なんだかほんわかしてしまう異世界召喚着ぐるみファンタジー!〜「くまクマ熊ベアー」感想

こんにちは、かなめです。今回は異世界に召喚された女の子がクマの着ぐるみを装備して大活躍してしまうスローファンタジー漫画「くまクマ熊ベアー」を紹介します。

原作は”くまなの”、作画は”せるげい”、キャラクター原案を”029”が担当しています。
コミカライズは無料漫画サイト”コミックPASH!”にて第2・第4水曜日に連載中で現在3巻まで発売されています。
時期は不明ですが原作版がTVアニメ化も決定していて、これから更に盛り上がっていく事が予想されます。

タイトルを聞いた時にはっきり言ってしまえば何のこっちゃな作品なので一見ネタ枠かと思われてしまいがちなのですが、ゆるふわスローライフが意外と面白くて原作版も手を出してしまいたくなるほど。

ここではそんな「くまクマ熊ベアー」のあらすじと見どころを中心に魅力を伝えて行こうかと思います。

くま クマ 熊 ベアー(コミック)1 (PASH! コミックス)

 

目次

「くまクマ熊ベアー」のあらすじ

「コミックPASH!」連載中の大人気作がついにコミックスに!
原作小説第10巻も7/27同日発売!

現実(こっち)で引きこもり、異世界(あっち)で冒険者!?

ゲーム廃人少女・ユナ(15歳)。株で稼いだ資金をもとに、ひとりでタワマンに絶賛引きこもり中。
ある日、ゲームにアクセスすると全身クマだらけのチート装備をプレゼントされる。
「…とはいえ、絶対着たくない」そう思ったユナだけど、全身クマ装備のまま、異世界(?)に入り込んでしまって…!?
超人気小説、待望のコミカライズ!

「くまクマ熊ベアー」の見どころ

クマの装備が可愛すぎる

絶賛引きこもりJKの優奈がアップデート直後のゲームにログインキャンペーンで受けたアンケートを切っ掛けに異世界に召喚されてしまう事になってしまいます。
そんなユナが神様からプレゼントされたのはチートな性能を持ったクマの着ぐるみ装備!
「黒白クマの服」をはじめとして「黒クマの手袋」や「白クマの手袋」、「黒クマ・白クマの靴」と言った装備の性能はほとんど使い手のレベルに依存してしるとしか書かれていないので一見だと強さが分かりにくいのですが、手に入れたときのユナの反応などを見ると段違いの性能を持ったアイテムだった様です。
そもそも異世界に召喚された時にレベル1に戻されている以上、元々の性能が異常だったとしかおもえないとか……。

一つだけ言えるのはクマの着ぐるみ装備のユナが可愛すぎるってのだけは間違いありません。

いわゆる天丼芸の光るストーリー

序盤で繰り広げられる天丼(=テンプレート)芸というかお約束描写が非常にユーモラスで笑えてしまいます。

”なろう系小説”の主人公らしく一般の冒険者とは一線を画した能力を持っている訳ですが、特徴的なクマの服を装備しているせいでどうしても活躍は目立ってしまう様で……。
何かとんでもない事をやらかすたびに一般の冒険者から「あのクマが……⁉︎」と驚かれてしまいがち。しかし徐々に街の住人も慣れていくのか「あのクマならしょうがないな!」に変化していく過程がまた面白いです。

本筋は街の外れに放り出されたところで住民と出会い街へ、冒険者組合に登録しようとするも実力を疑う先輩と諍いになってしまったり、騒ぎを聞きつけたギルドマスターと顔見知りになったりとお約束とも言える展開となっています。だけど可愛い女の子がクマの着ぐるみを着て大立ち回りをするだけで何故か不思議と斬新な気がしてしまうほど見た目のインパクトは重大です。

それにしても自分で書類に書いたせいとは言え「職業:クマ」って何だろうって感じです(笑)
最も性能がおかしいクマスキルを駆使して大活躍を見せるのだからそうとしか言いようがないんですが……。

コミカライズならではの欠点も……

小説と比べてキャラクターたちの一挙一足や表情などコマごとの情報量が多いのが漫画版の魅力なのですが、反面で限られたページの都合上でシーンを取捨選択しなくてはいけないと言う欠点もあります。

この漫画の作者は原作の魅力が伝わる様に頑張っている方だとは思うのですが、どうしても原作で面白かった部分がカットされてしまったり、リズム感が違ってしまったりする部分が生じてしまいます。
特に冒険者ギルドでの一般冒険者のやりとりなどは漫画版では削除されてしまいがち……。
漫画版を読んで面白いと思ったら是非とも原作版も合わせてチェックしてもらえると2倍楽しめるんじゃないかなと思います。一度違う方で読んだはずのシーンでも漫画と小説の情報量で印象が違って見えることもあったり⁉︎

「くまクマ熊ベアー」の感想まとめ

タイトルのインパクトだけの漫画と思いきやゆるふわスローライフ時々バトルが気持ちの良い作品になっています。
装備からスキル、果ては下着までクマで統一されている徹底感だったり面白いのですが、一先ず漫画から入るメリットとしては読みやすいという点があげられるのではないかと思います。
原作版も難しい表現や字体ではないため比較して読みやすい部類にはなると思うのですが、それでも一目見ただけで何をしているのかわかりやすい気軽さは漫画版の方が勝ります。

結局のところどちらから入るのが正しいとか間違っているとか言う問題ではないのですが、好きな方から入って漫画版と原作版合わせて読むことで印象が変わる部分もありますし、是非とも両方チェックしてみたら良いのではないかなと思います。

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