週刊少年ジャンプ2019年第16号(3/18発売)の呪術廻戦の感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。
前回の第53話「完遂」の感想はこちらから
呪術廻戦 第54話「呪術甲子園」
突然の野球にどうしてこうなった!?
交流戦に乗り込んできた呪霊達を退けて一安心……と思いきや突然の野球が始まって度肝を抜かれてしまった前回の終わりでしたが、ちゃんと今回の冒頭でどうしてそうなったか理由が明かされました。
それにしてもだいたいこの漫画の馬鹿馬鹿しい部分は五条のイタズラって事で間違いなさそうな感じ!?
求められた意見に対して東堂の返答が大人でも感心してしまうぐらいだなと思いつつ、妄想癖というか陶酔なのかアレなのも同時に思い出すので真面目にしている時はしっかりしてるのになぁって……。
「意外としっかりしてる」という三輪評に「しっかりイかれている」と真依なので京都勢にもそんな感じに思われているようです。悪気がなさそうな三輪ですら、意外と〜って言われちゃってますし。
しかし、本来は本音と建て前を言いつつ団体戦と個人戦をやるはずだったのが、まさかの野球という紙が収められているという大惨事。犯人は前述しましたが、どう考えても”あの人”です。
夜蛾学長が大声で名前を呼んで怒鳴ってるっぽいのを考えると、犯人はすり替え発覚した直後にしれっと逃亡を目論んでいた模様。
そして試合の結果は……!?
箸休めの野球回だからさらっと終わるんだろうなと思いつつも、ルール分かってない西宮とガチな歌姫先生。こんなところでも天然っぷりを発揮してしまう加茂など京都勢も盛りだくさん。
数日前まで虎杖抹殺を目論んでギスギスしてたとは思えない雰囲気です。
しかし、メカ丸の扱いが酷いのも笑えますが、野球で飛行技はつくづく反則っぽい気がします。
そして東堂のみんなからの扱いもなんというか残念なんですが、ある意味では当然のような気がしてしまうのもしっかりキャラが立っている証拠なんじゃないかな?
そんなおふざけのやりとりにキッチリ大人の話し合いを合わせてくるのもすごく綺麗です。
許されない事だと分かっていながら楽巌寺学長も少しは虎杖という人間を認めた感じでしょうか。少なくても今後は虎杖の命を狙ってちょっかいを出してくる事はなさそうに思いました。
呪術界にも五条先生の敵は多そうですし、内通者はさておいても内輪の脅威が去ったとは言い難いんですが……。
しんみりしたと思ったらその前に夜蛾学長は「オマエはまず五条をどうにかしろ」と楽巌寺にたしなめられてしまうのですが、どうにかなるのならばこんな大惨事にはなっていないのでどうにもなりません。
試合はどうやら虎杖が主人公パワーを発揮して都立高専の連覇をバッチリ決めてくれたようです。
まとめ
一般の呪術師やスタッフに若干の被害は出てしまった事が前回で判明しているのですが、難しい話は一旦忘れてすっきりとスポーツで親睦を深めてエピローグとした事で後味の悪さを残した前回の”幼魚と逆罰”の話からしたらハッピーエンド感が強い感じになりました。
気になっていた内通者の正体には触れぬままだったり、後のための引っ掛かりみたいなのも残ってない事はないんですが……。
同じジャンプ連載の某作品とかでも内通者の存在が比較的序盤にほのめかされたまま今の今でも放置されていたりするので、この悪いフラグがどうなってしまうのかはわかりませんが近いうちに判明してくれた方が嬉しいです。
次回からは新章へと入っていくようですが、今回虎杖&東堂が善戦した意外のメンツは花御に歯が立たなかったわけですし、激戦が予想されるXデーで呪霊側に対抗できるとも思えないので全体的にインフレについていけるようにレベルアップしていくような話になるはず!?
新キャラのおかっぱ坊主も気になるので、関わってきてくれると嬉しいですがそうなるとまた辛勝で敵に逃亡を許してしまうような展開になりかねないような気も……。
はてさて実際の来週以降の展開はどうなる事でしょうか……?
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