真人との戦いに終止符が打たれ、虎杖は……〜呪術廻戦 第31話「また明日」感想

週刊少年ジャンプ2018年第46号(10/15発売)の呪術廻戦の感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。

前回の第30話「我儘」の感想はこちらから

かなろぐ。
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虎杖をさらに追い詰めるために会得した領域展開で七海を捕らえた真人だったが、乱入してきた虎杖と宿儺にしてやられてしまい……。

目次

第30話『我儘』

虎杖の中に居る宿儺の一撃で領域展開を破られてしまった真人。身体へのダメージもさることながら呪力を消費しすぎてしまったのが手痛い。状況を把握するよりも先に怨敵である真人を殺せると動き出した虎杖。最後の呪力を振り絞って巨大化した真人と激突!

 

その一撃が最後の呪力を振り絞った真人に命中をして……。

やったかと思いきや虎杖には手応えがない、実は巨大な体は真人が用意した身代わりだったのだ。七海が追撃をするも下水へと逃亡した真人はまんまと逃げおおせる。

祓うために七海は虎杖と後を追おうとするが傷の深かった虎杖が倒れてしまった。

まあ殺意に目覚めて我を忘れ気味だったとはいえ、かなりの無茶してたので寧ろ今までよく頑張ったと言った感じです。

宿儺が居れば自分たちが全滅したとしても呪いの時代が来るとの確信を得た真人だったが、その胸に宿っていたのは虎杖を殺したいという気持ち。それを「まぁいっか」で済ませれる真人のメンタルが子供なのか、それとも単に諦めが良いのか。

デフォルメ真人が可愛い気がするのだけど、呪いなだけに性根がゲスだからどうしょうもない。

 

戦いを終えて虎杖と会話する七海は自分を助けてくれた事を感謝し、虎杖も虎杖で今まで自分が思ってきた正しい死というものに悩んでいく。わからないと言いつつアドバイスをしながら、その無茶を案じる七海は虎杖のことをすでに呪術師として認めていて……。

吉野の通っていた高校では日常が戻っていて担任はいじめに関するアンケートを取りつつ、正しい道へと伊藤を導こうと叱る。

そして虎杖はあいつを殺すまでもう負けないと決意を新たに道を進み始めていた。

 

まとめと32話以降の展開予想

窮地に追い込まれるも真人がうまく逃げおおせたために決着は先送り。夏油が計画する五条を封印するためXデーが再戦の場にでもなるんでしょうか。

順平サイドの後始末はデブ先生がこの経験を糧に立派な大人になっていたのが微笑ましい反面、伊藤の悪びれなさがなんともいえません。ある種罰を受けたとはいえこのふてぶてしい態度は……。それも順平の件をしっかりと反省しているデブ先生がうまく更生させてくれることでしょう。

 

そして、自分で殺す引き金を引いた虎杖は正しい死というものがわからなくなって悩んでいましたが、前向きに迷っているあたりがやはりというかスッキリする主人公だなと感じます。

正しい死を守ると自分で決意したとはいえ、ただ呪いの案件に巻き込まれただけの少年が本当に呪術師として最初の一歩を踏み出した感じがします。

真人との決戦も一旦完結し、いよいよ次回からは京都との交流会が始まるようです。ファーストインプレッションでは力の差を見せつけられてしまった一年生チームでしたが、虎杖が修行を積む間に何もしていないというわけでもないはず。

きっと成長を見せつけてくれるでしょうと期待しています。

そして死んだことになっている(というか一度は事実死んでいた)虎杖と再会を果たすことになると思うのですが、伏黒に野薔薇はどんな反応を示すのでしょうか。

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