【ヤングガンガン 2019vol.3】たとえ灰になっても 第55話「銀も、金も、玉も…」感想【ネタバレ】

ヤングガンガン 2019vol.3(1/18発売)に掲載されている『たとえ灰になっても』第55話の感想です。
本誌の最新話までのネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
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かなろぐ。
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目次

感想

声の主は一体誰だ!?

誰かが名前を呼んでくれたおかげで死亡し、処刑から逃れることができたカエデ。案の定、いつの間にか太ってしまっていた事を知らないユキからは体格のことを突っ込まれています。

その名前を呼んだ人は間違いなくユキも居る勝者の部屋の中から聞こえてきたらしい。

直前や直後の反応や発言的にありえなかったですが、つまりは沙羅は声の主から除外されるようです。

ではその中に居る誰がカエデの正体を口にした本人なのかとユキは捜索し始めます。別にカエデの名前を呼んだこと自体は良いのですが、カエデの正体を知っているとなるとそこから自分の正体もバレてしまう可能性が捨てきれないので、ユキとしては今後のためにも放置はしておけない危険因子な感じですね。

そんなユキの背後からショーコが声をかけます。「考えるべき事はそんな事じゃなかったはず」と詰め寄るショーコに正体に気がついている可能性を考えてユキも警戒します。

幸花を救うために手術費を捻出したいというユキの考えは最初からブレていない気がするんですが、ショーコの言う”本当に考えるべき事”って一体なんでしょうか。

正輝の事を一瞥し思いを募らせた後に自分の弱さが故にたぎらせるユキを見て無言のショーコからすると答えに辿り着いてはいなさそうです。

 

 

メサイアは誰と天使は問いかける

名前を呼ばれた事で解剖地獄の途中終了をやむなくされた事にそれぞれ思いを募らせるクロエルとシロエルですが、やっぱりズレてると言わざるをえない。まあ、この二人に常識を求めるのがそもそも無理だと言うものです。

そんなクロエルに啖呵を切る沙羅でしたが、そんな彼に詰め寄ったクロエルは”救いの御子”は誰か問いただそうとします。

ゲェムに紛れ込んでいる”救いの御子”の正体に関してクロエルたちが見る事は出来ないと言うルールですが、それはクロエルが”あいつら”と呼ぶ何者かと天使たちによって交わされたものらしい。”あいつら”とはクロエルたちが天使だとすれば悪魔的なものだったりするんでしょうか?

新たに介入してくる余地のありそうな謎の登場人物たちの存在は気になります。

 

何の事か分からないといった感じでトボけていた沙羅ですが、クロエルはどう思ったのかわかりませんが、ゲェムを止めたがっていたのはただの正義感からで案外メサイアについては本当に何も知りはしないのかなといった気もします。

拷問に耐えて最後まで口を割らなかった正輝の勇気を分けて欲しいと願っているので知りつつ誤魔化している可能性も残っているのでまだ何とも言えませんが……。

 

三番目の処刑”崩壊地獄”へと……

これ以上の沙羅への追及をやめ、敗者へ”残酷なる死”を与える事を続行する事にしたクロエル。

その方法としてシロエルが二つの球体を利用して細工した結果、チェレンコフ光が発生し全員放射能汚染で被曝してしまいます。

なんか某所で何年も経っているにも関わらず現在進行形で解決していなかったりしてすっごいデリケートな問題な気がするんですが、そんな事やって大丈夫なんでしょうか……。

真顔で解説を加えてくれるフグドクが真面目すぎてシュールな感じです。

でも敗者である沙羅以外はただの巻き添えなのでちゃんと健康な状態に復元してくれるようで一安心?

沙羅はそのままだとクロエルの見た限り72時間と23分で死亡してしまうようですが、敗者復活として更にそこから12時間生き残ることができたら健康な状態に戻し準々決勝へと駒を進めさせてくれると約束します。

それだけでなく世界最高峰の医療技術に精通したものがいて、その誰かの協力が得られれば助かるかもしれないと言うヒントまで……。道具も揃っているようで好きなように使っていいと宣言。

新たなる処刑”崩壊地獄”がスタートし、果たして沙羅は助かることができるのでしょうか。

まとめと56話の予想

沙羅の処刑が始まりましたが、カエデの名前を呼んだ人の正体は分からずじまい。思わせぶりなセリフからショーコが怪しい気もしますが、その説だと鬼ごっこの際にがっつり会話しているのでわかりそうな気がするのがネックですね。

カエデの名前を告げた声の主やチェンジした犯人が謎のままな上にゲェムを潰そうとしている沙羅の番が巡ってきたことから”救いの御子(メサイア)”についてクロエルが言及しましたがそちらも謎のまま。この様子だと沙羅はその正体について知らない可能性も出てきました。

ゲェムに関してクロエルたちと約束した”あいつら”や沙羅の罰ゲームの行方に関わってくる医療技術に精通した誰かの存在も明らかになりその正体もきになるところです。

それにしても必ず誰かは死んでしまうことが決定済みな”解剖地獄”や可能性は残されているものの無理ゲーだった”格闘地獄”と比べて今度の”崩壊地獄”は沙羅が頑張れば達成できそうな敗者復活条件な気がします。その易しさから思わず「ヌルくね!?」とか思ってしまいましたが、沙羅にまだ役割があるからここで死なすわけにはいかないと言うことでしょうか……?

クロエルの言う”医療技術に精通した誰か”が鍵になってきそうですが、たやすく行くとも思えず……。何かしらやりたくない理由とかあったりするのかも。

 

 

次回、第56話の感想はこちらから

かなろぐ。
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