週刊少年ジャンプ2019年第10号(2/4発売)の呪術廻戦の感想です。本編のネタバレを含みますので読みたくない人は注意してください。
前回の第44話「京都姉妹校交流会-団体戦(11)」の感想はこちらから
感想
緊急事態発生に大人たちも動き出す!
呪霊の討伐を表す呪符が全部炎上してしまいます。どうやら天元様と呼ばれる術者により高専の敷地には結界が貼ってあるはずが機能していない様子。
流石の事態に観戦席の大人たちも動き出します。
そして現場ではハンガーラックの力で帳が降ろされます。それも”五条悟”の侵入を拒む代わりに他の全てが侵入可能な仕掛けになっているとか。
そんな仕掛けの帳を組めるハンガーラックも強そうですが、それでも足し引きの辻褄が合ってしまうぐらいって五条先生どんだけ最強すぎるんだよ!って感じです。
実際、五条が領域解放してあっさりだった漏瑚とかトップレベルでも勝てなさそうな感じなんでわからなくもないんですが。
「一人でも死んだら僕らの負け」という五条の言葉が重くのしかかりますね。長かった感はあるとはいえ、それぞれの事情を描いたこれまでの展開のおかげで京都勢にも死んで欲しくはないです。
死ななすぎるのも考えものといえば考えものなんですが、そういう展開に嫌気をさすのって死なないことそのものよりも実は生きてたとか窮地に助けが現れてのような安易なパターンを連発しすぎることによって辟易としてしまうせいな気がしますし、今まで見てきた感じだとこの漫画ならそういうのもないのかなと思います。
花御の脅威、その目的は……
そんな話と関連してなんですが、なんとなく嫌な奴だった加茂も前回から天然っぽさが増してきてなんだか可愛い……。
五条に連絡を取って撤退を選ぼうとするのですが、あっという間に距離を詰められてしまった上に携帯を破壊されて連絡が不可能に。
それぞれの攻撃も防がれてしまいなんともなりません。確か上限のない特級は別としても一級上ぐらいまでなら対処できるほど呪術師有利と言われていたはずなんですが、それでもあの漏瑚と同等かそれ以上の花御に高校生が立ち向かえるものじゃなさそう。
そんな3人に花御は脳内に語りかけてきて……なのですが、「一瞬あなたの脳内に直接語りかけています〜」のコピペが浮かんでそんなシーンじゃないのにクスッときてしまいました。
多分、緊迫したシーンのはずなんですが伏黒がそんなに動じてないせいなのかも……。
どうやら大自然の化身な呪霊である花御としては人類がそれらを汚していくのが我慢ならない様子。
「機動武闘伝Gガンダム」の東方不敗の考え方とか近い感じなんでしょうか?
結局、かの作品では弟子のドモンに「人類もまた大自然の一部、それを無くしての自然再生など愚の骨頂」と反論されてしまいましたが……。
よく言われる通り人間が一番恐ろしい気もしますが、この作品の呪霊としては花御に漏瑚と大自然からきた呪いの方が得体の知れない感がして強そうな感じです。
勝つことはできなさそうなんですが、強すぎてどうやれば逃げおおせるのかもわからない感じがします。生徒がみんな集まって総力戦になったとしても強力な個に勝てるイメージわかないんですよね。
最強キャラの五条は侵入禁止で抑えられてしまいましたし、どうなってしまうんでしょうか。
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