1』の最終回後を舞台に『仮面ライダーZX』へと続くの物語が描かれる。それぞれの昭和ライダーを主人公とした物語が描かれた後、全てが収束して『BADAN(バダン)』との戦いへと繋がっていく様は圧巻そのもの。

絵柄は今風ではないが村枝賢一の画力で描かれる大迫力の戦闘シーンや細かく書き込まれたキャラクターと背景は見所抜群となっている。それだけでなく原作シリーズへのリスペクトも所々に感じる秀作です。

仮面ライダークウガ

仮面ライダークウガ(1) (ヒーローズコミックス)名作と名高い平成仮面ライダー1作目を漫画版としてリニューアルした作品。原作は今までの昭和仮面ライダーシリーズとは打って変わって大人でも見られる作品を目指した結果、そのシリアスでハードなストーリーは高評価となり根強い人気を誇っています。

リメイクされた本作では仮面ライダークウガの物語の最初から描かれていくのでTVシリーズを観たことがない人でも大丈夫です。また設定が繋がっているパラレルワールドである次作の仮面ライダーアギトも意識したストーリーとなっています。アギト以降多くの仮面ライダーを手がけた白倉伸一郎&井上敏樹ペアが企画と原作を手がけTVシリーズのファンからは賛否両論となっているのを見ると響鬼の騒動を思い起こされます。

風都探偵

風都探偵(1) (ビッグコミックス)原作の仮面ライダーWは平成仮面ライダーシリーズで最初の10作を区切りとした時に第2期と呼ばれるシーズンの1作目に当たる作品で人気の根強い作品となっています。
ある事件の末に亡くなってしまった師匠であるおやっさんこと『鳴海荘吉』のハードボイルドを目指しつつ、だけどどこか女性に甘いハーフボイルド(半熟)な探偵『左翔太郎』と地球の本棚と呼ばれる知識の宝庫に接続する能力を持った天才少年『フィリップ』の2人で1人の仮面ライダーを主役とした物語が再び描かれます。
原作である仮面ライダーWの最終回後のストーリーを描いた本作では初登場となる謎の女性トキメを中心に左翔太郎やフィリップたちが新たな事件へと巻き込まれていきます。
この作品はTVシリーズを観たことがない人でも重要な用語はキチンと作中で解説してくれるので、知らなくても気にせずに安心して読むことができます。また原作を知っていれば知っているでニヤリとするような小ネタも含まれていたりしてファンなら必見です。

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仮面ライダー913

仮面ライダー913(1) (電撃コミックスNEXT)『仮面ライダー555』に登場するライバルキャラクターの草加雅人を主人公とした作品。本編とは設定は共通していながらも、また違った視点で新たな物語が繰り広げられる。

アクションはもちろんだが元ネタとなった特撮作品と同じく原作は井上敏樹が担当するため若干ドロドロとした昼メロめいた人間ドラマにも期待がかかる。

ULTRAMAN

ULTRAMAN(1) (ヒーローズコミックス)初代ウルトラマンであるハヤタ・シンの息子である進次郎を主人公にした物語です。
かつてウルトラマンと融合して戦っていたハヤタの遺伝子を継いだ進次郎はウルトラマンの因子を持っており、そのせいで再び地球に迫る宇宙人の魔の手へ立ち向かっていく運命を背負っていました。

この作品でのウルトラマンは光の国の巨人ではなく地球製のパワードスーツとなっており、どこか円谷作品だとサイバーパンクな世界観のグリッドマンやアメコミのアイアンマンを彷彿とさせます。
元ネタのウルトラマンは大人でも考えさせられてしまう問題はあるものの子供向けのスタンスで描かれてきましたが、本作は大人向けのヘビーでコアなストーリーが展開され正義とは何なのかを考えさせられてしまう物語となっています。
物語の所々でウルトラマンシリーズへのオマージュのようなシーンも挿入され、往年のファンでもニヤリとさせられてしまうことでしょう。

これぞ王道!オススメのヒーロー漫画まとめ

僕のヒーローアカデミア

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)人間の多くが『個性』という特殊な能力を持って生まれてきた時代で、何の能力も持たない『無個性』として生まれてしまった少年『緑谷出久』通称デク。そんな彼が憧れのヒーロー『オールマイト』と出会った事からその生活が一変します。

修行の末『オールマイト』から譲り受けた個性でヒーロー育成学園『雄英高校』へと入学を果たしたデクは学園生活を謳歌していくのですが、そんな彼の前に次々と巻き起こる事件が立ちふさがっていきます。学園の仲間たちと一致団結して事件へと立ち向かう様が見どころの一つになっています。

まだまだ未熟なヒーローであるデクがヴィラン連合を始めとした敵役たちとの戦いで成長していく様を描いた王道ヒーロー漫画です。

ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-

ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS- 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)時系列的には『僕のヒーローアカデミア』よりも過去を描いたスピンオフ作品。

デクと同じくオールマイトに憧れを持つもヒーロー免許を持たない『灰廻航一』こと『ザ・クロウラー』が自称師匠の『ナックルダスター』やゲリラアイドルの『ポップ』といった仲間たちと共に自警団として人助けに励む中で次第に大きな事件へと巻き込まれていきます。
時には本編ではあまりパッとしない脇役ヒーローが意外な活躍を見せることも……。

本編が華々しい王道ヒーローだとしたら航一は”良き隣人”といった所でしょうか。本編を読んで気に入ったのであれば、また違ったアプローチでヒーローとは何かを訴えかける本作も合わせて読んでみてはいかがでしょうか。

ワンパンマン

ワンパンマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)『ワンパンマン』はONEの原作をアイシールド21の村田雄介がリメイクした作品で二度のアニメ化をしています。ヒーローになるために修行を積み重ねた結果、強くなりすぎてどんなヴィラン(悪役)でも一撃で倒してしまうほどになってしまった男、サイタマが主役のヒーロー漫画。相手も強敵のはずなのですが、あまりにサイタマが強すぎてシュールギャグのようなゆるーい空気が流れてしまうのがこの漫画の醍醐味となっています。それならば本格的なバトル漫画として楽しめないかと言われれば弟子のジェノスだったり他のヒーロー協会に所属する仲間たちが受け持っていたり、時には無免ライダーを始めとした怪人に立ち向かうには弱いB級やC級といった低ランクのヒーローが意地を見せて見たりと時に緊迫した戦いも描かれていきます。

格好良い活躍を見せてくれるS級ヒーローが良いのはもちろん低ランクのヒーローや敵の怪人たちには名前も姿や特徴も個性的で魅力的なメンツが揃っていてこんな面白い奴が強いのか?となってしまう相手もよくいるのが面白いです。

長期ストーリーを展開するようになって以降は好き嫌いがわかれたりもするようですが、独特の空気感が病みつきになってしまうので是非とも読んでみてください。

SHY

SHY 1 (少年チャンピオン・コミックス)恥ずかしがり屋で自分に自信がない日本のヒーロー”シャイ”が勇気を振り絞って巨大な陰謀に立ち向かっていくヒーロー漫画。

女の子ヒーローで内気だけど、その内に秘めているものは熱く燃え上がっていて正統派ヒーロー漫画と言って間違いありません。

敵組織”アマラリルク”のメンバーは重い背景を持っていたり、ヒーローと戦う理由があったりと人間ドラマも楽しめる。

変わり種のヒーロー漫画

ヒーローさんと元女幹部さん

ヒーローさんと元女幹部さん: 1 (百合姫コミックス)そめちめが描く特撮のような百合ラブコメ。正義のヒーロー・ラピッドラビットに一目惚れしてしまったせいで悪の組織をクビになってしまった女幹部ハニィ・トラップを中心にドタバタ劇が描かれます。ヒーローっぽいテイストは強いですが、悪の組織があまりにもどうしようもない連中ばかりで本当に悪いとは思えなかったり……。かつての敵は今日の友とばかりに共闘する場面があったりお約束を抑えていて非常に面白いです。

キャラクターが可愛いので特撮オマージュばかりでなく日常シーンでのドタバタも見どころの一つになっています。

トクサツガガガ

トクサツガガガ(1) (ビッグコミックス)隠れ特撮オタクのOLな仲村叶を主人公にしたオタクあるあるコメディです。日常と特撮が織り交ぜられた物語が特徴で、その絶妙とも言える加減の良さが本作の面白さの肝となっています。「ジュウショウワン」という架空の作品をベースに特撮の製作事情や内容のあるあるネタなど特撮好きならば身に覚えがある出来事も少なくないはず。特に叶が隠れオタクがバレてしまわないようにどうにか取り繕おうとしている様はなんだかリアルで笑えてしまいます。

疲れている帰りの電車内でせっかく座れたと思った叶の側に老人夫婦が近寄ってきてしまったりして譲りたくない気持ちがあるのですが、そこで叶の中のシシレオー(イメージ)が「自分が苦しいことは弱い者を見捨てていい理由にはならない!」と言い放ち、感銘を受けた叶は席を譲ったりと「大切なものは全部特撮に教えてもらった」と言わんばかりに名言が揃っているのも面白いです。

特撮仲間の吉田さんやダミアンくん、某変身少女シリーズを元ネタとした女子向けアニメのファンである任侠さんといった周囲の存在も面白さを引き立てています。笑える話ばかりかと思えば叶を女の子らしく育てたい母親との軋轢などは意外と重い内容になっています。

特撮ネタについていけなくても劇中の名言やシュールな笑いなどハマってしまう要素が満載でオススメできる漫画です。

ヒーローめし(全2巻)

ヒーローめし 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)アニメの演出家だった父を亡くした大学生の亮太と小学生の誠也という2人の兄弟がアニメや特撮作品に出てくる料理を通して日常を取り戻していく漫画。

例えばカレーというメニューからだと戦隊モノの黄色と言えば……という印象を定着させた秘密戦隊ゴレンジャーのキレンジャーやウルトラマンで食事中に怪獣が出現したせいでハヤタ隊員が間違えてスプーンで変身しようとしたエピソードだったり、牛丼なら「ぎゅう丼一筋300年〜」の歌が有名なキン肉マンなどから話を膨らませていく。

なんとなく父親の制作現場や生前のエピソードが自然に感じてしまうのは自身もまたアニメーターでありキャラクターデザインでも有名な石田敦子先生が手掛けているからでしょうか。

純情戦隊ヴァージニアス

純情戦隊ヴァージニアス 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)純潔を守る事が資格の正義のヒーロー”ヴァージニアス”と悪の組織”ヴィンラーン”との激しい戦いを描いて……ないコメディ漫画。アラサーのベテラン戦士”レッド”と恥ずかしすぎるために年齢詐称している”ピンク”の一ミリも進展しない恋愛関係と二人をくっつけようとする周囲とのドタバタが面白いです。
”自称”悪の組織の割に人情に厚かったり常識的だったりするヴィンラーンのメンバーもとても魅力的。ちょっと頭を使ったりしたときの箸休めに是非チェックしてみてください。

アンタゴニスト

アンタゴニスト 1巻 (ゼノンコミックス)ヒーロー漫画ではなく”もしも悪の組織が現実に現れたら”という趣向の作品。
しかし悪の組織に拉致された上に改造手術を受け、理性を持った怪人となってしまい自分をそんな姿にしてしまった相手と戦う事になる主人公。組織のシンボルマークを通して幹部達と会話を行い正体を表さない首領など随所に”初代”仮面ライダーなどの昭和時代の特撮ヒーロー作品に対するオマージュを感じる。

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まとめ

懐かしのヒーローから王道のヒーロー漫画、ギャグ漫画に百合風漫画までバラエティ豊かでしたが作中のヒーローが憧れの存在なのは間違いないのではないでしょうか。

純粋にその格好よさを楽しんでもよし、正義とはなんなのか何の為に戦うのかと言った作中に秘められたテーマを探ってみるのもまた面白いと思います。

とりあえず一番最初は頭を空っぽにして読んでみるのがオススメですがどうでしょうか。

この記事があなたの熱く滾る魂の漫画に出会える手助けとなれば幸いです。

 

 

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