週刊少年ジャンプ2018年第46号(10/15発売)の呪術廻戦の感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。
前回の第31話「また明日」の感想はこちらから
第32話『反省』
影で蠢く呪霊サイド
真人は夏油たちと合流し、次なる作戦に向けて英気を養っています。首だけになってしまった漏瑚も段々と回復してきたのか小さくなってしまっていますがボディがくっ付いている。
その姿はなんだか可愛らしいというか……敵サイドも心の底では悪な連中のはずなのに、なかなか憎めないのが面白いです。
色々と失敗してしまった原因について考える真人でしたが、全滅しても宿儺さえ残れば呪霊たちの時代が来るというのは彼らの中での共通認識のようです。
何やら夏油にはまだ打っている布石があるようで、決戦の前にそれがどう作用するんでしょうか。
五条悟という人物とその企みは……
七海と和む五条先生、自分で自分の大好きなところで山手線ゲームして真っ先に「全部」って言っちゃえるあたり破天荒さが伺えます。
難しめ任務を与えるだけのつもりが真人との一件は五条先生が考えていた以上に虎杖に精神的に影響を与えていたみたいですね。
「重めってそんなつもりじゃなかった」と若干反省している様子は五条先生の株が上がりますが、その後がアレなのですぐにチャラになってしまうという……。
いよいよ交流戦へ、東京高専と京都高専どちらが強いのか
今回のメンツがどうなのかはまだわかりませんが、去年は乙骨が無双して東京高専が勝ち。その時の交流戦は京都で行われたようですので、一昨年は京都高専が勝利していたようです。
そして新たに登場してきた京都高専側の人間は濃いメンツばかり。既にパンダ先輩が居るので慣れた感はあるのですがアルティメットメカ丸って……。
伏黒が実は禅院の血筋を引いていたのは少し驚きですが、優秀そうな描写が多かった上に双子とも親しい雰囲気だったので納得はします。実際は戦闘では不利を背負ってる場面も多いせいで、かなりやられっぱなしな場面も多いので強い印象は薄いんですが……。
そして野薔薇はといえば前述した通り、前年の勝利校での開催となるのが通例のようなのですが、京都校で開催すると勘違いしてしまった彼女がなんだか可愛い気がするけど、この漫画なので直ぐに気のせいか……ってなってしまうという。
虎杖復活に伏黒たちの反応は……
読者の側からしたら生きていた事は明らかだったのですが、少年院での事件で死んだはずの虎杖が伏黒たちの前にお目見え。感動の再会のはずなのですが、まんまと五条先生の口車に乗せられてしまったため滑ってしまう。
伏黒に野薔薇、パンダ先輩の3名のものすごいドン引きしている表情は必見です。
残念ながら、どう足掻いても小島よしおネタはウケる気がしません。
結果はどうアレ、無事に再会を果たした一年生チーム。いざ京都高専との交流戦へと挑むのですが果たして平穏無事に終わるのでしょうか。
まとめと32話以降の展開予想
真人との戦いが終わり京都との交流戦がいよいよ開始。真人との戦いのシリアスな感じとは打って変わって箸休めといった感じの回ですが、だからこその軽妙なやり取りが冴えてます。やっぱり芥見先生は何気無い日常も上手いですね。
虎杖が生きていた事を伏黒たちにも知らされ、感動の再会……なんでしょうかアレ。五条先生の言われるままに乗せられてしまった虎杖がある意味で哀れです。
どんな形であれ再び結集した一年生チームが交流戦でどういう活躍をしていくのかに期待です。
負けイベントをわざわざ挟んだ以上、直接的な描写の無かった伏黒や野薔薇も二度目の負けは無いつもりで強化してきているでしょう。
しかしずっと引っ張ってきてる乙骨先輩の出番は何時になるんでしょうか。ここまで来たら最大級のピンチに満を辞して現れてくれるのではと少し楽しみです。
これから交流戦を控えて京都高専のメンバーの新たな個性的なキャラクターたちも続々と登場しました。彼らとどんな戦いが繰り広げられるのかワクワクしますが、
呪霊サイドの動きも気になりますし、ただ戦って終わりという風に行くとは思えません。次回以降どうなっていくんでしょうか。
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