【週刊少年サンデー2021年10号】葬送のフリーレン第36話「心の支え」のネタバレと感想

2021年2月3日

週刊少年サンデーに連載中の葬送のフリーレン最新話を読みました。

親友の足跡を追って別の道を歩き始めたザインとの別れ。勇者ヒンメルと出会って旅立つ前の自分と重ねたフリーレンの想いによって仲間たちと旅する楽しさを知ったザイン。
つくづくフリーレンは出会いと別れの物語だなと思わされました。
仲間との別れを告げたフリーレン一行の旅は続き、当面の目的地であるオイサーストは近いはずですが……。

前回の話を見ていない人はこちらからチェックしてみてください。

葬送のフリーレン第36話の感想

フェルンの身に異変が……

修行から戻ってきたシュタルクですが、寝坊常習犯のフリーレンはともかくフェルンも起きていません。
シュタルクは朝食を作ってフェルンが起きてくるのを待ちますが、熱を出して具合が悪そうにしています。

そして起こそうとしても二度寝しようとするフリーレン。シュタルクのひんやりアタックに今回も引っ張るのかと笑いつつ、嫌がる素振りを見せながらもスヤスヤのフリーレンは強い。

ザインが薬草について手記を残してくれていて魔法で病気を判別すれば対応する薬草を探せるようです。
聖典の保持者しか使えないはずの女神様の魔法ですが、フリーレンも聖典は授かっていました。
しかし、その扱いの酷さが……聖典って大事なものなんじゃないでしょうかと思うのですが。

判別の結果、フェルンの症状は風邪でした。以前ヒンメルたちと薬草を採取した場所があるということで、その前に寒さのしのげる場所に移動します。

子供扱いを嫌がるフェルン

近くの家に辿り着いたフリーレン一行。前に来たときは村だったのですが、寂れてしまったようです。

辛そうなフェルンの手を握り続けるフリーレンが小さい頃から手を握ってやると安心するそうですが、フェルンからは弱々しい声で「子供扱いは恥ずかしい」と言われてしまいます。
最初に出会ってから9年も経っているので成長しているのですが、フリーレンからしたらいつまでも子供のように思ってしまう部分があるようです。
何千年も生きているフリーレンからしたら大人だったザインでもまだまだでしたからね。
もっともフェルンの場合、年齢だけのせいじゃないんでしょうが……。

薬の材料を集めて

風邪にきく薬の材料を集めていくフリーレンとシュタルク。最後に残ったのは氷柱桜の木の根っこに生えているキノコのようです。

凍りついて氷柱のようになった桜の花びらが綺麗。もしアニメ化したら一瞬かも知れませんが、絶景なんだと思います。
でも花は有毒っていうのがちょっと怖い。

改めてフリーレンがフェルンの手を握っていた理由をシュタルクは聞きます。
どうやらフリーレンには子供扱いをしているつもりは無かったようです。
ただ手を握る以外で苦痛を和らげてあげる方法を知らなかっただけのフリーレン。
フリーレンがそうした行動を取るのも勇者ヒンメルが同じようにしてくれていたからでした。
「心の支えが必要なのは子供だけじゃない」と慈しむ勇者ヒンメルは格好良いですが、最後には一言余計すぎるのが凄くらしい。

シュタルクが風邪を引いた時は手を握ってあげるというフリーレンを嫌がるシュタルク。この辺のエピソードは後で拾いそうな予感がします。

フェルンの手を握りながら（もう子供じゃないことを）知っていると優しそうな表情で見守るフリーレン。大切に思う気持ちはきっとフェルンに伝わったんじゃないでしょうか。

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