ジャンプSQ(スクエア)2019年6月号(5/3発売)のワールドトリガーの感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。
前回のお話はこちらから
感想
「撃てるはず」千佳への投げられた疑問の答えは果たして!?
生身を連想してしまうので人を撃てないという事になっている千佳ですが、本当は人を撃てるんじゃないのか!?という疑問がついにヒュースから直接本人に投げられる。
今までも焼肉屋での当間だったり東隊長から修へだったりから”撃てる側”ではないのかと言われることはありましたが、それは本人の居ない場所での事でした。
そんな感じで千佳が普通に撃てるようになるフラグ自体は立っては居たのですが、改めて確信をついた感じのヒュースの疑問ですね。
千佳の撃てないとの主張に擁護するレイジと宇佐美に反論するヒュースという構図になってしまいます。反論するヒュースが”撃てる側”の根拠として上げたレッドバレットで鉛弾を当てられるのならば普通の弾を当てることができてもおかしくないという理由は以前に当間も同じような事を言っていましたね。
知らないところで別な有識者も同じ意見を述べている事で正当性が裏付けられていくのは面白いです。
それよりも本当に仲間が死んでしまうかもしれない危機に瀕してしまった時には撃つはずだと断言するヒュースの言葉でしたが……。
圧をかけるヒュースの言葉の数々よりもそれが自分の本音を次々に暴いていくのでそれで緊張してしまったかのように見受けられました。
語られる千佳の本音、出した答えは……!?
とりあえず一旦返答は保留され、屋上で宇佐美とレイジに気持ちを落ち着かせてもらう千佳は自分の気持ちを語り出します。
どうやら信じてくれたけど”あちら”に拐われてしまった友達の事がきっかけで仲間たちや周りの人々に対して責められてしまったら怖いと臆病になってしまっているようです。
そうだとするとなおのこと追い詰める感じのヒュースの詰問は精神的に参ってしまいそうですね。
しかし、それを普通のことと話し千佳がやらなかったせいで事態が悪化してしまってもそれを修や遊真が責めることはしないだろう。そしてそれは自分たちも同じだと語るレイジや宇佐美の言葉に何か感じることがあったよう。
気持ちがスッキリしたのか「だからこそちゃんと戦いたい!」と語る千佳の表情はなんとなく晴れやかで何かを決めたような気がします。
控えている最終ラウンドで積み重ねてきた”撃てる”フラグを解決する時が来るのでしょうか?
今回の序盤でもヒュースが言っていますが、いざ”撃てる”となったらその戦力は凄まじいものになりそうです。
そして修、遊真サイドは次の対戦相手のうち弓場隊の対策を考えていますが、やっぱり聞くよりも経験に及ぶものなし。草壁隊の緑川の紹介でそんなチャンスが巡ってきて……。
結論は勝負の蓋を開けるまで置いておくとしても千佳の”撃てる”疑惑についてはひと段落した感じ。次回は草壁隊と弓場隊の紹介といった感じになりそう。
次が1話掲載か2話に戻るかに関しては術後の状況を見次第らしいですが、相変わらず密度は濃いもののページ数が少ないとなんとなく寂しい気もしますし2話掲載に戻って欲しいです。
もっともやっぱり待たされた事を考えるとと言えばそれぐらいどうってこともないんですが。
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