【ネタバレ】ロンドンで妹を救うために魔女を狩る 『ルビー・オンザ・ケーキ ー人喰い魔女の晩餐会ー』ルビーがかわいすぎる

明るく楽しく魔女狩りに挑む復讐劇

 今回は「月刊ビッグガンガン」で連載中の作品『ルビー・オンザ・ケーキ ー人喰い魔女の晩餐会ー』(著:森永ミキ)を紹介します。本作はロンドンの街を舞台に人間を襲う化け物「魔女」と秘密組織「RED」に所属する天才捜査官「ルビー・ブラッドの戦いを描いています。

(C)Miki Morinaga

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エグさとかわいさの激しい落差が魅力

 第1話で父親と妹のアメジストに囲まれて幸せいっぱいのルビーを描いたと思ったら、容赦なく叩き落される落差が絶妙すぎます。他には明るくポップな絵柄で話が進んでいきながら、ふいに現れる魔女の犠牲者たちでできたオーナメントのえげつなさなど良い意味でギャップが激しい作品です。

 普段は明るくバディものとして相棒のローズ捜査官やダニエル課長とコメディを繰り広げながら、魔女サイドでダークな一面をのぞかせるのが魅力的です。

女の子たちのデザインがかわいすぎる

 そういう意味で一番魅力的なのは魔女と戦うルビーの格好良さと、日常を過ごしているときの愛くるしさを両立させていることでしょうか。戦闘時はきりっとしているのですが、普段は表情がコロコロかわるので喜怒哀楽の激しさが際立ちます。

 個人的に1巻でルビーが一番格好良いと思ったシーンは、復帰するための射撃テストに挑んでターゲットを満点で打ち抜く場面でしょうか。テスト挑む直前のギリギリまで顔を見せないアングルで、いざターゲットを打ち抜く時の本気度を感じさせるキリっとした表情がたまりません。

 仕事をしているときのルビーは「できる女」っぽさが漂っていながら、普段の仕草からは年相応な一面も感じます。またルビー自身も魅力的で、まるで「不思議の国のアリス」に登場するアリスのような幼さがある顔立ちなのに、出るところは出て引き締まった体格が素晴らしいです。腕を伸ばしているときや先述の射撃シーンなど、思わずロリ巨乳万歳って言いたくなります。

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謎めいた魔女たちの存在

 本作で敵となる魔女たちとの関係性も物語のなかで気になるポイントです。葉巻の魔女や配下たちが完全にルビーを標的にしているあたり、何やら過去の因縁を匂わせています。

 ルビーの父親「ジョージ」も、REDの技術部に所属していたが、技術部だったため「葉巻の魔女については名前しか聞いていない」と語っています。しかし、事件の裏に葉巻の魔女が関わっていると聞いた瞬間にショックを受けていたので、何か隠している事情がありそうです。母親も早くに亡くしているようなので、その際に魔女とのいざこざがあったのでしょうか。

魔女との対決から目が離せない

 以上がルビーとローズの相棒(バディ)捜査官と猟奇的な魔女たちの対決を描いた『ルビー・オンザ・ケーキ ー人喰い魔女の晩餐会ー』第1巻の紹介でした。相手が得体のしれない力を持った超常的な存在なだけに、いつ誰の身に不幸が降りかかるのか予測できずハラハラしてしまいます。それだけにルビーとローズの協力で強敵を打ち倒したときの爽快感も気持ちよく感じます。

 おそらくは少しずつルビーと魔女たちの因縁が明かされていくことでしょう。真相が究明される瞬間を末永く見届けたくなってくる作品です。

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