本を買うときに電子書籍で買うという人が徐々に増えてきましたが、それと同時に電子書籍ストアが多すぎて迷ってしまうという声も少なくないでしょう。
電子書籍ストアに関しては以前にも取り上げたことがあるのですが、あらためて情報をまとめ直しています。
せっかく電子書籍で本を買うのだから使いやすい、紙の本よりもお得に購入できるなどオススメできるストアを選びたいものです。
その都度に別の場所で買ってしまっても良いのですが、あっちこっちで電子書籍を買ってしまうと何処にあるのか分からなくなって読みたい本を探すのが非常に面倒くさいので普段使うストアは1〜2個に決めておくことをオススメします。
じゃあ何処を選んだら良いのだろうという悩み事に答えるために、この記事では複数の電子書籍サイトを使ってみた感想を正直にまとめてみました。
電子書籍のメリット・デメリット
電子書籍と紙の本は一長一短でどちらが優れているとか劣っているということはありません。
ただ、ある一点において電子書籍の方が楽な部分と紙の本の方が良い部分があるのも事実です。
そこでまずは電子書籍と紙本を比べたときののメリット・デメリットから考えていきましょう。
電子書籍のメリット
収納場所を取らない
電子書籍のメリットは何と言っても収納場所を選ばないことでしょう。
週刊マンガ雑誌を毎週買っていると、いつの間にかに大量に部屋のスペースを取っていたり、限られた紙ゴミの回収日に捨てるのも大変だったりしますが、その点は電子書籍ならば手間がいりません。
例えばブームになっている「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」の第1話が載った紙のジャンプを大事に取ってある人は一部でしょうが、当時から電子版の定期購読に登録していて読み返せる人は多いんじゃないかと思います。
欲しいと思ったときに買える・読める
本屋がやっていない夜中になって急に持っていない本が読みたくなった時でも電子書籍なら今すぐに買えるので困りません。
書籍の発売日にも紙の本だと店舗の開店を待たなくてはいけませんが、電子書籍なら日が変わった瞬間から配信しているパターンも多くいち早く読みたい本を読むことが出来ます。
早く読めるという点に関しては電子書籍だと発売日前に店頭に並んでいるのを見つけてフライングゲットが出来ないので割とどっちもどっちだったりもしますが……。
電子書籍ならば在庫を持たないので店舗に買いに行ったのに品切れで探し回るなんて事がないのも楽ですね。
書籍を安く買える
電子書籍の方が紙の本よりもお得に買える場合が多いのもメリットの一つです。
TSUTAYAだとTポイントがついたり、ヨドバシカメラの通販だとゴールドポイントが10%貰えたりしますが電子書籍ならば更に多くのポイントが返ってきたり、キャンペーンで最初の方だけ無料になったりするので多くの本をチェックしやすくなっています。
電子書籍のデメリット
調べものならば紙の本
やっぱり辞書や六法全書、四季報のような厚い本で何かを調べるなど何度も読んで戻ってを繰り返すのならば紙の本が探しやすいように感じます。
電子書籍でも出来なくはないのですが、まだまだ探しものならば紙の方が優位に立っているというのが個人的な考えです。
貸し借りができない
アカウントのIDとパスワードさえ教えれば共有できなくもないのですが、個人情報保護の観点からオススメできなかったりするので「オススメの面白い本あるよ。読んでみる?」と友人にレンタルして布教しやすいのは紙の本にしかできないメリットです。
紙でしか売っていない本や発売の遅れてしまう場合がある
本屋と流通を保護するためなのか紙の本よりも電子書籍の方が発売日が遅かったり、そもそも電子書籍として取り扱っていなかったりするのが電子書籍の大きなデメリットです。
普及してきたとはいえエッセイ本など紙の本ありきなジャンルも存在しています。
よくコマーシャルを流している「全号集めて〇〇を作るマガジン」のような電子書籍としては扱いにくいパターンも少なからずありますね。
オススメの電子書籍サイトの見つけ方
自分に合った電子書籍サイトを探すポイントは大きく三つあります。
・運営会社
・品揃えの良さ
・コストパフォーマンス
運営会社が潰れた時に最悪の場合に買っていた本が読めなくなってしまうかも知れません。
そんなことは滅多にないし、あったとしてもお客が欲しいライバル会社が引き取ってくれる場合が多いので心配はありませんが、リスクを念頭に置いて利用者の多いストアを選ぶのが賢明です。
有名な週刊誌や月刊誌のマンガコミックスを買いたいのならば大体のストアに間違いなく揃っていますが、マニアックになればなるほど電子書籍ストアによって取り扱っているかどうかの差が生まれてきます。
特にビジネス書や資格書などはマンガ向けストアでは取り扱っていなかったりもするので特徴をよく調べておきましょう。
電子書籍ストアによって客引きのために割引セール・ポイント高還元キャンペーンの頻度が高かったり、お得なクーポンが多かったり施策を行っています。
ここも特徴があるのでチェックしていきたいです。
オススメの電子書籍サイト5選
電子書籍ストアは数が多いのですが、本当にオススメできるストアを上げろと言われると数が限られてきます。
ここでは電子書籍を取り扱っている中から厳選したストアを紹介します。
e-bookjapan
イーブックイニシアティブジャパンが運営するダウンロード数では最大級の電子書籍ストア。
お得な価格で購入できるセールが豊富なほか、ソフトバンクまたはワイモバイルユーザーなら30%、Yahooプレミアム会員でも毎週金曜日に20%が還元される施策を行なっていて対象者ならセールを狙わなくてもお得に購入できます。
なんと言っても特徴的なのが本物の本棚に並べた時のような背表紙表示をするサービスです。
これのおかげもあってアプリのレスポンスや読みたい本の探しやすさなどはダントツに思えます。
ソフトバンク経済圏に毛嫌いをする人はお得になりにくい場面も多く向いていません。
e-bookjapanのメリット
・スマホアプリの使い勝手が良い
e-bookjapanのデメリット
・お得になるにはPayPayが必須のため、電子決済サービスを使いたくない人には向いていない
e-bookjapanがオススメの人
・Yahoo!プレミアムを契約している人
・PayPayを使っている人
FOD(フジテレビ・オンデマンド)
FODは動画サービスですが有料会員登録をすれば動画の無料配信が見れたり、雑誌の読み放題や電子書籍の購入が常時20%還元になるのでオススメです。
毎月1ポイント=1円相当で使えるポイントが100ポイント分付与されるのに加え、8が付く日(8・18・28)に行われているキャンペーンに参加すると一回ごとに400ポイントが付与されることもありお得になるチャンスはかなり多いです。
雑誌をたくさん読みたい人や主にフジテレビのドラマや映画などを楽しみたい人は元が取りやすいサービスになっています。
FODのメリット
・プレミアムサービスならば電子書籍の購入は常時20%還元(即時付与)!
・8が付く日(8・18・28)のキャンペーンに参加するとポイントが貰えてお得!
FODのデメリット
・電子書籍用のアプリがないため、毎回ブラウザ接続が必要になる
・そのため書籍を端末にダウンロードできないのでオフライン環境や通信速度が出せない場面では読めなくなってしまう
FODがオススメの人
・一緒に雑誌読み放題を楽しみたい人
・ブラウザ接続が面倒でない人
U-NEXT
FODと同じく動画配信サービスですが、雑誌の読み放題や電子書籍の配信も行っています。
月額料金は他に比べて割高ですが、1200円分のポイントと動画見放題の質と量を考えると損はありません。
毎月付与されるポイントは電子書籍の購入に使えるため、うっかり失効させてしまう心配も必要なし!
電子書籍の購入よりも動画見放題や雑誌読み放題といった他のメリットが大きいストアになります。
よく無料でマンガ本を読める方法として紹介されることが多いサービスなのですが、そんなことはなく当たり前ですが試用期間以降も継続すると月額がかかってきてしまいます。お試し期限が切れた後に無料会員として普通に電子書籍の購入も出来ますが、宣伝には誇張が入っている感は否めません。
購入時のポイント還元はクレジットカードかAmazon決済の場合は40%と破格ですがポイント利用は対象外になります。またポイントが付与されるのは約32日後です。
電子書籍ではないのですが、U-NEXTの一番の特徴は18歳未満禁止の動画も見放題の対象に含まれていること。こっそり大人な時間を楽しみたい人にはオススメのサービスになっています。
U-NEXTのメリット
・動画や雑誌の見放題も楽しめる
・付与されるポイントで電子書籍が買える
・クレジットカードかAmazon決済なら40%還元
・18歳以上視聴禁止(アダルト)動画も見放題
U-NEXTのデメリット
・ポイント決済はポイント付与の対象外
U-NEXTがオススメの人
・アダルト動画をこっそり見たい人
・ついでに電子書籍で余ったポイントを消化出来る
Amazon Kindleストア
通販大手Amazonの電子書籍で100%オフや無料本が豊富。
他社競合セールも含めて毎日のように多くのセールや高倍率のポイント還元キャンペーンが行われておりチャンスを狙えばお得になります。
しかし割引クーポンなどでユーザー側からアクションをとれることは少なく。
割引セール・高倍率ポイント還元中の本が探しにくかったり書籍によっては滅多にセールの対象にならないために他のストアで買った方がお得になるケースも多いです。
Kindle Unlimitedに加入すれば読み切れないほどの書籍が読み放題になるのも嬉しいポイントです。
ストアによって品揃えにそれほど差がないマンガを買うよりも自己啓発本やビジネス書・専門書を探したいならばKindleがオススメです。
Kindleのメリット
・品揃えや割引セール・ポイント還元キャンペーンが豊富
・Kindle Unlimitedで本の読み放題も!
Kindleのデメリット
・割引セール・ポイント還元対象じゃない書籍は他で買った方がお得になる事もある
Kindleがオススメの人
・マンガだけじゃなくて自己啓発本やビジネス書・専門書などもチェックしたい人
・割引セール・ポイント還元の情報を探すのが得意
Book Live!
大手印刷会社である凸版印刷の子会社のBookLiveが運営する電子書籍ストアです。その品揃えはKindleに並んで国内トップクラスの良さになっています。
サイトの使い勝手の良さは抜群で2018年には使いやすい電子書籍ストア第1位に選ばれているほど。
毎日行われる抽選のガチャでクーポンを入手して最大50%オフの割引価格で購入することができます。
ストアでの購入ごとにTポイントが貯まり、200円につき1ポイントを下限に毎月の購入金額で決まるランクごとに増えていきます。
毎日欠かさず抽選に参加して割引率の高いクーポンを手に入れた時にまとめて買うとお得になるかもしれません。
BookLive!のメリット
・毎日挑戦できるガチャでお得な割引クーポンが当たることも!
・最大3%のTポイントが貯められる
BookLive!のデメリット
・ランクアップする条件の割にポイント還元率が高くない
BookLive!がオススメの人
・マンガだけじゃなくて自己啓発本やビジネス書・専門書などもチェックしたい人
・毎日挑戦できるクーポンでお得に本を買いたい人
オススメの電子書籍ストアまとめ
自分で使ってみた中で誰にでもオススメできると思ったストアを厳選して紹介しました。
中でもお得になるチャンスが多い「e-bookjapan」か毎月のポイントで月額の元が取れちゃう「FOD」が特にオススメしたい2つになります。
次点で割引セール・高還元キャンペーン情報を取り扱っているサイトも多い「Kindle」は選んで間違いないサイトじゃないでしょうか。
電子書籍に慣れてしまうと紙の本にはない便利さに、これまでの読書体験が変わってしまうほど。この記事がこれから電子書籍を始めたい人のアドバイスになれれば幸いです。
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