ジャンプSQ(スクエア)2019年3月号(2/4発売)のワールドトリガーの感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。
前回のお話はこちらから
感想
追う玉狛、追われる東隊
残されたチームが三雲隊(玉狛第2)と東隊にまで絞られて、いよいよ決戦という状況からスタート。メテオラで大穴を開けた側は千佳が睨みつつ反対側ではヒュースが追い込んでいき遊真がそれを狙う作戦で東隊に圧をかけるのですが、東隊側に疑惑は生まれたものの人は打てないままなのでいざとなったら鉛玉で……だったんでしょうか。
そんな中で、東隊の下した決断は撤退。東や慎重派な奥寺が撤退を選ぶのはわかるのですが、小荒井まで撤退派で満場一致になるのは驚きました。
どうやらアフトクラトルの大規模襲撃時にカッとなってやってしまったことを反省しての決断みたいですね。きちんと冷静に状況を見れるようになったことは成長ですね。
主人公チームだけでなく他の隊員たちもきっちりと成長していくのが良いところだと思います。
撤退へ……東の秘策は!?
撤退するために残されたビーコンの中からいくつかの操作権限をもらい玉狛の挑発へと動く東。苦し紛れのハッタリのようにも思えるのだが玉狛からすれば相手が相手なので奇策があってもおかしくない。
意図を探ろうと迷う修でしたが、ヒュースはまやかしだとキッパリ言い放ちます。
東の揺さぶりに修は迷った末に千佳のフォローを指示します。それに対してヒュースは東が修の性格を利用して誘導しようとしているだけだとバッサリ。
結局、遊真が千佳のフォローを申し出て戦力を分断してしまう形に……。
修は迅の戦前の言葉が引っかかって逆に惑わされてしまっている気もします。
どうやらヒュースは影浦を取り逃がしてしまったことと修が落ちることになってしまったユズルの攻撃を見抜けなかったことに責任を感じている様子。
どちらもヒュースだけの責任でもない気がしますが、遊真のいうとおり真面目だからということなんでしょうね。
責任を果たそうと単独で東隊を追うヒュースが小荒井を追い詰めるが、東の方が一歩上手で逆にヒュースが討ち取られてしまう結果になってしまいました。
遊真も居れば結果は違ったかもしれませんが、逆に小荒井を落としたりしたせいで東の雲隠れを許す事になってしまう可能性もなくはないので難しいところです。
オペレーター室に戻ってきたヒュースの進言により千佳のメテオラでプレッシャーをかけ、東もヒュースによって足を削られてしまったために逃げきれないと東隊は自主ベイルアウト。
試合としては玉狛第2が勝利することとなりました。
玉狛第2の順位はどうなった!?
試合の結果、撃墜点から更に生存点の2点も加えた玉狛第2がポイント上は並ぶことになりました。しかし、ルール上ではこの節開始時に上位に居たチームの方が上として集計されるために総合2位の座はまだまだ影浦隊のまま。
影浦に逃げ切られてしまったり、ユズルに修が落とされてしまったのが地味に効いている感じです。
あとは総評の時間、鈴鳴第一は結果を出すことができなかったとはいえなんとなく今後が面白そうな評価。玉狛はヒュースの評価はやはり悪くなさそうといった感じにそれぞれのチームに関して実況席で解説を加えていきます。
東の身代わり攻撃が騙されやすそうでエグい、流石の策士っぷりといった感じです。
こうやって後から補足されることによって今までの細かい出来事にも意味が出てくるの本当に面白い。
しかし東隊のアタッカー二人は東の方針で副トリガー封印してたのか……。まだまだパワーアップの余地残しているあたり今後の活躍に期待が持てそうです。
因みにヒュースが変化弾なのに通常弾であるかのように伏せた理由は最終ラウンドを見越してのことだったとか。
先々を見越してしっかりと考えているヒュースに修からの評価がだだ上がりです。
そして次の相手になるかもしれない二宮も試合を観戦していました。VIPルームで一緒に見ていた出水の玉狛評も悪くないですし、ヒュースが加わった強みは大きそうです。
泣いても笑っても遠征に行けるかどうかの選抜条件である総合2位が決まってしまう最終ラウンドまで後4日なのだとか。今まで通り幕間を挟んでからブリーフィング、最終決戦だと年内に終わるかどうかといったところでしょうか?
毎月になってしまったとはいえ、きちんと読めるだけありがたいのですが……。
次回辺りに明らかになるであろう対戦相手も含めてどうなっていくか楽しみです。
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