立てこもり事件発生 源に突きつけられた選択とは/モーニング45号『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』173話ネタバレ感想

2021年10月7日(木)発売の『週刊モーニング』45号にて掲載されている『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』173話の感想です。前回のラストで如月部長に知らされた「町山署管内で立てこもり事件発生」そして「対処に当たった警察官が1名重体」の報。

かなりの緊急事態ですが、今回は少しだけ時間が戻って「どうして事件に至ったのか」の経緯について描かれています。重傷者は負傷してしまったあの人なのか、それとも……と緊迫感のある展開になっています。

目次

やってきてしまった男→緊急事態発生

切羽詰まった塩谷は虎松の家に彼が残したデータを取りに来てました。それを怪しく感じて通報した菜摘ちゃん。虎松の逮捕の際には警察を嫌悪していたように見えたのですが、いざとなった時に警察を頼るように説得と信頼関係を築いていた川合が偉いですね。

連絡を受けた藤部長は前回の誰かが重体になってしまうというフリもあって1人で現場に向かってしまうのかとヒヤヒヤしましたが、ちゃんと交番組で合流するようで安心しました。

それにしても虎松の奥さんが例の不動明王の女性なのは驚きましたが、塩谷のデリカシーのなさが酷い。こういう「子供なんて」と大人がたかをくくってるときに限って、子供はしっかりと聞いているものです。

塩谷が今の仲間のために頑張ろうとしているのだけは良かったですが、後はこの人は落ちるべくして落ちたんだろうなと思ってしまうぐらい。塩谷の株価がストップ安すぎて取引停止措置が出されそうです。

塩谷のクズ発言でもしかしたら本当は自分が虎松の子供じゃないと知ってしまった菜摘ちゃんが心配ですが、母親がしっかりフォローしていたのもあってか「虎松はしっかり仕込んでる」と舌を打つほど強かに対応してて良かったです。真実がどうであれ、これまでも今までのように一緒に手を取り合って暮らしていけることでしょう。

塩谷を家から出そうとしますが、伊賀崎交番所長が塩谷の抵抗にあい負傷。結構エグい殴られかたをしているので、前回触れられていた1名の重体がハコ長でもおかしくないかなという印象です。庇った時にとっさにハコ長が菜摘ちゃんを呼び捨てにしているのは気になりますね。その本心が明かされる時が楽しみです。

藤も立ち向かおうとしますが、菜摘ちゃんを人質に取られてしまい源が塩谷を説得しようとすることに。塩谷は菜摘ちゃんとの人質交換に藤か川合を要求しています。

誰に託すのか源に選択が迫られますがどんな答えを出すのでしょうか。個人的には源と藤が見事な連携プレーを見せるところが見てみたいです。

今回の感想まとめ

塩谷は出向いてきてくれた上に、逮捕される理由もあるのでここで終わりそう。ツチヤチュウジと塩谷の符合で確信に近づきながらも、そんなハズはないと信じたかった東山係長と蛇島係長が報われませんね……。

正直に言ってしまうと仮に塩谷が間に合って海外に逃亡できても良い運命は待っていないんじゃないかなという印象です。そんな塩谷が立てこもり事件の犯人に、伊賀崎ハコ長は菜摘ちゃんを庇って負傷。

源には藤と川合のどっちかを選べという二択が突きつけられましたが、源と藤の関係がこじれてるのがどう関係してくるか油断できません。相手の性格によってはどっちを選んでも更に険悪になってしまいそうな気もします。

先週の話で山田に明かしていた藤が不機嫌な理由から考えると、信頼して藤に任せたほうが正解な気もするんですが……。

はたして源はどう決断するのか、重体になってしまうのは一体誰なのか。立てこもりの塩谷を無事に確保できるのか、など明らかになるであろう来週の話が気になって仕方ありません。

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