300年生きた魔女が人間の赤ん坊を拾って16年経った結果、逆に見えるようになってしまった親子たちが繰り広げるファンタジー日常マンガ『でこぼこ魔女の親子事情』を紹介します。
良い意味でバカバカしいというか堅苦しくならずに読める雰囲気のマンガで物事の合間に楽しむのにオススメです。
「でこぼこ魔女の親子事情」の基本データ
「でこぼこ魔女の親子事情」のあらすじ
ひとり森で暮らす魔女のアリッサは、ある日人間の赤子を拾う。戸惑いつつも、ビオラと名付け、赤子を育てることにしたアリッサ。そして16年後、ビオラは、アリッサのことが大好きなマザコンモンスターになったばかりか、想像を遥かに超える成長を見せ……って、成長しすぎー!! 見た目が逆転した親子のほのぼのコメディ、ついに登場!!
「でこぼこ魔女の親子事情」の見どころと魅力
師弟で親子なあべこべコンビが魅力的
ある日、長命な種族である魔女のアリッサが森の中で拾った人間の女の子を育てる事にしました。そして16年の歳月が流れアリッサは身長も胸の大きさもビオラに追い越されてしまい本当の魔女なアリッサよりも魔女らしいと言われてしまうほどに……。
そんなビオラはアリッサ大好きのマザコンで危害を加えるものは容赦しないどころか、ちょっと色目を使おうとしただけでもお尻からピーナッツが止まらなくなる呪いをかけてしまおうとするほど。
対してアリッサもビオラからフェニックスを召喚するための鉱石をねだられて買ってしまったり、洋服も食べ物も優先的に買い与えてしまうほど親バカだったりします。
そんな二人の師弟であり親子でもある関係には、ついクスッと笑ってしまいます。
脇役キャラクターも負けず劣らず面白い
ビオラのマザコンっぷりについては前述しましたが、その最たる被害者だったりするのがエルフの商人・フェンネル。密かにアリッサに想いを寄せており初対面から「お父さんと思ってくれて良い」などと言い放ったせいで目の敵にされてしまっています。
精神的な攻撃だけでなく物理的な攻撃も辞さないので物凄い嫌われっぷり……。
ビオラに嫌われていてもアリッサに好かれていればまだ救いはあるのですが、肝心のアリッサからも弟みたいな存在と思われており脈はなさそうと不便にも程があります。
他にも魔力もない普通の人間なのに赤ん坊の頃から家の壁を破壊してしまうパワフル肝っ玉おっかさん・リラやルーナとギリコという友人の魔女達、イカツイ名前の割になんだか気の抜けた外見をしているフェニックスなど個性的な脇役が勢ぞろいしています。
フェニックスとか威厳のありそうな名前なんですが、この気の抜けた外見の生き物とは……(笑)
意味ありげな闇の伏線も気になる⁉︎
ビオラが風邪をひいてしまった際に悪夢に苛まれてしまいます。赤子のビオラに「あの人の事を忘れて、あたしの事だけ恨んでいてね」と呟くフードの人物の正体は謎につつまれています。
恐らくビオラの出生に関わる誰かなんでしょうけどどの様な関係なのでしょうか。仮にビオラのことを捨てた本人だとして発言の意図や捨てた理由はなんなのか。
全体的にコメディで心温まるハートフルな作品なのですが、それだけに謎の人物に関わる問題は際立っています。
「でこぼこ魔女の親子事情」の感想まとめ
見た目と中身があべこべな感じの親子であり師弟でもある魔女たちのドタバタコメディはちょっとしたリラックスに最適です。心温まる物語だったり余りにも理不尽すぎるギャグ要素に大爆笑間違いなしでしょう。
そんな反面で気になるシリアス要素も含まれていたり飽きることのない漫画でオススメです。
コミックメテオのサイトで試し読みも出来ますし、でこぼこな魔女達の日常を是非ともチェックしてみてはどうでしょうか。
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