春場ねぎ先生の『五等分の花嫁』の週刊少年マガジン43号(9/26発売号)に掲載されている第54話の感想です。
本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
前話”第54話『愚者の戦い』”の感想はこちらから
第55話『最後の試験が三玖の場合』
前回の引きでバレンタインが飛ばされたと思いましたが、父親からの挑戦状の直後まで時間が巻き戻りました。そんな中で三玖の期末試験へと挑む様子が描かれます。この調子だとこれを5人分繰り返すようですね。
試験の結果で『他の姉妹にも負けない』と奮起する三玖でしたが、その理由とは……それを説明するために時間は決意表明の直後まで遡ります。
学校から進路希望調査を受け取り何を書けば良いのかな話をしている姉妹でしたが、そこに風太郎が現れ五月は試験のための勉強に今まで以上にやる気を出します。
さあ始めるかと思ったら鼻血を出してしまう風太郎。実は最近ずっと三玖から市販のチョコレートを食べさせられるらしい。風太郎の好みでも調べているのでしょうか?
チョコレートを欲しがる二乃を断り、独り占めしないでと文句を言う彼女に三玖は意味深な言葉を言い放つ。
バレンタインのことだと気がついた一花は知り合いに料理上手な人がいると助け舟を出します。
そして約束の日に訪れたのは、なんと二乃。ちょっと嫌そうな表情をする三玖でしたがそこに大きな音が……。他の3人の誰かが何かをしているのだと思うので、その誰かの回になったら正体が判明しそうです。
頑張る三玖の様子を見て煽る二乃でしたが、反論の仕方が想像と違ったので少し怯えています。
自分が不器用なのも知っているけど作りたいから教えて欲しいと二乃に頭を下げる三玖に面倒臭いと言いながら二乃はコーチングしてくれました。だけどそんなことを言いつつも調理する三玖の横顔を覗き込むその表情はなんだか優しげです。
そしてバレンタインデーが訪れます。起きてきた三玖でしたが、そんな日に限って風太郎はもう来てしまっている。
トレイの上のチョコレートを探しますが、風太郎がもう食べてしまったと……。
予想外のトラブルでしたが、うまかったと褒められて三玖は喜びます。チョコレートの説明をしようとする三玖へ矢継ぎ早に”1番”だと告げる風太郎。思わぬ告白にドキッとしてしまいますが、実は先日行った模擬試験の結果のことだった。
なんというか真っ白い目というか空虚な感じで見つめている……いつものと言えばいつもの風太郎なんですけどね。
あくまでも家庭教師という立ち位置で女子としてみてもらえない三玖は一花の帰りを外で待ちながら赤点を回避しつつ、なおかつ姉妹の中で一番になれたら好きと告白すると話し……。
そんな事があったため冒頭の言葉に繋がるようです。
期末試験に励む三玖の成績はというと見事合格。しかし、それもある意味では一段階目という感じなので次回以降で語られるであろう他の姉妹の点数が気になってしまいますね。
犬猿の仲っぽい二乃と三玖のコンビが可愛かった今回の話でした。果たして五人無事に赤点を回避し、転校を免れる事はできるのか他の姉妹の回も楽しみです。
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