前回や前々回でのネタ振りを受けて今回は風太郎と二乃がバイクで事故してしまったバイト先のケーキ屋店長をお見舞いしに病院へと訪れます。いつもと違う?様子の二乃が暴走しきりで推しはそれだけで満足してしまいそう。
気になる事はありますが二乃のための回という事で間違い無いんじゃないでしょうか。
以下本誌のネタバレを含むため読む時は注意してください。
五等分の花嫁 第93話「ツンデレツン」
店長のお見舞いに向かうも二乃の様子が……!?
店長の入院する病院で二乃と待ち合わせる風太郎でしたが、例の恋愛ガイドで勉強中。前回の五月の言葉を受けて頼らないことに決めたようですが、それでも気になってしまうのが勤勉家の風太郎らしいところでもあります。
そして到着して風太郎に声をかける二乃の様子がどうにもおかしい。
そのカミソリのような切れ味は、まるで最初の頃に戻ってしまったかのよう……というか最初の頃でももうちょっとマシだったのではと思わせるぐらい当たりが強くなっています。驚きの豹変っぷりに今度は誰かが二乃に扮して替わりにお見舞いへと訪れたのかとも思いましたがそんな事はなく。
何故そんな態度になったかと思えば、どうやら風太郎の読んでいた恋愛ガイドにもかいてあった「押してダメなら引いてみろ」作戦だったようです。
なんとなく二乃は恋愛に関しても玄人のイメージがあったのですが、そうやって部屋で風太郎をどうやって振り向かせようか恋愛ガイドを読みふけっている様を想像するとなんだか可愛らしいですね。
風太郎も本を熟読しているため薄っすらと気がついてはいたようなのですが、素の状態に戻ってしまいそうだった二乃の発した渾身の「触んないでよ」は相当ショックだったみたいですね。
かなりキツい態度だったのを二乃も自覚していたようで自販機にジュースをを買いに行くと部屋を離れた彼女は思わず恥ずかしさから赤面してしまいます。
可愛すぎるんですが、二乃!
二乃の態度がそういう作戦だったという事はつまり今回の毒の強い発言の数々は本心からのものではなかったという事。出会い頭に「汗臭い」と真っ白い目を向ける二乃でしたがもちろんそうは思っていないはず。
内心は天邪鬼に「やだ風太郎、良い匂い……惚れちゃうじゃない」とかだったりするんでしょうか。風太郎があまり香水とかに気を使いそうでもないのでそんな事はない?
すれ違う父と娘と……
どうやら店長が入院していたのは何時ものマルオが院長を務める病院だったようで二乃は父親とデア会うことになります。
ボロアパートから引き払わざるをえなくなったために元の高級マンションに帰ってきた五つ子たちでしたが、多忙を極めるマルオは中々家には帰れていないようです。
家族愛の強い二乃としては部屋の心配よりもマルオと共に暮らす時間を欲しがっているような気もするのですが、その気持ちはどうにも伝わらないようです。
誤解も晴れて風太郎と二乃が良い感じに!?
マルオと入れ替えに二乃に突然声をかけてドキッとさせてしまう風太郎。それには二乃も思わず何時ものフー君呼びに戻ってしまいそうになります。
そんな二乃に風太郎は母親の墓前にと花を手渡して「いない方が良いだろ」と告げます。風太郎としては身内ではない自分は墓参りには行かない方が良いという意味で言ったはずの言葉ですが、母親のことだったり一花のフラグだったりという出来事に何やら思いがあった二乃にはそう聞こえなかったようでその手を取って懇願します。
そんな二乃の言葉が告白めいているのですが風太郎は気がついていません。そんな態度を見て二乃は作戦だった事を白状し、風太郎も内心何か嫌われるような事をしてしまったのではないかとビビっていた事を告白すると二乃は大喜び。
あかん、今回の二乃がいつにも増して可愛すぎる!?
その後に口元だけの「全く……」、二乃の心中である「チョロいのは私の方だわ」、モノローグの「やっぱり私の方から追いかけるしかないじゃない」と続くのですが最近の展開を見ていると一見繋がっているように見えるこの3コマが実は別人のものではないかという疑惑を抱いてしまいます。
そのパターンだとすると誰のセリフなのか気になるところですが、四葉と三玖は追いかけるよりも気がついてもらいたい方だと思うので映画村で諦めたかのように見える一花が濃厚じゃないでしょうか?
一花の衝撃の発言で締め、次回はどうなる!?
翌日、5人で母親の墓参りへと訪れた姉妹たち。どうやら先客がいたようで自分たちの持ってきた花と風太郎の花に加えて誰かが既に花を捧げていたよう。
普通に考えたらマルオにも思えるのですが、家族旅行でマルオと呼ばれその姿を避けていた事を考えると風太郎の父親である勇也とマルオの間に因縁がありそうで実は……という事もあるんじゃないでしょうか。
一花のフラグについてうっかり立ち聞きしてしまった五月から聞いたようで、冒頭から4人で話し合っていたりするのですが墓参りのタイミングで二乃が一花へズバッと直球で質問を叩きつけます。5人だけの場とはいえこういう事をストレートに言えるのは彼女しかいないでしょう。
一花本人もそんな話は寝耳に水だったらしく家を出るという事はなさそう……と思いきや、学校を辞めてしまう!?
元より一花は女優業に専念するために休学を考えたりしてはいたので不思議でもないのですが……。波紋が広がる中で次回へと続きます。
まとめ
二乃による二乃のための二乃の回だったと言っても過言ではないかと思うのですが、一花のフラグがどうにも気になってしまいますね。
一花のように夢のために高校を辞めようとする話も聞かないことはないのですが、最悪の場合になったとしても潰しが効くので最低でも高校、出来れば大学は出ておいた方が良いと先達はアドバイスしたりしますよね。
実は作戦だということもあり得るわけですが一花の真意は果たしてどこにあるんでしょうか。次回はその回答編へと繋がっていきそうですね。
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