四葉夕ト/小川亮『パリピ孔明』感想:現代に転生した孔明が夜のバーに就職!?

こんにちは、かなめです。今回は五丈原の戦いで死んだはずの諸葛孔明が若い頃の姿で現代の日本に転生した結果、まさかの展開になってしまう日常コメディ「パリピ孔明」を紹介します。

原作者は「四葉夕ト」、作画は「小川亮」というコンビで無料漫画アプリにて「コミックDAYS」にて連載中、無料分が毎週火曜日に更新されています。

「パリピ孔明」というタイトルだけ見ると一発ネタの出落ち感が強く思えてしまうのですが、良い意味で予想を裏切られてしまう内容になっています。
そんな「パリピ孔明」のあらすじと見どころを中心に魅力をまとめてみました。

目次

「パリピ孔明」の詳細データ

パリピ孔明

原作:四葉夕ト/作画:小川亮
掲載:コミックDAYS
出版:講談社(コミックDAYSコミックス)
既刊7巻(以下続刊)

五丈原の戦いで死期を迎えた名軍師・諸葛亮孔明は、若い肉体に戻り、現代日本へと転生した! 渋谷のパリピ達に誘われ、たどり着いたのはダンスミュージックが鳴り響くチャラめなクラブ。そこでシンガーを目指す月見英子と出逢い、孔明の二度目の人生が幕を開けた! 三国志時代、天下泰平のために生きた彼は、なんの為に生きるのか--!!

「パリピ孔明」の見どころと魅力

個性豊かなキャラクターたちによる掛け合いが面白い

蘇った孔明が現在の事を地獄だと思っていたり、スマホや時計にカルチャーショックを受けてしまったりといったお約束のネタですがヒロインの英子のツッコミのリズム感が良く飽きさせません。

英子の伝手を頼って面接を受けたバイト先の店長がガチの三国志ファンで話題になったと思いきや地獄耳を発揮して駆けつけるのも面白すぎます。
孔明がマニュアルを速攻で覚えて見事な仕事っぷりを見せてしまう様などパッと見だけでも笑えてしまうポイントですね。

その反面で諸葛孔明というキャラクターの扱い方が丁寧なのも好印象を受けます。ギャグ漫画にふさわしい様に崩された性格ではなく「礼節正しく」「義に厚い」まさに孔明らしい印象なのですが、そこがまた味わい深く感じました。

三国志ネタの扱い方が丁寧

主人公が孔明という事で切っても切り離せないのが彼も登場する「三国志」に関係したネタの数々でしょう。

孔明が英子の歌に感銘を受けてマネジメントするのに至る下りを「三顧の礼」に準えていたり、英子が大きな舞台でチャンスをものにするために孔明の立てた計略がかの有名な「石兵八陣(せきへいはちじん)」だったり知っていたらニヤリとしてしまう様な絶妙なチョイスがされています。

しかし原点である三国志を知らなければ楽しめないというワケでもなく「三顧の礼」も何度も繰り返して恩義を受けたことがわかっていれば十分ですし、「石兵八陣」も何か凄い作戦で孔明が局面をひっくり返したのがわかる作りになっているので気楽に見れるのが良いですね。

「パリピ孔明」の感想まとめ

更新されるたびにTwitterで話題になっていたり早くも注目が集まっている「パリピ孔明」ですが、今後の話も気になってしまいます。

英子のマネージャーを務める孔明としては彼女が一推しのトップシンガーに上り詰めることがゴールなのでしょうがそうなったとして孔明は果たしてどうなってしまうのか。
そもそもそこに辿り着くまでにどんな困難が待ち受けているのか気になりますね。
また足を踏み入れたとはいえ未だにパリピ感のない孔明がいつファンキーな衣装に着替える事になるのかにも注目して行きたいところです。

あの諸葛孔明と賑やかなパリピの世界というギャップが面白い「パリピ孔明」を是非ともチェックしてみてはいかがでしょうか。

パリピ孔明

原作:四葉夕ト/作画:小川亮
掲載:コミックDAYS
出版:講談社(コミックDAYSコミックス)
既刊7巻(以下続刊)

五丈原の戦いで死期を迎えた名軍師・諸葛亮孔明は、若い肉体に戻り、現代日本へと転生した! 渋谷のパリピ達に誘われ、たどり着いたのはダンスミュージックが鳴り響くチャラめなクラブ。そこでシンガーを目指す月見英子と出逢い、孔明の二度目の人生が幕を開けた! 三国志時代、天下泰平のために生きた彼は、なんの為に生きるのか--!!

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