ジャンプ+にて7月14日より紗池晃久先生の新連載『ゴーストガール』が始まりました。
作者の名前は聞き慣れないですが、アオリや週刊少年ジャンプ本誌での事前告知で『ロザリオとヴァンパイアの作者 最新作』と書いてあるので改名した池田晃久先生のようです。
あやかしトライアングルの感想でも述べた通り、量産されすぎて退魔モノというか和風ローファンタジーというジャンルは食傷気味になってしまいがち。
主役のキャラは可愛い&格好いいけど面白いのかな……と疑問が浮かんでしまいますが、そんな事前評価を覆す様な作品でした。
売れないアイドルをしているクロエ・ラヴがプロデューサーと面会するも豹変する態度につい反撃してしまう。実はその原因はゴーストの仕業なのですが、それがキッカケで黄泉の国から連中を追ってきたカイ・イォドと出会い……という話。
若干幼さを感じるクロエが実は意外と年齢が高かったり、カイもイケメンかと思いきや彼の趣味や意外な事実が積み重なって残念イケメンになってしまうのが絶妙です。
通常の頭身のキャラクター達も綺麗なのですが、コミカルにデフォルメされたキャラクター達が物語の抑揚となって飽きさせません。
ページ数がかなりあるおかげもありますが最初の情報提示が不足しすぎず過密になりすぎずですんなり入ってくるのもオススメポイントだと思いました。
隔週連載なのは残念ですが、本誌に負けないほど豊作揃いなジャンプ+でまた楽しみな漫画が始まったなという感じです。
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