ついに明かされた最悪の裏切りにハラハラさせられてしまう〜『ハコヅメ別章アンボックス』最新7話のあらすじと感想をネタバレ付きで紹介します!

本部のエースな中富係長たちの活躍もあって犯人の大山翔が逮捕されて一件落着しそうだった『ハコヅメ別章アンボックス』ですが、それでようやく折り返しなので読んでいてツライ話がまだ続きます。
ツライのは読者だけでなく登場人物たちも同じこと。その中では今まで伏線が貼られてきた最悪の裏切りの詳細が明らかにされます。

物語をどんでん返しさせてしまうような派手な展開ではないのですが、だからこそ「こういうことだったのか」と納得させられてしまう真相は架空のはずの町山署のメンバーが実在しているのではと思わせれれるハコヅメらしいものだったんじゃないかと思っています。

この記事では「ハコヅメ別章アンボックス」第7話の感想&考察をまとめて紹介します。
ネタバレになってしまう部分もあるのでまだ読んでないよという人は、この記事に電子書籍をお得に読める方法がまとめてあるので参考に読んでみてください。

目次

『ハコヅメ別章アンボックス』7話のあらすじに触れつつ感想

凶器のありかは……

大山から源が聞き出した供述をもとに凶器を捜索する警察官たちでしたが、思うような成果は出ていません。

被疑者が逮捕されて興味を失った報道たちは数を減らしているようですが、五十嵐記者だけは自分の信念を果たすために残っていました。
そんな五十嵐もデスクからネット掲示板に小学生の誘拐事件を予告する書き込みがあったせいでそちらに呼び出されてしまいます。

そんな小学生の保護にあたっていたカナに近所の住民からの心ない言葉が浴びせられてしまう。
あんまりと言えばあんまりすぎる状況にさすがのカナも目が死んでしまっています。
防犯の手伝いに町内会の岩元さんも来てくれますが、そんなところにカナの祖母が住む地域の交番から電話がかかってきます。

今回の事件のせいというより岡島災害の嫌がらせがいまだに続いていると考えた方が自然な気がします。
隣で事情を聞いていた岩元会長が心配しながら、カナの祖母の旧姓を口走る。
カナの曽祖母が助けに来た閣下を巻き添えにしてしまった張本人だと知っていたようです。

岩元は高校生時代のカナが家に帰らなくなったことをお婆さんから聞いて赤の他人として声をかけたという。

今でも息子の死に折り合いがつかないという岩元の願いはカナに幸せであってほしいということ。
その言葉を聞いて何やら言いかけたカナを遮って地域住民が助けを求めてきます。
駐車場の前に空のペットボトルと弁当の食べ残しが転がっていたことを不気味に思っていた住民でしたが、なんの事案も起きていないため警察として対応することはできません。

無情にカナに住民は続けていきます。

 

そして最悪の裏切りが発生する

思い詰めてしまったカナは署に戻ってテーブルの上に貴重品を並べながら、どこから間違ってしまっていたのかカナは深刻に悩んでいく。

生まれて来なけりゃよかったと自分のこめかみに拳銃を突き付けますが、自殺しようとしたところに丁度訪れた山田が必死に阻止します。

カナは自殺を阻止した山田に謝ることしかできませんでした。

翌日、自室で目を覚ましたカナに山田は心配そうに声をかけて……。

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ハコヅメ別章アンボックス7話の感想まとめ

事件に責任を感じて思い詰めていくあまりにカナが普通の「ハコヅメ」に戻ってこれなくなりそうなことをしてしまいそうでした。
最悪の事態だけは避けられたことで阻止してくれた山田にはグッジョブと言いたいです。

地域住民の誹謗中傷が同じ人間を相手にしていると思ってもいなさそうでキツい。
自分の子供を守りたい一心なのは分かるけど、周囲の異変に過剰反応してしまう住民など追い詰められてしまうには十分すぎる要素が満載で辛い話が続きます。

しかし吊橋効果の一種なのか、異常に懐っこくなったカナと身を案じる気配り抜群の山田というラストページだけは「ハコヅメ」らしいユーモアが溢れている気がしました。

事件の捜査はまだまだ続くものの最悪の裏切りは避けられて平穏無事に戻ってきた雰囲気なのですが、やっぱり川合校長になるまで年月を経ても気持ちの整理がつけられていないほどの事件なのが安心するのはまだ早いと言っているようで怖いです。

五十嵐記者も追うことになってしまった警察を馬鹿にして子供を誘拐を予告する書き込みがデマなら良いのですが、そうではないとしたら残り話数で消化しきれない恐れもあるので無いと信じたいものの恐ろしい展開が待っていると感じます。

頼むからこれ以上に状況が悪くならないで欲しいのですが安心して良いのでしょうか。

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