春場ねぎ先生の『五等分の花嫁』の週刊少年マガジン40号(9/5発売号)に掲載されている第52話および41号(9/12発売号)の第53話の感想です。
本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
第52話『今日はお疲れ・1』
今回から新しい長編が始まりました。新居に移ってだいぶ慣れてきたのか早速喧嘩する二乃と五月。前の長編の始まりと喧嘩という意味では同じですが、なんだか仲が良さそうな喧嘩です。
そんな中、一花の方を見るとぐっすり眠ってはいるがその周囲はすでに汚部屋の片鱗を見せている。忙しいのか服とか脱ぎ散らかしっぱなしのようです。
勉強会に入ってもなんだかうとうとして半分夢心地。勉強に集中できるように仕事をセーブさせてもらっているというが……。
風太朗は早速冬休みの課題を進めようとしますが、全員すでに終わらせた後だった。勉強嫌いだったはずの五人ですが、ものすごい進歩ですね。きっと物語が始まる前はやらなかったり、ギリギリになって慌てて片付けようとしてたりしていたはず。
結局通常通りの勉強会となった授業でしたが、一花はやっぱり寝ちゃってる。実はセーブさせてもらっているといいつつ生活費を賄うために前より仕事を増やしているらしい。そうは言っても勉強をおろそかにしてはいけないと起こそうとする風太朗に五月は自分たちも働かないかと提案しますがどれもうまくいく気がしない。
メイド喫茶の三玖は普通に人気出そうな気はするんですが……。
二乃は女王様……ではなく本当にやるのであればお料理関係の仕事に就きたいらしい。意外と二乃の冷ややかな目で見つめられたいマニアは多いはずだと思うんですが残念。
五月の家庭教師姿(妄想)も四葉のレジ打ち係(妄想)もなんだか似合っています。どっちもダメそうなので実現は難しいですが。
風太朗は様々なバイトを結構して来たが生半可な気持ちじゃできなかったと話しますが、食べ物系ばっかりでまかないが出るからじゃないかと突っ込まれてしまいます。誤魔化してるけど多分図星な気がする。
後日ケーキ屋のバイトをこなしていた風太郎はその日はもうあがるように言われてしまいますが、実は映画の撮影のために店を貸すことになっているから店休日なだけだった。
興味がない風太郎はチャンスだとしてさっさと帰ろうとしますが、そんな頃合いにもう女優たちが到着し始めて……
イチカァ!
なんだか思わぬところで出会ってしまってバツが悪そうな一花に気が変わった風太郎は睨みを効かせます。
あまりよくなさそうな雰囲気ですが、これからどうなるんでしょうか。生半可な気持ちじゃどんな仕事(バイト)もこなせないっていう振りがあるので一花の頑張りを認めて全員で支えていくオチとかが無難な落とし所に見えますが。
事件の発端はここにあったとしても七つのサヨナラもなんだか入り乱れてましたし、また一筋縄ではいかなそう。
第53話『今日はお疲れ・2』
突然の風太郎との出会いを知らぬ振りをして誤魔化した一花。撮影を許可した理由を聞く風太郎に撮影の聖地として盛り上がるんじゃないかと期待していると答えつつ、映るようにこっそりアピールも忘れない店長のハングリー精神がすごい。
そんな裏で撮影は進みつつ一花はちょっと天真爛漫系なのかおバカなのかな明るい子を演じているのですが、四葉っぽくもありモデルにでもしているんじゃって気がしますがどうなんでしょうか。
撮影の様子を見学している風太郎が一花は気になってしまうようで、影でこっそり恥ずかしいから見ないでと訴えます。貯金額も心もとなかったようで止められてもと話しますが、頑張る一花の事を風太郎もちゃんと認めていた。でも風太郎はその反面で女優にこだわる必要もないのではと考えていましたが、上手だった一花にうまく丸め込まれてしまいその話は内緒ということになりました。
撮影は続きケーキを食べるシーンを演じる一花でしたが、そこに出されていたのはまさかの風太郎が作った失敗作のケーキで……慌てる風太郎をよそに眩しい笑顔で一花は演じきりました。
帰り際に一花の台本が落ちているのを見つけた風太郎は休憩時間の彼女の元にそれを届けにいきますが、陰ではきちんと勉強も頑張っていた。
すでに台本は覚えたと話す一花でしたが、序盤で呪い殺される役で出番も短いのだとか。風太郎にはよく死ぬなと突っ込まれています。
やっぱりケーキは個性的な味で美味しくなかったようだと一花は風太郎に耳打ちで話しますが、風太郎にも一花にもディスられてしまう三玖……。
その演技に驚かされた風太郎は女優らしくなったと一花を褒めますが、彼女は寝てしまったようで……。
聞いていないと思って独り言を話す風太郎ですが、実は一花は寝たふりでした。
お姉さんぶっている普段と違って二人っきりのせいか乙女な顔をしている一花が今回はずっと可愛すぎる。とりあえず風太郎が一歩譲る事で一花の仕事問題は片付いたかなと思いきや、五月に接触してくる父親。
通告とはなんだか強い言葉を突き詰めていますが、どんな話をしに来たのでしょうか。一難去ってまた一難という感じで不穏すぎる。
因みに映画は大ヒットとはいかなかったもののうっかり影で風太郎が映ってしまっていたのが密かに話題になって心霊スポットとして違う意味で聖地になってしまったとか。
どうなる?第54話以降の予想
父親の通告の内容はやっぱり新学期が始まったという事で何か五つ子と風太郎に条件を突きつけてそれが達成できなければ戻ってくるようにとかそんな話でしょうか。
以前に話で風太郎も煽ったせいもありますが「お前なんかに娘はやらんぞ」と話していた父親のことですし、なんとかして五つ子と風太郎の仲を引き裂こうという作戦を立てているのではないかと邪推します。
うまく父親の条件を跳ね除けられれば良いのですが、もしかしたら上手くいかなくて一時的に離れ離れになってしまうことなんかもあるのかも。
どちらにせよこの通告が実は本題でこれからの話に波乱を呼ぶのはまちがいないですし、近いうちに……早ければ来週にでも明らかになるその内容が気になってしまいます。
第54話の感想はこちらから
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