週刊少年ジャンプ2019年第2号(12/10発売)の呪術廻戦の感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。
前回の第37話「京都姉妹校交流会-団体戦(5)」の感想はこちらから
第36話「京都姉妹校交流会-団体戦(6)」
表紙ページは虎杖とパンダ……。この2人何をやってるんでしょうか、バナナ泥棒!?
パンダの秘密
パンダの回想シーンでその秘密の一端が明かされます。実はパンダの中には学長がお兄ちゃんとお姉ちゃんと呼ぶ魂が一緒に入っているのだとか。
唐突な学長の秘密暴露に敬語で真顔レスポンスするパンダと更にツッコミを入れる学長という流れる会話のテンポが良すぎるのが面白いところ。
バランス型である普段のパンダ核の他に今回使ったお兄ちゃんな魂のゴリラ核と照れ屋なお姉ちゃんがいるようです。お姉ちゃんが果たしてどんな動物なのかは語られていないので、その正体が気になってしまいますね。
パターンだとパワー型のゴリラ核に対応してスピードに優れた動物だったりすると思うのですが、個人的には分断した際に索敵が得意なメンバーとして伏黒とチームを分けていたのでそちらなのではないかと睨んでいます。
実はまさかの動物じゃないパターンまでもあるかもしれません。
そしてゴリラモードを披露したパンダでしたが、ゴリラモードは呪力消費が激しい上にお姉ちゃん核もパンダ核も大ダメージを負っていてゴリラで勝てなければ後がないのだとか。
その猛パワーで攻撃を加えるパンダに対してメカ丸も防御して凌ぎますが、防御を突き抜けてくる攻撃に後一回当たりどころの悪い攻撃を食らったら動けなくなる状態まで追い込まれます。
その名も「激震掌(ドラミングビート)」!
虎杖が逕庭拳の弱点を東堂に伝えられ進歩する展開の後でこういう必殺技を出してくるのはズルイというか上手いですね。
効率的に呪力を流して時間差攻撃を放っていくとこういう形になるんじゃないかなと納得させられてしまいます。
お互い満身創痍の状態から仕掛けたのはメカ丸でした。上手く隠れ蓑を使ってパンダの核を貫いた……と思ったのですが、誘っていたのはパンダの方でした。
呪力操作で核の位置を偽装していたパンダによってメカ丸は危惧していた頭部への打撃を受けてしまいます。
パンダVSロボット人間という異色の戦いはパンダの勝利で幕を下ろしました。
戦いを終えてパンダは……
メカ丸の境遇を聞いてもなおパンダは自分たちは分かり合えると思っていました。
自分もまた最初から他の人と同じではなかったと言いながらも普通の生活を羨ましがっているようなメカ丸とパンダの思いは少し違うようです。
「人間気持ち悪い」じゃんと言いつつも良くわからないものに微妙な反応を示しながらも、そういうところが好きなのだとか。
その味方になろうとして優しい言葉をかけるパンダにメカ丸は同じ学校のメンツのことを思い出し……。
一人前の呪術師である事と女の好みが何故か繋がっている東堂はブレなさすぎです。
貧乏ながらも義理チョコの代わりに充電式の乾電池を差し出す三輪は良い子なのはわかっていたのですが、からかっていたと思わしき後ろで大笑いしている真依が身内に対しては辛辣なんだか同族嫌悪なのだかわからないとして仲間に対しては意外に悪い人間じゃなさそうな気がして内通者探しが謎に思えます。
メカ丸の中の人を案じる言葉をかけて一旦は立ち去るものの戻ってきたパンダによってリタイアの処理をさせられてしまったメカ丸がまずこの競技から脱落しました。
呪術科高校の劣等生
三輪と対峙していた真希ですが、呪力がない割に高専に所属できるだけあって体捌きが凄いようで……めちゃくちゃ強いと驚愕しています。
やはり呪力を扱えないのがネックなのか真依との話や伝え聞く噂はそんなではなかったんですね……。
最後にちらっと描かれただけですが、次回は呪具使いとして真希の本領発揮したところが見れるのでしょうか。
まとめと40話以降の展開予想
今回の話でパンダとメカ丸の戦いが決着。覚醒フラグも込みで丁寧に書かなければいけなかったとはいえ虎杖と東堂が延々と殴り合っていたのを考えるとテンポよく終わりましたね。
このペースで進めばなんとか年内にもう一試合ぐらい終われるのかという感じですね。
しかし、せっかくの団体戦のはずなんですが、それぞれの思惑でタイマン勝負にしかなっていないのは少し残念。
パンダゴリラモードとは……という謎が解明されましたが、お姉ちゃんの正体が本当にきになる……明らかになるのはいつになるんでしょうね。
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