ヤングガンガン 2018vol.18(8/3発売)に掲載されている『たとえ灰になっても』第47話の感想です。
本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
ついに鬼ごっこが決着し、カエデと沙羅と†姫蘭†がゲェムの敗者に選ばれた。そしていよいよ3人の処刑がはじまるという時にクロエルはその処刑を執り行う者として妹の天使であるシロエルを呼びだした……という所までが前回のお話。
クロエルによるシロエルの紹介を聞いた面々でしたが、案の定その名前と服の色が一致している事をカエデに突っ込まれている。
処刑を前にユキに対して最後まで残ることへの祈りと現世へ戻った後に幸せになってほしいという願うカエデでしたが、彼女?が自分の正体を知っている事に気がついていないユキは酷い言い様……らしいですが。
そして往生際が良いのか悪いのか、†姫蘭†は自分の名前をバラして自殺しようとします……が、そんな事を考える人がいるのはお見通しなクロエルによって仮初めの体には予め"残酷なる死"が決定した者は自分の名前が言えなくなる制限がかけられていて失敗してしまう。
自分の名前どころか年齢や住所、家族構成など個人情報も言えなくされている用意周到っぷり。
どうやらめがね子が自殺出来たのは予選の勝者だからセーフだったようなのですが、彼女が自殺をするように仕向けたのもクロエルなので然もありなんって感じです。
そうなると†姫蘭†が"残酷なる死"の前に死ぬには他の誰かに自分の名前をバラして貰うしかないのだが、誰もそれを言ってくれる者はいなかった。
何故誰も言ってくれなかったのかはわからずじまいですが、果たして目の前の†姫蘭†が地下アイドルである現実の彼女と同一人物かどうかはわからない。
知っていたとしてもそれを明かしてしまうと自分の正体を知られてしまうキッカケにもなりかねない。更には無敵作戦が失敗した時のせいで信用を失墜してたりとか色んな理由がありそう。
ともかく†姫蘭†は残念ながら"残酷なる死"を逃れる事は出来ず。クロエルは処刑場であるコロッセウムを作り上げて一つ目の"格闘地獄"で処刑するメンバーに†姫蘭†を指名する。
その相手はシロエルで倒す事ができたら"残酷なる死"の運命を取り消して準決勝へと進める権利をくれると告げます。
†姫蘭†には武器を与えて戦いやすいように服装をビキニアーマーに変更してバトルスタート。でも服装をわざわざ変えた意味があまりないような気がするのでクロエルの趣味なんじゃないかと思ってます。
アサルトライフルで狙撃しますが、パワーと耐久力が戦車並みのシロエルには通用しない。
タンク並みってヤベーイ!ツエーイ!って奴ですね。
しかし、戦車並みのビンタ食らって歯が吹き飛ぶ位で済むとか仮初めの体の強度が凄すぎやしないかと言う気がします。
慈愛の天使らしい優しい言葉を†姫蘭†にかけるシロエルですが、要するに生かさず殺さずという程度でジックリと嬲ってから殺すという意味なのでやっぱり変わらずにゲスいというか……。
笑顔のシロエルに対して†姫蘭†がもう心が折れてしまいそうな絶望顔をしている所で次回に続く。
果たしてどんな風になってしまうのか死の間際に現実の姿が語られるのかとか気になりますが次号は休載。
月二回刊行で休載は先が長いような気がしますが……仕方がないですね。
次回第48話の話の感想は以下のリンクから
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