【ネタバレあり】ドリームタッグで描かれる令和版ガンダム 『機動戦士ガンダムGquuuuuuX』が先行版映画からヤバすぎた

令和の「ガンダム大地に立つ」

 今回は2025年1月17日より上映開始した『機動戦士ガンダムGquuuuuuX -beginning』について、実際に劇場で鑑賞してきたので感想を紹介します。特に初代『機動戦士ガンダム』から慣れ親しんでいる古参のガンダムファンにとって、ネタバレ要素の強い作品となっており、可能ならば公式から情報公開されるまえに劇場で鑑賞することをお勧めします。

「機動戦士ガンダムGquuuuuuX」ってどんな作品?

 「機動戦士ガンダムGquuuuuuX(ジークアクス)」は2024年12月4日にYouTube配信された「ガンダムカンファレンスWINTER 2024』で、「エヴァンゲリオン」シリーズを代表作に持つスタジオカラーと、サンライズが共同制作した新作ガンダム作品として情報公開されました。日本テレビ系で放送が予定されている同作の一部話数を編集して、劇場で先行公開されたのが「機動戦士ガンダムGquuuuuuX-begining」という作品です。

 メカニックデザインにも小説作品『エヴァンゲリオン ANIMA』で、メカニックデザインや一部話数の執筆を担当した山崎いくと氏が本作のメインメカニックデザインを担当します。その結果、従来のガンダムシリーズと比べるとデザインにエヴァンゲリオンらしい特徴が強く見え、一部の古参ガンダムファンからは「ガンダムじゃない」という声も聞かれました。

スタジオカラーが描く本気の「ガンダム」

そうした古参ファンからの批判もありながら、描かれた内容はスタジオカラーが本気で作った「ガンダム」でした。むしろ古参ファンこそ、冒頭から待ち受けている展開に息をのむことでしょう。

 上映時間があっという間に感じられ、上述したようなデザインの違いは些細なものに感じました。それぐらいしっかりとガンダム作品として成立していたと言えます。上映中は時間を長く感じる場面もありましたが、それは早く終わってほしいと願うものではなく、満足しているのに物語が続いていく充足感から得られる気持ちでした。

 徐々に公式から作品の根幹に対する情報公開もあると思いますが、気になる方は早めに劇場に足を運ぶことをおすすめします。まだTVシリーズの具体的な放送時期は明かされていませんが、映画を観た後は早くもTV放送が待ち遠しくなりました。

 やはりジークアクスのデザインだけでガンダムかどうかを判断してしまうのは、非常にもったいないと感じます。チケット代や交通費などお金もかかるので絶対とは言えませんが、作品への偏見は一旦忘れて中身を見てから判断してほしいです。

*ここからは軽くネタバレを含む内容になります。作品の根幹には触れませんが、もし気になる方は先に劇場で作品を観てから戻ってきてください。

簡易版YouTube実況動画【ネタバレあり】

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