マッチングアプリを通じて知り合った誰かの無垢な狂気が忍び寄る!〜「ツバサちゃん、君は〜マッチングした女は殺人鬼」感想

こんにちは、かなめです。
今回は身近に潜む狂気を描いた福岡怜旺奈のサスペンス漫画「ツバサちゃん、君は〜マッチングした女は殺人鬼」を紹介します。

最近流行のマッチングアプリでツバサちゃんと名乗る謎の美少女と知り合った主人公の壮介でしたが、そのツバサちゃんがトンデモない女の子で……壮介が追い詰められていくと共にその正体に迫っていく漫画です。

本作はマガジンポケットで連載されており、毎週月曜日に最新話が更新されています。

ツバサちゃん,君は マッチングした女は殺人鬼(1) ツバサちゃん、君は マッチングした女は殺人鬼 (マガジンポケットコミックス)

目次

「ツバサちゃん、君は〜マッチングした女は殺人鬼」のあらすじ

冴えない大学生・壮介の唯⼀の癒しは、マッチングアプリで知り合った⼥性「ツバサちゃん」とのメッセージのやりとりだった。可愛くて、優しい。彼女と話していると、良いことばかりが起きる。彼女は⼀体、何者なんだろう?そんな中、何気なく送った⼀通のメッセージを契機に、壮介の地獄の⽇々が幕を開ける。運命の彼⼥「ツバサちゃん」が、僕の全てを壊していく。予測不能サスペンス!

「ツバサちゃん、君は〜マッチングした女は殺人鬼」の見どころと魅力

主人公に心酔するツバサちゃんのヤンデレっぷり

主人公の壮介がマッチングアプリで出会ったツバサちゃんと名乗る謎の女子。どうやら本人曰く彼と同じ大学の1年生との事ですが果たしてどこまでが真実なのか分かりません。
顔写真は見たことがあるのですが、目線を隠してあってハッキリと判別はできません。

困ったことをツバサちゃんに相談すると必ず上手くいくと感じていた壮介は同じ大学の嫌な奴について話してみるのですが、その結果として恐ろしい事になってしまいます。
自分と壮介の関係を邪魔するものは皆殺しにしかねないツバサちゃんの偏愛っぷりが本当にヤバい。マッチングアプリで話していただけで自分の中の気持ちがそこまで高まってしまうのも違和感がある気がするのでもしかしかしたら過去に何かあるのかもしれませんね。

誰にでも身近に起こり得るシチュエーションの怖さ

スマートフォンが身近になったおかげで多くの人がFacebookやTwitter、LINEなどといったソーシャルメディアを多くの人が体験しているでしょう。
ツバサちゃんほどの爆弾は中々いないかと思いますが、似た様なことが決して自分の身に起こり得ないとは言い切れない設定の妙がある気がします。

ツバサちゃんの正体は一体誰?

壮介の身に迫る恐怖でありながら本名や素性が不明なツバサちゃんの正体は物語の大きな謎の一つでしょう。もしかしたら既に登場している人物の誰かかもしれませんし、未登場の誰かかもしれません。
手がかりとしてアプリ上で壮介が受け取った写真はありますが、髪の色や長さはウィッグやカツラなどで調整できますし、そもそもが別人なんて可能性すらなくはありません。

少なくても壮介が平穏な日々を取り返すためにはその正体に辿り着くことは絶対条件の一つでしょう。しかし翌日出されるはずの小テストの範囲を知っていたりして優れたハッキング技術を持っている可能性もありますし一筋縄で正体までたどり着かせてくれないでしょう

「ツバサちゃん、君は〜マッチングした女は殺人鬼」の感想まとめ

ソーシャルメディア時代に顔の見えない相手の潜在的な恐怖を描いた物語です。
ツバサちゃんがストーカー的に監視していたり、壮介のためだと思ったら何をしでかすか分からないのに対してこちらからは対応のしようが少ないのがネックになってきます。警察の協力を得た方が早い様な気もしますが、最初の事件が気にかかって尻込みしてしまっている感じでしょうか。

予測不能な正体不明の相手に対してハラハラドキドキしたい、作中に散りばめられた手がかりから正体を考察するのが好きなどといった人におすすめのできる作品になっています。

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