『吉野家』牛丼の価格は20年でどうなった? 安くお得に食べられる方法も紹介

 ここ数年続いている物価高やコスト高の影響もあり、あらゆるモノの値上げが相次いでいます。昔は庶民の味方ともいえる安さだった牛丼も例外ではなく、新型コロナ流行前と比べると価格が驚くほど上昇しています。今回は牛丼チェーン店の中から吉野家ホールディングス〈9861〉が運営する『吉野家』の価格変化について振り返ってみましょう。

 直近でいえば2023年10月に商品価格を20円ほど値上げし、執筆時点(2024年4月)では店内飲食468円、テイクアウト460円(ともに税込価格)となっています。定額減税の関係で価格に差がありますが、ここからは店内価格で見ていきます。

■吉野家の価格はどれぐらい変わった?

 振り返ってみれば2000年代初頭の価格は280円でした。その後、2003年にBSE(牛海綿状脳症)の流行による販売休止期間をおいて、再開した2004年に380円に値上げしています。ところが、いったんは値上げしたものの価格競争が起こり2013年に再び価格を280円に再び値下げしました。

 そして原材料費の高騰や消費税の増税などで2014年4月と12月に2度の価格変更を重ね、再び380円に値上げ。長い間価格が据え置かれますが軽減税率の導入や新型コロナの影響からなる物価上昇などがあり、2021年から2023年まで毎年20円ほどずつの値上げで今や一杯500円近くになってしまいました。

 280円の一番安かった時期と比べると190円近い値上げとなっており、倍とまではいかないものの無視できないかかkさになっています。吉野家と言えば「うまい、やすい、はやい」のキャッチコピーが有名ですが、最近の価格では毎日食べるてしまうと懐事情に厳しいかもしれません。

■吉野家を安く食べる方法はある?

 値上げの厳しさも家計に響くところですが、出来るだけ安く食べる方法はあるのでしょうか。簡単なのはスマートフォンのアプリなどで配布されるクーポンなどを活用する方法です。利用状況によって公式アプリや店頭で値下げされるクーポンを配布する場合があります。

 また吉野家の株式を持っていると貰える株主優待券を利用する方法もあります。執筆時点での吉野家ホールディングスの株価は1株2,932円で一単元(100株)買うと293,200円となります。なかなか手が出しにくい金額ですが、株を保有するのではなくオークションサイトや金券ショップを利用する手もあるでしょう。

 また還元率の高いクレジットカードを利用する手もあります。吉野家自体はクレジットカードが利用不可なのですが、各種電子決済の残高にクレジットカードからチャージすれば代用は可能です。では、どんなクレジットカードを作れば良いのかといえば、やはり目を見張るのは三井住友カードゴールド(NL)でしょうか。

 少し手順が多いですが、合計で4%のポイント還元を得られるルートがあります。平均的なクレジットカードの還元率が0.5~1%ほどなのを考えると手間より得を見たほうがよい気がします。

 物価上昇とともに外食するメニューの値段も上がり続けることが予想されます。ほんの少しの工夫でも重ねてお得に利用したいですね。

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