オススメの電子書籍ストア厳選9社を比較 選びかたのポイントも紹介

こんにちは。

コミックスや小説、雑誌などを買うときに紙の書籍ではなく電子書籍を選ぶ人が増えてきました。でも電子書籍を買おうとしたときにストア選びで迷ってしまったりはしませんか?

最初にどの電子書籍ストアを選ぶのかは重要です。なぜなら複数の電子書籍ストアを使おうとすると、お目当ての本の場所が分からなくなってしまうからです。

めちゃくちゃになった本棚を想像してもらえると分かりやすいと思います。図書館のようにジャンルごとにきっちり区分けされてれば本棚がいくらあっても探せますが、デタラメに本棚に入れてあるとどこの本棚に何の本が入っているのか分かりません。

正直に言ってしまうと電子書籍をあっちこっちで買いすぎて「あれ、あの本は買ったはずだけどどこだっけ?」と思ってしまった経験が私にもあります。

そうならないためにも電子書籍ストアはジャンルごとに多少は使い分けるぐらいで選ばなくてはいけません。

そこでこの記事では電子書籍ストアの特徴とメリットやデメリットなどにポイントをしぼって、最適の電子書籍サイトを選ぶお手伝いをできるような内容をまとめました。

これから電子書籍を買ってみたいと興味を持った人にも自分こそ電子書籍のベテランだという人にも新しい発見が見つかるような記事にしたつもりなので参考にチェックしていってください。

目次

電子書籍ストアの特徴

同じように見える電子書籍ストアですが、実は大きく分けて3種類あります。

  • 実店舗系
  • 携帯マンガ系
  • 他業種系

大まかに説明すると実際に書店も運営しているチェーンが主体になった「実店舗系」、フィーチャーフォンつまりガラケー時代に流行した携帯マンガストアから派生した「携帯マンガ系」に本業は通信販売(EC)事業や動画配信サービスの「他業種系」です。

これらのタイプによって特徴が大きく分かれるので説明していきましょう。

実店舗系

紀伊国屋書店「kinoppy」や印刷会社ですが大日本印刷の「honto」、凸版印刷の子会社とTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブが関わる「BookLive!」などがこのパターンです。

実店舗と電子書籍の連携を重視していて、紙の雑誌を買ったら電子書籍でも読めるのようなサービスを行っています。対象の雑誌のみですが、同じ料金で電子書籍と紙の雑誌がどちらも読めてしまうのはお得です。

携帯マンガ系

NTTソルマーレが運営する「コミックシーモア」や株式会社ビーグリーの「まんが王国」などがこのパターンです。それらに比べたら新参ですがカカオ運営の「ピッコマ」なんかもここですね。

各ストアのオリジナル作品に力を入れていて、一巻ごとのまとめ売りだけでなく1話ごとの単話で買える作品が多いのが特徴です。最近だとツイッターなどのSNSでコミックシーモア先行連載の「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」のコラが話題になりましたね。

個人的には飛び抜けて面白くはないものの暇つぶしになる作品が多いような気がします。

他業種系

U-NEXTFODプレミアムなど動画配信サービスやKindleや楽天KoboなどECサービスなど別な業種から電子書籍ストアに参入してきたパターンです。成り立ちは違いますがYahoo!のZホールディングス傘下になったe-bookjapanも性質としては近いです。

とはいえ分類としては「その他」になるのでメリットやデメリットは各電子書籍サイトによるところも大きいです。

オススメの電子書籍サイトの見つけ方

自分に合った電子書籍サイトを探すポイントは大きく3つあります。

  1. コストパフォーマンスの良さ
  2. アプリなどの使い勝手の良さ
  3. 他のサービスは必要か

他にもサービスが終了する可能性のある運営会社か、欲しい本の品揃えは十分かなどチェックしたほうが良いポイントはありますが正直なところ大差ないことが多いので好みで選ぶと良いでしょう。

電子書籍サイトのおすすめ

bookLive

BookLive!」は凸版印刷の子会社でTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブも出資しています。それ以外の出資先も三井物産にNECと東証一部上場企業がほとんどなので電子書籍サイトの中では指折りの信頼性ですね。

実店舗との繋がりが大きいため三省堂書店の「デジプラス」やTSUTAYAの「Airbook」など対象の書籍を購入すると電子書籍でも読めるサービスなど充実しています。

なんと言っても目玉は毎日行われるガチャで、割引率が最大50%のクーポンを手に入れることができます。このクーポンは開催中のキャンペーンとも併用できるのでうまく利用すればかなりお得になります。

このようにお得なクーポンですが、結局はガチャなので狙ったクーポンがなかなか手に入らない。せっかく手に入っても期限が最大でも24時間と短すぎるのはデメリットです。

BookLive!のメリット

  • 指定の店舗で紙の雑誌を買ったら電子書籍がついてくることも
  • ガチャのクーポンが最大50%割引とお得

BookLive!のデメリット

  • 欲しいクーポンがなかなか出ない
  • クーポンの利用期限が短すぎる

honto

hontoは丸善書店にジュンク堂書店、文教堂書店など大手の書店の共同出資で運営されています。BookLiveほどじゃないですが、サービスの地盤はかなり固いです。

やはり実際の書店との繋がりが大きいのもあって、対象の紙の本を買ったときに電子書籍が半額で買える「読割50」というサービスを行なっています。ただし実際の書店で本を購入したときはhontoカードの提示が必要です。

また専門家がブックキュレーターとなってオススメの書籍を紹介してくれるブックツリーという機能もあってピンポイントで好みに直撃してくれます。

ただクーポンなどが少なめなのと、肝心の実店舗がない地域では真価を発揮できないのが気がかりな部分です。

hontoのメリット

  • 対象の紙の本を買ったときに電子書籍もお得になる
  • 実店舗との連携が魅力的
  • 専門家のブックツリーが好みの本をオススメしてくれる

hontoのデメリット

  • 紙の本ありきのサービス
  • 実店舗がない地域もある
  • 割引クーポンは他の電子書籍サイトに比べて少なめ

kinoppy

書店チェーン大手の紀伊國屋書店が運営する電子書籍サイトです。実店舗とポイントが共通であったり、自作のPDFも読み込めるアプリの使いやすさに高い評判が集まっています。

反面で他の電子書籍ストアと比較してクーポンや割引キャンペーンなどは少なめ。電子書籍のストアも使いづらいと評判になっていて正直に言ってしまうと、とにかく安く電子書籍を購入したいという人にはオススメできません。

kinoppyのメリット

  • 自作PDFと購入した電子書籍がアプリで一括管理できる
  • 実店舗の紀伊國屋書店とポイントが共通で利用できる

kinoppyのデメリット

  • 割引キャンペーンやクーポンが少ない
  • ストアの評判は良くない

コミックシーモア

//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/jsbanner?sid=3625461&pid=887557810

コミックシーモアは携帯マンガサイトから派生したのもあってオリジナル作品が豊富です。正直にいうと飛び抜けて面白い作品っていうのは多くないのですが、逆に買って損したなと思ってしまうような作品は少ないです。

ポイントは1回に300円から2万円までの幅で追加が可能。上に行くほど還元率は高いですが、有効期限が半年と決められているためお得だからといって追加しても失効してしまうので注意が必要です。

そのため無理をせず必要なだけ金額を追加することが大事です。また、まんが王国では月額プランでのポイント追加だけでなく読み放題やレンタルというサービスも行なっています。多くの方法でマンガが読めるのは便利ですが、それぞれ欠点があります。

レンタルの欠点は先ほども触れた欲しいマンガがあるとは限らないほかに、期間が2泊3日と短いことです。返却に多少の手間はかかりますが、近所のTSUTAYAやゲオでレンタルコミックを借りたほうがお得にゆっくり時間をかけて読めるかも知れません。

読み放題の欠点は新しい作品はほとんどラインナップされていないことです。読み放題という名前に釣られて期待しすぎてしまうとガッカリすることになるでしょう。

それでも最後は個人の好みの問題がありますので、評判を気にするぐらいなら初回の無料期間で実際に見て確かめてみたほうが間違いはありません。

コミックシーモアのメリット

  • オリジナル作品が豊富
  • 2万ポイントの追加で最大30%ポイントアップ
  • 買い切りだけじゃなく、レンタルと読み放題もある

コミックシーモアのデメリット

  • レンタルの可能な期間が2泊3日と短い
  • 最新の作品が読み放題の対象になっていない

まんが王国

まんが王国もコミックシーモアなどと同じく古参の電子マンガストアになります。やはり携帯マンガを昔から取り扱っていただけあってオリジナル作品は豊富。

単話で購入できる作品も多く安くマンガをチェックすることができます。また取り扱い作品には無料のものも多いため暇になったときの時間つぶしにちょうど良さそうです。

ポイントの購入金額に応じて最大30%還元、期間内の累積の購入金額に応じて最大20%還元とお得なポイントサービスが充実しています。

それだけでもお得なのですが、不定期に開催されている「お得大爆発キャンペーン」と併用するとamazonギフト券がプレゼントされるなど、さらに還元率がアップします。ただし最大還元になるためには相当な金額を使わなくてはいけないため、いつもマンガを大量に買っている人じゃないと難しいです。

続いてまんが王国の欠点ですが、電子コミック専門ストアのために雑誌と小説や一般書籍などマンガ以外は取り扱いがありません。マンガだけじゃなくて多くの本が読みたい人にはあまり向いていません。

まんが王国のメリット
  • オリジナル作品が豊富
  • いつでもポイント還元率が高い
まんが王国のデメリット
  • いっきに大量にマンガを買う人以外には向いていない
  • まんが以外もメインにしたい人には向いていない

FODプレミアム(フジテレビ・オンデマンド)

FODは動画サービスですが有料会員登録をすれば動画の無料配信が見れたり、雑誌の読み放題や電子書籍の購入が常時20%還元になるのでオススメです。

毎月1ポイント=1円相当で使えるポイントが100ポイント分付与されるのに加え、8が付く日(8・18・28)に行われているキャンペーンに参加すると一回ごとに400ポイントが付与されることもありお得になるチャンスはかなり多いです。
雑誌をたくさん読みたい人や主にフジテレビのドラマや映画などを楽しみたい人は元が取りやすいサービスになっています。

あわせて読みたい
FODプレミアムのメリット・デメリット 誤魔化しなしで紹介します。 動画配信サービスは種類が多いので迷ってしまいますが、FODプレミアムはどんな人におすすめできるのでしょうか。 FODのメリットとデメリットやFODの入会をおすすめしたいのはどんな人など、気になっている情報をごまかしなしでまとめました。

FODのメリット

  • プレミアムサービスならば動画の配信や雑誌読み放題も見れる
  • プレミアムサービスならば電子書籍の購入は常時20%還元(即時付与)
  • 8が付く日(8・18・28)のキャンペーンに参加するとポイントが貰えてお得

FODのデメリット

  • お得に使うにはプレミアムサービスの月額費用がかかる
  • 動画視聴はダウンロードが必須

U-NEXT

FODと同じく雑誌の読み放題や電子書籍の配信も行っている動画配信サービスです。割高な月額料金がかかりますが、1200円分のポイントと動画見放題の質と量を考えると損はありません。

電子書籍だけじゃなくて動画見放題や雑誌読み放題も楽しみたいという人にオススメです。31日間と比較的に長めの無料トライアル期間があるので試しに使ってみてから自分に合うか決めるのも手段です。

電子書籍は一度だけ会員登録すれば無料会員でも買うことが出来るので、電子書籍だけ楽しみたいなら無料期間に解約してしまえば大丈夫です。ただ退会してしまうと完全にデータが消えてしまうので注意が必要です。

また電子書籍ではないのですが、18歳未満視聴禁止のH-NEXTも料金に含まれていることが特徴です。こっそりとアダルト動画を見たい人にも注目のサービスです。

あわせて読みたい
「U-NEXT」はオススメできる?できない? 誤魔化しなしの本音で比較 オススメランキングの上位に入っているのを良く見かける反面で不満の声も多い「U-NEXT」ですが、本当にオススメなのか。 オススメだとしたら、どんな人が1番オススメできるのか注目ポイントをまとめて紹介しました。

U-NEXTのメリット

  • 付与されるポイントで電子書籍が買える
  • 最新の映画がいち早く配信される
  • 動画や雑誌の見放題も楽しめる
  • クレジットカード支払いかAmazon決済なら最大40%還元
  • アダルト動画も見放題対象

U-NEXTのデメリット

  • 月額利用料が高い(電子書籍が目当てなら無料会員でも大丈夫)
  • 解約と退会の違いがややこしい(退会するとデータが消えてしまう)

e-bookjapan

イーブックイニシアティブジャパンが運営するダウンロード数では最大級の電子書籍ストアです。

毎週金曜日にはソフトバンクやワイモバイルユーザーまたはYahooプレミアム会員がポイント還元される施策があるので、対象になる人ならばセールを待たなくてもお得に本を買うことができます。

なんと言っても特徴的なのが本物の本棚に並べた時のような背表紙表示をするサービスです。実際に本棚に置いてあるようなビジュアルはスゴく分かりやすいです。

デメリットがあるとすればお得になるのはソフトバンク経済圏の囲い込みありきということでしょう。ペイペイやYahoo!はあまり使ってない人、使うつもりがない人は他の選択肢を考えても良いかも知れません。

e-bookjapanのメリット

  • 毎週金曜日は新作でも旧作でもお得に電子書籍が買える!
  • スマホアプリの使い勝手が良い

e-bookjapanのデメリット

  • ソフトバンク・ワイモバイルに加入していない場合、Yahoo!プレミアムが必須
  • ポイントの大半はPayPayボーナスのため、電子決済を使いたくない人には向いていない

Amazon Kindle

KindleではPrimeReadingやKindle unlimitedといった読み放題が充実しているのが特徴です。また20%から100%までポイントが還元されたり、値引きセールも頻繁に行われている印象を受けます。

しかし、頻繁に値引きされるといってもセールの対象になりやすい出版社とセールにほとんどならない出版社の差が激しいのが気になってしまいます。そのため20%ポイント還元キャンペーンを待っていても全然欲しい本が対象にならないということも多いです。

場合によっては全部の電子書籍が割引の対象になる他の電子書籍ストアのほうが使いやすさを感じるかも知れません。

もう一つ欠点ですがKindleには購入した本をリスト登録するコレクションはあるものの本棚機能が存在しません。そのため電子書籍が多くなってしまうと読みたい本がどこにあるのか探しにくいというのが難点です。

DMMブックス

DMMブックスは初回購入に限り70%ポイント還元などお得なキャンペーンが多いです。また同人誌の取り扱いやFANZA(旧DMM.R18)でのアダルト作品など同じアプリの中で管理できるのが魅力的ですね。

DMMは総合サービスなのでDMMブックスのために会員登録をすればブラウザやPCでゲームをプレイしたり、動画の購入など幅広いサービスが受けられます。

DMMブックスの欠点はポイントの利用方法が限られてしまう場合が多いことです。例えばDMMブックスで手に入るのは「電子書籍・PCゲーム」が多いので紙の本やCDまたはDVDを購入する際には使えません。

DMMブックスのメリット

  • 初回は50%以上還元
  • 同人誌も同じ本棚で管理できる
  • DMMの幅広いサービス

DMMブックスのデメリット

  • ポイントの用途が限られている
  • アプリで書籍をダウンロードする速度が遅い

【まとめ】

どの電子書籍ストアがお得になるのかは個人の使いかたによって変わるので難しいです。それでも、あえてオススメをあげろと言われたら「e-bookjapan」「FODプレミアム」をオススメします。

e-bookjapanの背表紙ブックマークとFODの常時20%還元は実際に使っていてお得感があります。主な雑誌はFODの読み放題でチェックできるのも大きいですね。

個人の感想なので異論はあるかと思いますが、自分のお気に入りをぜひ見つけられたら最高でしょう。少しでもこの記事があなたのお気に入りを見つけるための役に立てれば幸いです。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次