ヤングガンガン 2018vol.19(9/21発売)に掲載されている『たとえ灰になっても』第49話の感想です。
本誌の最新話までのネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
前回の引きから必死の抵抗を試みるもシロエルの強烈な一撃をお見舞いされてしまった†姫蘭†は一体どうなってしまうのかというところから始まります。
流石にクリーンヒットしたのか、†姫蘭†はかなりエグいことになっています。
リハビリから帰ってきた†姫蘭†でしたが、一年間のブランクは長かったらしく戻ってきても事務所の新しい推しアイドルに追いやられてしまっていた。遅れを取り戻そうと必死に頑張る†姫蘭†でしたが、そのせいで事故前の歌とは違ってしまっていたらしくファンはだんだん離れていきいつしか引退を余儀なくされてしまったのだとか……。
結局、歌は上手いけど消費されるだけのアイドルだったという事なのでしょうか? 交通事故さえあってなければって感じですが……。
そんな†姫蘭†の現在の姿がこちら。顎は完全に破壊されてしまい、あとは放っておけば死ぬよねという感じになってしまったようです。
仕向けておきながら哀れみの目で見るクロエルと瀕死に追い込んどいてテヘペロで誤魔化すシロエルはやっぱり天使の皮を被った悪魔だとおもいます。
どうしてこうなった……と追憶する†姫蘭†はアイドルを辞めてしまったその後の事をさらに思い出していきます。
一般人に戻った†姫蘭†は高校を卒業して就職し、母親のコネで入ったという物流会社へと入社していました。
そこの社長がパワハラ上司で気に入らなかったようですが。この人どこかで見たことあるようなと思ったら1話で出てきたユキこと良真と幸花の叔父さんじゃないですか。
ちなみに†姫蘭†の名前は明らかになっていませんが、苗字は南野口らしい。
そんな若社長を†姫蘭†が嫌っていたのは近親憎悪というか似た者通しだったからのようで、公園でつい歌っていたところを目撃されて意外なことに褒められてしまったことからクラっと来てしまった†姫蘭†は彼とゴールイン。
幸せな生活を送っていましたが、社長の兄が殺人事件を起こしてしまったせいで会社が干されてしまって大惨事に……。
そのせいで親を失った兄の子供達、つまりは良真と幸花を引き取ることになったみたいです。知り合いを集めたにしたってユキと†姫蘭†とかそんなに近しい関係だったのか……。案外、歌は聞いたことあるけど†姫蘭†の事を知らなかったカエデって、引きこもりになってしまった†姫蘭†と社長の子供だったりするんじゃ?
同居していたなら良真(ユキ)をアダ名で呼ぶほど親しくてもおかしくないですし。
手元に八つ当たりに最適な人物がきてしまったせいでかつての傲慢社長だった時のように荒れ狂ってしまった社長の夫と†姫蘭†の気持ちは徐々に離れていき別居状態になってしまったようで……。
再びそんな人生のどん底に落ちてしまった†姫蘭†は下手くそなアイドルの路上ライブに遭遇します。そんな彼らの背後にはかつてのマネジャーだった大倉の姿がありました。
そんな彼女を利用して事務所の社長へと接触した†姫蘭†は暴露ネタをエサに脅しをかけてアイドルのマネジャーに再就職。デビュー前の新人アイドルをあてがわれた†姫蘭†は期待していなかったのですが彼女の歌う姿はかつての自分そっくりで……。そんな中満智子に『雅ハナ子』という冴えないアイドルネームの代わりに†姫蘭†という自らの名前を与え、再起を誓います。
感想まとめと50話の予想
終わらんのかい!というのが第一印象でした。過去のシーンの中に叔父さん社長といい†姫蘭†の後継者である中満智子といいゲェムに関係してそうな人物はちらほら出てきてはいたんですが引っ張るなぁ……って感じです。
恐ろしいのがこの上にまだ二人も残っているという事実、このペースだと年内に鬼ごっこ処刑編終わるかどうかすら怪しいんじゃないでしょうか。
†姫蘭†の取り戻すべき誰かというのは後継者として指名した中満智子だと思うのですが、法則に則っているので誰かの中の人じゃないかなぁと思いつつ……。このまま順風満帆にいってしまっては†姫蘭†がゲェムに参加する理由がありませんので、この先にまた転落人生が待ち受けていそうです。
次回こそ†姫蘭†の話は片付いて次の処刑に移ってくれると良いんですが、どうなるんでしょうね。
第50話の感想はこちらから
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