全ての始まりになる!?大切なあの頃の思い出〜五等分の花嫁 第87話「私と姉妹1」感想

春場ねぎ先生の『五等分の花嫁』の週刊少年マガジン2019年26号(5/29発売号)に掲載されている第87話の感想です。 本誌のネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。 前話”第86話『シスターズウォー エキシビジョン』”の感想はこちらから

かなろぐ。
修学旅行も終わり、これから何が始まろうというんです!?〜五等分の花嫁 第86話「シスターズウォー エキ... 春場ねぎ先生の『五等分の花嫁』の週刊少年マガジン2019年25号(5/22発売号)に掲載されている第86話の感…
目次

第87話「私と姉妹1」

同じだった五つ子姉妹が変わりだす「五年前」

物語は中野家の五つ子姉妹が同じ容姿をしていた五年前まで遡ります。

みんな一緒で全く同じが当然のように感じていた姉妹たちでしたが、四葉だけは鏡写しのようにそっくりなものを表す”瓜二つ”からの例え話に「五つに切っても同じなのかな」と疑問を感じているよう。

”同じが当たり前”で正しいのかとそんな思いを抱き始めているのはまだ四葉だけなようで買い物の途中で出会った少年サッカークラブの監督に二乃と三玖は間違えられてしまうも逆に「そっくりは褒め言葉」だと喜んでいることからもそれはわかると思います。

しかし実は少しづつ個性的に変わり始めていたようで、この頃から運動の才能があったのか四葉は特に上達してきているとヘボ監督(笑)に褒められています。

更にはお花屋に出かけようと先導するのが一花だったり似ているようでやっぱり違いがあるんですよね。

そこで四葉が預かっていたはずのお財布を紛失してしまうトラブルが発生。直後に水面のコマが印象的に挿入されているので恐らくはサッカー中にでも落として流されてしまったのかもしれません。

自分の失敗のせいで迷惑をかけてしまうと四葉が自らを責めてしまいそうになるのは後の一人だけ赤点からの転校沙汰とかにも通じていますね。「四葉の場合」である程度は払拭されていそうですが”写真の子”を明かさなかったりとなんとなく本心を明らかにしていなさそうなのはその辺に原因があるのかもしれません。

この問題を四葉がどうやって切り抜けていくのかも現代に戻った際の注目ポイントになりそうです。

久しぶりに登場の零奈さん(本物)

五つ子がお花屋に出かけようとする理由は母親である零奈の病気が治ったお祝いだったそう。しかし知っての通り彼女の余命は2ヶ月ほどなので実は……といった所なんでしょう。

五つ子から花束を差し出された彼女の反応も心なしか全てを悟った上でのもののように思えますね。

修学旅行に出かける様子を遠巻きに眺めているお医者さんがマルオだと思うのですが、この時点ではまだ結婚していなかったのが驚きです。結婚から亡くなるまでのスピードが早すぎる上に医者として容態は承知しているだろう事も考えると余程の覚悟で結婚したんだろうなと考えられます。

実は娘思いなのに立場上忙しいのか放任主義で遠巻きから見守るせいで五つ子やフータローから邪険に扱われるマルオが不憫すぎる……。

そして”出会い”の京都へ

京都へ着いた五つ子でしたが、フータローが居たグループとニアミス。最も既に仮病で離れてしまった後なので彼の姿はありません。

ちょっとしたトラブルがありつつも姉妹たちがふと四葉の姿がない事に気がつきます。

はぐれてしまった四葉ですが取り残されてしまいそうな不安や一緒じゃないといけない義務感がありつつもやっぱり正しいのか疑問を感じています。

そんな彼女が同じく一人でいるフータローに目をつけたのは自然な事だったのかもしれません。

気になっていた彼がトラブルに遭っているのを目撃した四葉は勇気を振り絞って助け舟を出しに行きます。彼との出会いを経ていつものうさぎリボンをしたりと四葉はこれから他の姉妹と変わっていく事を考えると何か感じるものがあったはず?

断片的にしか語られていなかった”五年前”の京都で一体この出会いがどういった転機になっていくのか想像が膨らみます。

 

まとめ

先週のラストで「”写真の子”=四葉」が判明したりと驚きの展開はありましたが前回までで一悶着あった修学旅行も一件落着したために、息抜きの短編が来るのかなと思いきや今週は更に物語の核心に迫っていきそうな過去の話が展開されていきました。

どれぐらい続くのかは分かりませんが”写真の子”の物語のようなので四葉を掘り下げるストーリーになるようです。

今回のシリーズで断片的に語られていた”五年前”の京都の話が掘り下げられそうなので期待が大きくなります。修学旅行の”京都編”に求められていたのって本来はこっちの話だった気もするんですが……間を置かずに語られるようですので”写真の子”の伏線回収を期待していた人も満足がいく事でしょう。

フータロー視点では良い思い出でしかないように思えるのですが、”写真の子”の正体を明かさない理由もはっきりしていくのでしょうか。

 

 

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