五人姉妹から旅立つ一花の本当の気持ちは!?〜五等分の花嫁 第95話 「分枝の時②」ネタバレ感想

高校を退学することにした一花、風太郎や三玖がその行為を止めようと動くもその決意は変わりませんでした。一花は本当にこのまま学校を辞めてしまうのか……!?
そんな一花がやり残した事として四葉に語る想いとは一体どんな話なのか。
更には一花が風太郎の結婚相手である可能性も再浮上か、それとも……!?
自分の道へと向けて歩き出した一花が気になる今回の感想をまとめてみました。

以下本誌のネタバレを含むため読む時は注意してください。

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目次

五等分の花嫁 第95話「分枝の時②」

一花の退学騒動を機に訪れた変化

前回の話で退学の意思を固めた一花を説得しようとして失敗をしていた風太郎でしたが、バイト先のケーキ屋が臨時休業になっている事もあり今月の財政がピンチ……その場に居合わせた三玖が助け舟を出すのですがその心当たりとはもしや!?と気になっていました。他の選択肢があまり考えにくかったとも言えますが、やはりその先は三玖のバイト先でもあるパン屋「こむぎや」だったようです。

最初は真っ黒焦げで石だか炭だか見分けもつかないパンを作っていた三玖が後輩に教えている様を見たら店長ならずともホロリと来てしまいそうですね。「この店はあなたたちのもの」とはパン屋の店長の心の中の言葉ですが三玖推しとしては将来的にそうなってくれると面白いなという気がします。

そんな三玖は風太郎に一花を引き留めようとする理由を問いただします。果たしてなぜなのかその答えは後日、風太郎と三玖が一花の所属する芸能プロダクションを訪れた時に明かされる事となりました。

一度は家庭教師を辞めてしまった風太郎を再び雇い直せた事に対する感謝の気持ちに加えて今しかできない事を一花を含めた全員でしたいとの想いを秘めていた風太郎。

そんな風太郎の想いは届いたようで一花のために彼がオファーを出した自主制作映画の契約も不足分は出世払いという事で成立し、一花は退学ではなく休学をするという道を選びました。

前回の話の中で一花が三玖に語った言葉がどこまで確かなものなのかわかりませんが、きっと「みんなで卒業したい」と願っていたのは嘘じゃないはず。一花が本当にそれを果たせるのかどうか、それは彼女自身と風太郎のこれからの頑張りにかかってきそうです。

それにしてもこれまで色々ありましたが、今週の最後のページでの一花は今までのからかい上手の一花お姉さんが帰ってきた感じで安心しました。誤魔化してるけどやっぱり「妹たちだけじゃない」の対象って風太郎なんでしょうね。

四葉の本当にやりたい事とは……!?

ブランコに乗りながら四葉に風太郎の事を切り出した一花でしたが、お互いに風太郎と六年前の京都で出会っていた事を覚えている話をしあったようです。

そんな一花は家族旅行の際に自分が四葉から慰められた時に相手の気持ちがわかってなかった事を謝罪します。その屋上での話し合い以降の一花が四葉の言葉を誤解したまま暴走してしまった件に関しては本当の意味で決着がついた感じでしょうか。

前の学校から転校する羽目になった事を感謝している四葉は自らも退学しようと持ちかけますが、それは他ならぬ一花によって制止されてしまいました。母の言葉から何もかもを分かち合う事を信条としてきた姉妹たちですが、そろそろ別々の道を歩き出す時が来たという事なのかもしれません。四葉に「四葉の本当にやりたい事を探しな」と声をかける一花はそれを裏付けるかのような……。

自分のやらかしてしまった一件からずっと姉妹たちのために頑張ってきた四葉ですが、そろそろ自分のために動いても良いのではないでしょうか。

他の姉妹のためを考えつつも自分の幸せも果たしていたあの勤労感謝の日のように……。

風太郎の将来の花嫁が一花である可能性

この漫画における最大の関心ごとである風太郎の将来の花嫁ですが、中野家の姉妹たちの誰かである事と式の日取りがアニメ一期でのクライマックスとなった林間学校での一件から数えて2000日である事は判明しているのですが、一番の問題である花嫁が一体五人の中の誰なのかは分からず議論の対象となっています。

仮に一花が花嫁である可能性を考えた場合、問題になってくるのが彼女が修学旅行での一件を機に「全てが嘘」であると風太郎に話し自分の心に蓋をしてしまっている事でしょう。
前回の話でも一花は三玖に辛い胸の内を吐露していますし、このままでは一花は花嫁候補から脱落したのではないかと言われてしまっても仕方がない状況になっています。

個人的にも前回の話まで読んだときは一花が既に風太郎の事を諦めてしまっているものだと思っていました。事実そういった面もあるのでしょうが、その結果として今回の話で風太郎は一花の退学を阻止するために尽力する事となり図らずも”押してダメなら引いてみろ作戦”のような形になってしまいました。

風太郎はそのための口実として一花を生徒役にした自主制作映画を撮る事になり実際にビデオカメラでの撮影を行っています。普通に考えて撮影した映画を披露する一番のチャンスってどこなのだろう……と考えてみたときにそれって結婚式での新郎新婦の馴れ初めを紹介するのに使える気がしませんか?
そう思うとどうにも一花が花嫁候補として脱落してしまったとは考えにくくなってきます。

諦めたかのように思える一花も「抑えなければ自分が許せなくなってしまう」ということは逆に言えば胸の内に想いは秘めたままですし再び燃え上がる可能性はゼロとも言い切れません。

加えて一花は六年前の京都で一緒に七並べをした仲である事を風太郎は未だに知らないままというカードも持っています。

それでも今後の話の中で学校イベントへの参加は難しいでしょうし、プライベートの際も一花ただ一人が都合により不在となる口実はできたので出番は減ってしまうことになるでしょう。
風太郎の花嫁争奪戦において一花が厳しい状況に立たされてしまっているのは確かですがまだまだチャンスは残されているものと思って間違いなさそうです。

まとめ

ずっと考えていた事とはいえ風太郎の想いは伝わりながらも一花は自分の道を歩き出していきました。退学でなく休学の道を選んでくれたのが一番の救いでしょうか、これがきっと誰もが幸せになる一番の道だったはず……。

一花は過去の失敗に囚われてきた四葉に対してもアドバイスを行い、旅館の屋上での借りは返したという事でしょう。今回の会話を受けて四葉がどう変わってくるのか楽しみで仕方ありません。

三玖も風太郎の同じバイト先で働くというチャンスを得られた事でアドバンテージを失った二乃が思っての他ピンチなのではという気もしますが……!?

綺麗に終わったため次回がどうなるのか予想は出来ませんが、作中ではもう9月……二年目のクリスマスや初詣などイベントはありますが、高校生活の残り時間も少なくなってきたようで終わりが近づいている事を実感しますね。

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