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混沌より這い出るは名状しがたき!?〜「姉なるもの」感想

「電撃G’sコミック」で連載中の飯田ぽち。先生が送るクトゥルフ系おねショタ漫画「姉なるもの」が面白かったので紹介します。既刊は現在3巻まで発売されています。

「姉なるもの」の魅力を紹介

「姉なるもの」のあらすじ

主人公は5歳の時に両親を失い、その後親戚の家をたらい回しにされてきたという少年”夕(ゆう)”。最終的に叔父の家で世話になっていたのですが、その叔父も一月ほど経ったところで病気になって倒れてしまうという……。

保険証を探すために立ち入りを禁止されていた古い蔵へ入り込んでしまう夕でしたが、そこには隠されている階段がありました。

恐る恐る階段を降りていく夕の目の前に現れたのは山羊と呼ぶにはあまりにも異様な「何か」の姿でした。願い事を聞く「何か」を”天使”だと感じた夕に彼女は自らを【千の子孕む森の黒山羊】だと名乗る。そして夕が願った願い事とは−−。

彼女に”お姉ちゃん”になって欲しいと頼み、その願いを了承した彼女は「千夜(ちよ)」と名乗り共に暮らすことになるのでした。

クトゥルフ神話とおねショタのなんとも言えないコラボレーション

ひとりぼっちだった夕と暮らすことになった千夜でしたが、人知を超越した悪魔的な「何か」なので常識を知りません。

穏やかな日常が描かれる中で「お姉ちゃん」だったり、時には知らないものに関しては子供のように目を輝かせてみたり、かと思ったら悪魔らしいぶっ飛んだ判断だったり色々な顔を見せてくれる千夜と夕の絡みが見どころです。

時にはその底知れなさにぞくっとさせられてしまう事も……。

お姉ちゃんの可愛さにエロスを感じてしまう時も

作者のぽち先生が18禁指定でこの「姉なるもの」の同名漫画を描かれていたりするせいもあるのか。なんだか物凄くエッチな気がしてしまう描写も少なくありません。

というか縁側に佇んでいるだけで露出度高めの服の脇とか太ももとかがセクシャルに感じる事もあるほどなので流石悪魔だとしか言いようがありません。

お姉ちゃんのお陰で笑顔を取り戻していく夕も可愛すぎるのでそちらも必見ですね。

その一方で切ない別れが待っていそうな予感も……

話の冒頭だったり節々で夕がこの夏の出来事を振り返るようなモノローグが挿入されることがあります。その雰囲気からはどうも千夜が現在も隣にいるようには思えません。

もとより人間と超常的な「何か」という異色のカップルなのでいつまでも永遠にその関係性が続くわけもありませんし、いつの日か終わりを迎えるのも止むを得ないことかと思いますが、この二人が出会いや様々な経験を積んでどういった別れを迎えてしまうのか……そういう面も注目してみてみると面白そうです。

「姉なるもの」の感想まとめ

突如として人知を超えたどこからかやってきた”お姉ちゃん”千夜とひとりぼっちだった夕が時には甘美だったり温かい関係を築き上げながら絆を深めていくのがこの「姉なるもの」という話です。

都会から隔てた田舎で”お姉ちゃん”との甘いひとときだったり、二人の繋がる思いにニヤニヤしながら、なんだかどこか不思議な得体の知れない感じを醸し出すひとときの思い出。

温かくて優しい不思議なお話をあなたも読んでみてはいかがでしょうか。

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