週刊少年ジャンプで連載中のファンタジー漫画「マッシュル」を紹介します。
作者は赤塚賞を受賞した経験もある甲本一、そんな才能の片鱗が見えるシュールなギャグが持ち味と思いきや強敵とのバトルも熱い魅力が盛り沢山の作品です。
「マッシュル」の基本データ
作者:甲本一
出版:ジャンプコミックス(集英社)
コミックス:1巻〜
「マッシュル」のあらすじ
誰もが魔法を使い、その優劣が全てを決める魔法界。人里離れた森の中で、日々筋トレの鬼と化す少年・マッシュの秘密は、魔法が使えないこと。その秘密を他人に知られた時、日常は一変!! なぜか魔法学校に入学し、トップを目指すことに…!? 鍛え上げた筋力とパワーで、全ての魔法を粉砕するアブノーマル魔法ファンタジー、ここに開幕!!
「マッシュル」の魅力と見どころ
力こそパワーが魅力のシュールギャグ
マッシュのどこかズレたキャラクターから生まれるシュールギャグと強力なライバルや困難に立ち向かう熱い展開が魅力の「マッシュル」という漫画を例えるならばファンタジー世界版のワンパンマンが近いかもしれません。
本人では普通のことをしているはずなのに強すぎて……なところとかちょっと似ている気がしますね。隠匿生活を送っていたせいで一般常識にも疎いのですが、そんな非常識なはずなのに本人はどこがズレているのか分かっていないとぼけた感じのマッシュが放つゆるーい雰囲気が面白さを引き立てています。
ギャグだけじゃない熱いバトルも見どころ
マッシュルの舞台は魔法の実力がモノをいう世界ですが、主人公のマッシュ・バーンデッドは魔法が全く使えません。その代わりに祖父の言いつけで筋トレを繰り返していた結果、常人とは比べ物にならない身体能力を持っています。
マッシュはある出来事をキッカケに魔法学院を目指すことになるのですがその前には様々な障害が立ち塞がっていきます。そんな障害を「そんなのアリか……」と絶句してしまうほど筋力だけで次々に突破していくので痛快としか言いようがありません。
しかし確かに主人公が無双していくのは気持ち良いのですが、やりすぎるとご都合主義やワンパターンな展開にもつながってしまうのが悩みどころ。そんな中でマッシュの仲間となるキャラクター達も良い味を出していたり、マッシュですらも圧倒されてしまうほどの強敵が登場したりと今のところ心配はなさそうです。
「マッシュル」の感想まとめ
ユーモアに溢れるシュールギャグと、かと思いきや強敵とのバトルも魅力的なマッシュル。どっちかだけじゃなくてどっちも楽しめるような絶妙なバランスが素晴らしい漫画です。
普段はボーッとした感じなのに決めるときは決めるマッシュの雰囲気は「ワンパンマン」とかが好きな人ならハマるんじゃないかなという気がします。
強いには強いのですが、上には上がいるぐらいの強さなのも丁度良さそう。熱いバトルが読みたいけれど気休めに脱力感も味わいたいという時にオススメの作品になっています。
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