週刊少年マガジン41号(9/12発売号)に掲載されている真島ヒロ先生の『EDENSZERO』の感想です。
本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
惑星の重力に捕まってしまったオンボロシャトルに警察が迫る中、密航していた過去のワイズ博士からこの船をくれれば宇宙に出してやると交渉を持ちかけられますが……。
背に腹はかえられない状況で勝手に返事をしてしまったシキによって交渉は成立。晴れて自分の船になったワイズはエーテルギアでリアルタイムに船を組み替えてその性能を強化するという離れ業を見せます。そのおかげもあって無事にシキたちは惑星ノーマからの脱出に成功します。
安堵する中でレベッカへと連絡をして来たのは現在のワイズ博士でした。彼曰くノーマは侵入禁止惑星になってしまったのだとか。
タイムスリップの事情を知っているワイズ博士は実はレベッカたちが体験したのはタイムスリップなどでは無く”時間を奪われた星”にたどり着いてしまった結果だと話します。
時喰みと呼ばれる怪物に食べられた星は時が巻き戻り、その時間が真実となってしまうのだと言う博士。
さらに彼が説明するには過去というわけでは無く50年前が現在になってしまったために若いワイズ博士がこれから何をしようが自分には関係ないし、タイムパラドックスも起こらないと説明します。
さすがゲーマーの真島先生、タイムトラベルが作品に及ぼすややこしさのようなものをきちんとわかっていて力尽くで解決しやがった……。
これが以前に謎の女性が触れていた”時間軸というものはこの作品に意味をなさない”とかなんとかの理由なんですね。
若いワイズ博士に対して現在のワイズ博士が何やら言いかけたところで電波障害が発生。その目の前には宇宙海賊の海賊船が……。
シキたちの乗るシップは拿捕されてしまいピンチですが、何やら海賊はシキを探していたようで……?
どうなる次回!?って感じでした。
次回のタイトルの「スカルフェアリー号」っていうのがこの海賊船の名前なんでしょうか。今回の話でも触れていましたがマザーの元に向かうにはレベッカのオンボロシップでは力不足は否めないし新たなもっといい船を探さなければいけなかったところ。
この海賊が協力してくれるならそれも叶うかもしれませんが、まだ事情がわからない……。
果たして何故シキを探していたのか、捕らえてどうするのかは次回になってみたいことにはなんとも言えませんね。
なんと無く目的のようなものもうっすらと見えて来ましたし怪物がラスボスじゃないんだろうからまだまだ裏がありそう。惑星ノーマ編が終わり、今回の話で段々と構図が見えてきたので動いてきた話がどうなっていってしまうのか楽しみです。
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