変わりゆくフータローに新たなる試練が与えられる〜五等分の花嫁 第73話「変化球勝負」感想

春場ねぎ先生の『五等分の花嫁』の週刊少年マガジン2019年11号(2/13発売号)に掲載されている第73話の感想です。 本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。 前話”第72話『新川中島』”の感想はこちらから

かなろぐ。
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目次

第73話「変化球勝負」

家庭教師について知る武田、その理由とは!?

フータローが中野家の五つ子に家庭教師のバイトをして勉強を教えている事を知っていた武田でしたが、実は理事長の息子である彼は父親のツテで五つ子の父であるマルオのことを知っていたらしい。

マルオが五つ子を同じクラスになるように裏工作する事が出来たのにはそんな理由があったんですね。そしてフータローの家庭教師の事はマルオから直接聞いたのだとか。

そんな武田は更にフータローがバイトを掛け持ちしている事にも触れ、家庭教師を変わるように持ちかけます。

しかし、その要求を「残念ながら雇っているのは五つ子だから」とフータローは断ります。武田も触れていますが、五つ子がそうしない事を確信しているようなフータローの言葉から感じる信頼感が凄いですね。

そう言う漫画だとはいえ、最初はお互いあんなに嫌っていたんですが……。

そんなフータローに「君にはやるべき事があるはずだ」と捨て台詞を残して武田は去って行ってしまいます。

作中ではイケメン扱いされてますが、格好つけたはずのセリフも個人的には”かませ犬っぽい面白キャラ”だと思っているので三下臭が漂いまくっているような気がします。

久しぶりの勉強会……だが!?

一花は残念ながら女優の仕事で不在だが久しぶりに集まったと言う五つ子たち。他の皆と違い五月だけは未だバイトを見つけられてないようなのだけど……。

「自分の血肉になるバイトをしたいですね(キリッ)」とか言っていた気がしますが、そのせいで選びすぎてしまっているのでしょうか。先生を目指すのならば結局のところ小学生ぐらいの家庭教師とかに落ち着きそうなんですが……。

忙しい中で五つ子たちは勉強に励んでいるようで、フータローの出したテストを終え楽観的な雰囲気だった五つ子たち。

しかし、答え合わせしてみるとほとんど赤点だったと言う悲惨な結果でした。シーズンが変わると自分の能力がリセットされてしまったかのように残念なことになってしまうといえば某ポ◯モ◯の主人公たちがそんな感じですね。

なんで地方リーグで優秀な成績を収めたはずが次のシリーズになると初心者に破れてしまったりするのか……。

まあ実は単にバイトが忙しいせいで自習不足だったようなのですが、その証拠として五月の成績が言うほど下がっていない事を挙げられています。

突然の来訪者……からの大騒動に!?

気を取り直して間違えてしまったところを見直そうとするフータローでしたが、そこにお客さんが訪れます。

その正体はなんとマルオ&武田で、どうやらマルオは次の家庭教師に武田を仕立て上げたいらしい。期末試験編でフータローの代わりにプロに頼もうかとしていたマルオが同じ学年の生徒を次の家庭教師にしようとする程度にはフータローを評価はしているようですが、成績を落としてしまった事を理由としてあげています。

それにしても、この話しからするとマルオが五つ子と同じクラスになるように仕組んでいた『彼』って武田の事だったんですね。基本的にマルオにはフータローと五つ子が上手くなるように助力する理由は無いというか……積極的に妨害していたはずが急に協力的になるはずはやっぱり無かったです。

憎き?フータローまでも同じクラスになってしまったのは偶然という事で……。

そして新たに学年一位の座に就いた武田はフータローに勝てた事に大喜び……するも、フータローにとって一位が当たり前すぎてその眼中になかったという。

学級長に当然推薦されると思っていたら空振りし、因縁の相手には気にも止められていなかったとか武田不憫すぎる。

そんな条件を覆すために立ち上がった五月!

でも他の五つ子はなんの冗談を言っているのか驚きを隠せないようななんともいえない表情です。

マルオは承認しようとしますが、フータローに好意を抱いている三玖と二乃は父親の意向なんて関係ないと反論。

正直、五月の出した条件が実現不可能すぎて上手くいくわけがないので阻止して正解なんじゃないでしょうか……。

そんな二人もフータローを凡人にしてしまったという武田の言葉、彼を解放してあげたらというマルオに言葉が出てきません。

そこに割って入ったフータローですが勉強しか頭になかった過去の自分を凡人以下だと思っているようで「五つ子が望む限り続ける」「この仕事は自分にしかできない自負がある」と立ちふさがります。

次の模試で学年一位を通り越し全国一位になると高らかに宣言しますが、五つ子たちに止められて全国十位以内に訂正。

今までの成績が全教科満点なら全国でも一位間違いないような気がするんですが……。

その条件を満たすことができたのならば、改めてフータローを認めるというマルオ。果たして模試の行方は……!?

まとめ

しばらく個別回が続くのかなと思いきや、武田&マルオの乱入により全国模試での好成績を目指す長編回になっていきそうな感じがしますね。

未来が決まっているので武田も引き立て役だし、ほぼ成功するだろうのも予想の範囲内になってしまうのですが……。

一応、武田はフータローが選んだ以外の五つ子と結ばれたりする可能性もなくはないのですが、未登場だったとはいえ祖父さんとの思い出の写真に写ってなかったし微粒子レベルでしかない感じです。

フータローの誕生日の事もありますし、これからどういった展開になっていくのか楽しみです。

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