みんなで叶える物語〜『ラブライブ!』のススメ

こんばんは、懐かしのアニメの中から特に気になったタイトルをピックアップし、ミリしらでも作品の魅力や見どころを分かりやすくまとめてみようかと思います。

今回取り上げるのは『ラブライブ!』の無印シリーズ!
アニメだけでなく声優ユニット「μ’s」としても熱狂を巻き起こした作品です。何故そのような事になったのか気になった点ごとに見ていきましょう。

 

目次

「ラブライブ!」の魅力とは!?

現実にアニメが飛び出て来たような2.5次元ライブ

今でこそ現実とアニメーションや漫画、ゲームなどの境界線を兼ねるような『2.5次元』という代名詞を用いる事も少なくないですが、『ラブライブ!』無印シリーズの放送当時はまだまだ珍しかった気がします。

ライブパフォーマンスは簡単な身振り手振りだけではなくフォーメーションを組んでのダンス、それもアニメーションPVと寸分違わぬ精度で繰り広げられるのだから見事という他ありません。

いかに二次元と三次元の融合を果たした声優グループとしての活動が凄かったかといえば、ある種の到達点である日本武道館や埼玉スーパーアリーナでの単独公演だけでなく、ファイナルライブでは声優グループとして初の東京ドームでのコンサートを成立させてしまう。そして年末の紅白歌合戦へ紅組の一員として出場するという偉業が証明しています。

世界観をより身近に感じる『聖地巡礼』

アニメーションにそのまま登場したり、参考モデルになった地域や場所を実際に訪れてアニメの中に入り込んでしまったような気分にもなれる『聖地巡礼』
話題になり始めたのは『らき☆すた』の鷺宮神社や涼宮ハルヒに登場する兵庫県西宮市周辺などですが、地元巻き込み型としては「ラブライブ!」と神田明神や「ガールズ&パンツァー」と大洗市の結びつきが印象深いです。

『シュタインズゲート』もそうですが『ラブライブ!』は2000年代〜2010年代前半頃は特に「オタクの聖地」と呼ばれるほどサブカルチャーと結びつきが強かった秋葉原(を含む神田周辺)という立地上成立しやすかったんじゃないかと思います。
それ以外でもコラボが多いですし、ぶっちゃけ神田明神さんのフットワークはびっくりしてしまうほど軽いです。

次回作となった『ラブライブ!サンシャイン‼︎」でも沼津を舞台にして地元も一体になって成功していますし、訪れやすい聖地の影響というのは軽視できないんじゃないでしょうか。

エモーショナルな楽曲が魅力的

「ラブライブ!」の大きな魅力の一つがテレビシリーズの挿入歌やアプリとのコラボ曲など定期的に供給される音楽コンテンツです。耳残りの良いメロディもですが、「ラブライブ!」や「ラブライブ!サンシャイン!!」で全楽曲の作詞を担当している畑亜貴さんも一大ブームの立役者の1人といっても過言ではありません。

「届けて切なさには名前をつけようかsnow halation」といったしっとりとしながら独特のセンスを感じる歌詞やら「諦めちゃダメなんだ、その日は絶対来る」「だって可能性感じたんだ、そうだススメ!」などといった希望に満ち溢れた歌詞など畑亜貴さんの作詞なくしては語れません。
特に後者の応援歌のような詞に励まされ、聞くと元気が湧いてくるといった人も多いはず。

アイドルというよりもスポ根もののようなストーリー

確かにライブのパフォーマンスは凄かったのですがラブライブ!に大きく火がついたのは、やはりテレビシリーズの放送開始からだといえます。

アニメーションにより生き生きと動くキャラクターたちや要所に挟み込まれるライブパートはもちろんですが、注目するべきは花田十輝先生の描く脚本でしょう。

大まかにいってしまえば「廃校になる事が決まった女子校を舞台に決定をひっくり返すためにアイドル活動を始めて全国大会を目指す話」です。

グループのメンバー集めから始まり、一致団結して目標へと日夜トレーニングを繰り返していく少女たち。その前に立ちはだかる強力なライバルと挫折。廃校の危機に対して諦めずに立ち向かう主人公たちといったエッセンスは90年代の週刊少年ジャンプのキャッチフレーズとして有名な「友情・努力・勝利」が色濃く混ざっています。どちらかといえばアイドルものというよりも一種のスポ根ものに近い印象なんじゃないでしょうか。

最も第1期の終盤に突然やって来たシリアスとキャラクターの揺らぎには賛否両論あったりして、脚本が全てにおいて褒められるだけではないのも事実だったりしてしまうのですが……。

まとめ

「ラブライブ!」が大ヒットした理由としてTVアニメでは「聖地巡礼」のし易さや「スポ根もの」ストーリーが受けたこと。プロジェクト全体としては楽曲や観客も一体となったライブパフォーマンスが絶賛されている一因なのではないかと思います。

9人のキャラクターたちが多すぎず少なすぎずだった事もあるのかも知れません。しかし身も蓋もないですが、このページでまとめて来た内容はあくまでも個人的な意見の一つにしかすぎません。百聞は一見にしかずという言葉もありますし、本当に一番分かりやすいのは自分自身がどう思うか……。このページをここまで読んできて少しでも気になったポイントがあったら今度は改めて自分の目で確かめてみるのが一番なのではないでしょうか。

 

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