身近なSNS中傷について訴える/モーニング14号『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』191話ネタバレ感想

ハコヅメ感想

こんにちは、漫画ブロガーのかなめ(@kanalog_kousin)です。

この記事は2021年3月3日(木)発売の『週刊モーニング』14号にて掲載されている『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』191話の感想です。

できるだけ本編の詳細なネタバレは避けるように書いていきますが、人によってはネタバレだと感じてしまう部分も発生してしまう可能性もあるため本誌を読んでからのチェックをおすすめします。

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目次

■SNSの誹謗中傷について

今回はSNSの誹謗中傷についての話題でしたね。2020年5月に「テラスハウス」(フジテレビ系)に出演していた木村花さんが自殺してしまった件など、2年近く経った今でも印象強く残っている人も多いのではないでしょうか。

TwitterやLINEでのやり取りやYouTubeのコメントなど、当たり前のようにインターネットが生活に根付いている。誰が、いつ、どこで加害者になったり被害者になったりしてしまうか分からないようなネット社会においては常に心の奥底に意識しておかなければいけない話だと思います。

よく言われるような「ネットを見なければいい」という理屈が解決策にはならないという話は意外ですが納得しました。悪口を聞き流すつもりで我慢しろ、と言われても確かに難しそうです。

■まさかの展開に驚き

最後のオチの部分にも「いや、結婚の話もだけど、展開が早すぎるでしょ」って驚きましたが、前半の話と後半の話で意味合いが正反対になってくるのに衝撃を受けました。

数人しかいない同じ部屋で、数分の出来事なはずなのに…泰先生の見事すぎる叙述トリックにまんまとしてやられました。個人的な感情や事情も強く、これは警察には手に負えないわなと納得させられます。

果たして誰がいけなかったのか……に関しては、単純にネットいじめをしたほうが悪いという話でもなさそうですね。

それにしても編集者のくだりは誰の体験談なのでしょうか。

■今回の感想まとめ

単純に警察コメディとして読んでも面白いのですが、警察と生活が密着しているのもあって「絶対に読んで!」って言いたくなるような教訓的な話が展開されるのも『ハコヅメ』の魅力だと思っています。

今回の話もそうですし、他には序盤の第27話「トラウマ」なんかも同じような教訓的な話ですね。

まさに「トラウマ」で心を抉られるような一面もありますが、ほんの少しだけ気を引き締めるだけで、一生残るような心の傷を負わなくて済むのならば知っておくべき話だったりします。

第27話「トラウマ」は『ハコヅメ』コミックス4巻に収録されています。気になった人はチェックしてみてください。

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受け取りかたは人それぞれですが、今回も決して忘れてはいけない話なんじゃないかなと個人的には思っています。

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