くだされた任務、魔の手から少女を守り抜け!〜呪術廻戦 第66話「懐玉–弐–」ネタバレ感想

過去編は続き五条と夏油に重要人物の護衛と抹殺という一見矛盾した任務が下されたところから始まります。その意味するところとは果たして……?

それだけでなく最後には過去編らしい意外な登場人物も現れたりして、土曜発売の次回にどんな影響を与えていくのか楽しみな展開になっています。

以下ネタバレを含む本編の感想のため、読む時は注意してください。

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呪術廻戦 第66話「懐玉−弐−」感想

”護衛”と”抹消”?矛盾する依頼、その理由とは!

五条たちに下された一見矛盾するような任務ですがその理由が学園長の口から語られます。普通に考えると両立しようがなさそうな内容なのでどういうことかと思ったのですが要するに「天元様の星血漿体」である少女を儀式の日まで守り抜けという話のよう。

不死ではあるが老化をする天元様は一定の期間ごとにリセットしないと”高次の存在”に進化してしまうよう。更にはその段階に至ってしまうと最悪の場合には人類の敵になるかもしれない扱いの難しい存在であることが明かされました。

どうなってしまうのか想像してみると映画やアニメ、漫画などの創作物で良くある”地球の環境を守る為に一番不要なのは人間”的な事を考えて暴走したりとかなんでしょうけど……なんというかフラグっぽい!?

デジモンの例えは分かりそうで分からないような……。

”星漿体”の少女の命を狙う相手の正体とは!?

そんな天元様のリセットをする儀式のために必要な”星漿体”の少女の居所が漏れてしまった事がこの依頼の発端なのですが、天元様を暴走させて呪術界を転覆させようとする呪詛師集団「Q」と信仰崇拝するはずの盤星教「時の器の会」の両者がその命を狙っているようです。

なんで崇拝している側が狙うのかと思ったらどうやら星漿体という不純物を混ぜたくないようで……一種の純血主義に似ているのでしょうか。そんな彼らは術者ではないもの達の集まりらしく夏油は特段きにする必要はないと想定しています。
でも案外こういう場合だと実はパッと見どうでも良い方が強力な爆弾を抱えていたりして侮れなかったりするんですよね……。

当時は一人称がまだ「俺」だった五条に夏油がその事を指摘して改めさせようとするも、その提案は突っぱねられてしまいます。現在の五条が「僕」なのを考えるとやっぱり犬猿の仲ながらも信頼し合ってて……かも知れませんが、結局敵対する羽目になってしまうのがなんとも言えません。

でも、もしかしたら五条封印の目的や高専(0巻)で事件を起こした本当の理由が五条のためだったら……という逆張り説を考えてみるのも面白いかも知れません。

アパートへと向かった五条達は早速、星漿体の少女を狙う「Q」と交戦状態になります。何級の術者だか書かれてないので分かりませんが相手しようとする二人からは咬ませ犬っぽさが溢れでています。

別陣営にあのキャラの関係者が接近……確かに似ている!?

そんな様子を眺めているのは盤星教サイドに与する男性と彼から禅院と呼ばれ、今は伏黒だと名乗る呪術師!

面影がありますしやっぱり”伏黒”と名乗る男は恵の父親なんだろうと思います。なんというか悪そうで曲者のような気がしますが……本命の敵はこちらかも知れませんね。星漿体を狙い五条達と戦うことになるとしてその実力はどんなものなんでしょうか。

まとめ

交流戦の最中に夏油に協力する呪霊たちが襲撃してきた時にちらっと名前だけ触れられた謎の存在だった天元様ですが、段々とその正体がわかってきましたね。

現状かなり恩恵に預かっている天元様ですが、一歩扱い方を間違えてしまうととんでもないことになあってしまいそうな諸刃の剣でした。これがフラグにならなければ良いのですが……。

そんな天元様を狙う敵として雑魚っぽい二人組は兎も角、伏黒の父親らしき男性が登場し因縁の深い事になっています。伏黒を残して失踪したとされている父親ですが、後に五条が彼を引き受けている事から実は託されたのか、やっぱり本当にクズなのか経緯が明かされる事になるのかも知れません。

現在の夏油が非術者に敵対するような行動に出ている理由も合わせて過去に解決しなくてはならない伏線も結構多いのでどこまで解決されるか楽しみですね。

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