伏黒の手によって五条が倒されてしまうばかりか、そのまま理子まで殺されてしまいました。このまま任務は失敗で終わってしまうのかとも思ったところで残された夏油は伏黒へと立ち向かうのですが……!?
緊迫した状況が気になる今回の感想をもう少し詳しく見ていきましょう。
呪術廻戦 第73話「懐玉−玖−」
伏黒が知られずに結界内に侵入できた理由が明らかに!?
伏黒の口から高専や最深部の結界に入り込みながらもバレなかった理由ネタばらしされます。
ワザワザ説明してくれるのが丁寧な感じですが、普通の術式と同じく天与呪縛もまた術式開示によって強化されるという設定になっているようです。読者の疑問に答えつつ敵が自分の能力を説明してくれるのにキチンと根拠がある術式開示は本当に上手い設定ですね。
呪力を感知しているためゼロの伏黒自体は空気と同じく。呪力を持っている呪具は格納できる呪霊の中に隠して必要のない時は食べてしまう事で肉体でコーティングしているようです。後はその足跡や臭いを追っていけば行き先が分かるのだとか。
隠すべき場所に護衛を置いてしまってはそのせいでバレてしまうために重要拠点の守りがザルであると伏黒の口から話されていて高専襲撃から宿儺の指や九相図が奪われてしまった事件の補足にもなっています。
あの時、夏油が指示した作戦には伏黒の一件が裏付けにあったのかもしれません。
夏油VS伏黒の戦いの行方は!?
黒井もまた毒牙にかかってしまっている事を確認し、伏黒を倒す決意を新たにする夏油。
黒井とはわずか数日だけのちょっとした付き合いですが、夏油にとってはそれもまた許せないぐらいには大切だったんですね。
手持ちの呪霊を駆使して戦いを繰り広げますが、最も硬いはずの虹龍は切り裂かれ切り裂きの仮想怨霊も難なく切り抜けられてしまいます。
しかしそれは囮!近接間合いへと詰めた夏油は武器庫の呪霊を押さえようと企みます。その作戦が上手くいくかと思われたのですが、謎の障壁に弾かれてしまい失敗、間合いに入り込んだせいで返り討ちにあってしまいます。
武器を格納する呪霊は高専で夏油が使役しているためにその手に落ちるのは確かなのですが今ではなかったようです。
まさかの全滅、そのまま任務失敗してしまうのか!?
呪霊操術のため殺してしまうとどうなるか分からず伏黒から命は助けられた夏油でしたが、彼が負けてしまった事で護衛チームは全滅!
このまま終わってしまうのかと思いきや五条の指が動きます。現代があるので死ぬわけがないとは思いきや、あれで普通に生きているのも驚きです。
一度破れてしまった五条たちですが、再び立ち向かって逆転の目はあるのか!?
まとめ
圧倒的な強さを見せる伏黒、夏油も搦め手を使いますが一歩上をいく辺りいくら能力が強くても一介の高校生と術者殺しと呼ばれるようなベテランの間には差があったという事でしょうか。
天賦の才に見込まれたはずの五条たちが何の能力も持たない伏黒に負けてしまった事は今でも彼らに忘れられていないでしょう。
その際に伏黒が猿を自称したので闇落ちした?夏油が非術者を猿呼ばわりしているのもあるのではないでしょうか。
完膚なきまでに叩き潰されてしまった五条たち護衛チームですが、このまま終わるわけがない!
彼らの反撃はこれからです。
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