春場ねぎ先生の『五等分の花嫁』の週刊少年マガジン2019年12号(2/20発売号)に掲載されている第74話の感想です。 本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。 前話”第73話『新川中島』”の感想はこちらから
第74話「変化球勝負」
ある日の登校風景にて
登校の最中ですが前回の一悶着のせいでフータローは鬼気迫る表情で勉強まっしぐらです。一花にも「前見ないと危ないよ」と声をかけられてしまうんですが、そういう意見が多いというか実際に周囲じゃなくて手元の一点だけを見てる事自体は歩きスマホと大差なかったりしてジョン等に危険なので最近の有名なあの金次郎さんは薪を担いで歩きながら勉強の本を読まなくなったそうですね。
残念ながら一花のスカートの中身は見えそうで見えないんですが!
それはさておき、やけに一花は登校中にフータローと二人っきりで世間話をしているシーンが多いと思ったのですが待ち伏せしてたのか……。
一花は偶然を装おうとしていますが、そんな偶然あるわけないぐらいの頻度ではあるような気がします。
そんな会話の流れから前回のマルオ乱入での一悶着の話になるのですが、確かに辞める辞めないのやりとりって風物詩になりつつある気がしますね。
直近だと前に辞めさせられそうになったのって前期の期末試験なので作中では3ヶ月前〜先月の話なのでつい最近片付いたところだったりします。
不在だったのは完成披露試写会のためだったらしいのですが、それが結構大々的に取り扱う作品だったようで今回の一花は変装のために?メガネをかけたりしています。
まあメガネをかけるだけっていうのは変装じゃなくて仮装って……と、そんな話最近したなと思ったんですが、間違いなく謎のレビュワー(笑)<M・A・Y>の下りだろうなぁと……。
改めて見てもM・A・Yはただの危ない人すぎるんですが、あの格好でよく道中で平気だったなと驚きを隠せません。
実は他の姉妹なら変装セットを常備しているので、それならばすぐに変装できると一花は話します。これが後のとんでもない事の伏線だとは思いもしませんでしたが。
他の姉妹たちに嫉妬してしまうような深い闇のモノローグを見せた後でフータローにすがる一花のこの表情が今日イチで可愛かったです。
学校をバックれようとしてフータローに止められた上に家庭教師の授業を休みがちな事をサボってると評されてふてくされるこっちもかなり可愛いんですが。
一花おねーさんの闇は深い
さっきもちょっと触れたのですが、登校中に追いついてしまったために気がついたフータローが他の姉妹について一花に話すシーン。
応援するような懐の広さや譲ろうと抑え込む気持ちが強かった印象の一花ですが、解き放たれてみると意外に独占欲が強かったという。
恋よりも食欲のような五月がさりげにアレなあたり通常営業で安心します。
教室に行ってみるとニュースのおかげで一躍有名人になってしまっていた一花でしたが、逃げ出してその先には三玖の姿が……。
他の五つ子と思わせつつ変装だったりするのは逃げるときの常套手段な上に前振りもあったので見てる方はいつものやつだなーとわかるんですが。
通りすがったフータローもどうやら三玖だと思っているようで、一花の映画の話を切り出します。いやアンタ、ドヤ顔で三玖の変装見破れたぜって言ってたじゃんって感じですが……。
そして他の姉妹のことなんかもありつつ、思いが爆発してしまった一花は三玖の姿で自分がフータローに恋をしている事を告白。それどころか三玖を遠ざけるような発言までしてしまいます。
一花が怖すぎる!?
三玖(に変装した一花)が「ナカニダァレモイマセンヨ」とか言いつつ「カーナーシミノー」と曲がかかりそうな完全に病みきった表情をしている。
なんかグルグルしていそうな目の表情が恐ろしくてホラー漫画でしたっけ……といった印象。
かなりヤバイ事が起きている気がするんですが、どうなってしまうのか想像がつきません。
まとめ
メガネ一花可愛いなぁと思っていたら、最後に爆発してしまった。
実際これ本当にヤバいやつだと思うんですよね……。近い将来に一花が誤魔化してしまった事でなんか変だなというのは三玖も気がつくだろうし、そうなってしまったらこじれにこじれると関係が修復不可能になってしまう危険性さえ秘めているような。
仮に外面上は関係を修復して取り繕ったとしてもどこかシコリが残ってしまう可能性もあります。
家族旅行編でのあの祖父との思い出の写真を見る限りではそれすらもなくっていつも通りの関係に戻せそうなんですが……。
そして一花も失敗してしまえばヒロインレースから脱落してしまう可能性もあります。
タイトルが変化球勝負なんですが、変化球どころかデッドボールすれすれなんですよね。本当にどうなるんだこれ……って感じです。
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