「神さまの怨結び」は守月史貴による漫画で「チャンピオンREDいちご」にて連載開始しましたが、同誌の廃刊に伴い現在は「チャンピオンRED」に移籍し現在も連載中です。
怨を断ち切る神さま「蛇(クチナワ)」と彼女の使いである「クビツリ」が様々な人間と出会い呪いを与えていエロティックオカルト漫画でコミックス現在8巻までが発売されています。
そんな「神さまの怨結び」の魅力と見所を紹介していきます。
「神さまの怨結び」の魅力と見所
人を呪わば穴二つ!?決して幸せになる事はないオカルト要素!
あなたは誰かから嫌な思いをさせられたり、その行いから疎ましく思ったりした事はありますか?
殆どの人は大なり小なりあるとは思いますが、もしその嫌だったり疎ましい思いをさせられている張本人を排除できる願いを叶えられる力を得れるとしたらあなたはどうするでしょうか。
「神さまの怨結び」はそんな想いを抱えている人間が神さまから人を消す呪いの力を与えられたらどうするのかといストーリーがオムニバス形式で語られていきます。
誰かとの縁を結ぶのではなく怨を断ち切る呪いを与える朽ちてしまった運命の赤い糸の神さま「蛇(クチナワ)」。彼女の使いとして実際に呪いの手助けをしながらも不幸の連鎖を止めたいと思っている「クビツリ」。
そんな2人が依頼人に呪いの力を与えていくのが、この漫画の流れになっていきます。
呪いの代償は厳しいものに……
クチナワから与えられた呪いを行使するには先に一度交わる事で怨を結ばなければなりません。つまりは性行為をすることが条件なので何となくエッチな場面も登場します。好きか嫌い分かれそうな部分ですが、こういう漫画にしてはまだライトな感じで描かれているのではないかと思います。
更には依頼人は一度結んだ怨を断ち切ってしまう事で今後誰とも結ばれなくなってしまうのですが、結局の原因が思春期のすれ違いだったりするので話のオチがビターなエンドに繋がっていきます。
物語が進むにつれて強かに呪いを利用する女の子も出てきたり第三勢力的なものも増えてきたりと面白みは増していくので注目ですよ。
クビツリの過去とクチナワの真意が気になる!?
クチナワの助手として働くクビツリの過去にも謎があります。クビツリは過去に神社でクチナワの元となった赤い縄を使用して首吊り自殺を図ったらしいのですが当時の記憶を失っています。
そのせいでクビツリがどうして死ななくてはならなかったのか、果たして何という名前の人物でどういった職業についていたのか過去の詳細は明らかになっていません。その理由を考えると意外とクビツリが呪いの対象となってしまった人物がどこに行ってしまったのかという謎の真相に近いところに居たりするのかもしれません。
その主人であるクチナワが呪いにかかってしまった理由も謎の一つとなっています。現在は怨結びの呪いの神様と化しているために手段を選ばない彼女ですが本来は縁結びの神さまです。
どうして徐々に朽ちてしまったのか呪いの神様になってしまった理由とは……呪いからの解放を望んでいるクチナワが解放されるにはどれだけの被害者を増やせば良いのかも気になってしまいますね。
「神さまの怨結び」を無料で読むには!?
「神さまの怨結び」を読むのに、スマホで無料の漫画アプリが使えたら……と思って探してみたのですが、現在のところ無料漫画アプリでの配信は行なっていないようでした。
出来るだけ安く読みたいと思うのであれば、「U-NEXT」か「FOD」の無料期間を利用するか「ebookjapan」「BookLive!」でクーポンと併用して購入するしかなさそうです。どこで買ったら一番良いのか電子書籍をお得に購入する方法をランキング形式でまとめてみたので参考にしてみてください。
「神さまの怨結び」の感想まとめ
クチナワから与えられた呪いを依頼人が行使するためにエロティックな部分はあるのですが、それよりもオカルト伝奇物な世界観に惹かれて読み進めてしまいました。
登場人物が恵まれた境遇ではないために悪とも断じにくいのですが、呪いを行使するためには性行為を強制させられてしまったり、そこまでして結果が完全に幸せとは言えなかったり理不尽な部分はオカルトとしては因果応報で納得のいく部分でもあります。
序盤のオムニバスで描かれた部分から舞台が整ってストーリー性が濃く徐々に本筋の謎へ切り込んでいくようになるので今までに貼られていった伏線がどう解決されていくのかも楽しみになっていきますね。青年誌らしくエロ部分がある事で好みが分かれてしまうところではありますが、オカルトの面や本編の謎が面白くオススメできる作品なので毛嫌いせずに読んでみてもらいたいです。
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