転生したら願いが叶うもやり過ぎ?〜『どうやら私の身体は完全無敵のようですね』感想

コミックウォーカーで連載されているちゃつふさ原作/原作イラストふーみ/作画さばねこによるコミカライズ。『どうやら私の身体は完全無敵のようですね』の感想です。ネタバレしている部分もあるので未読の方はご注意してく
1巻では1〜6話を収録していますが、イントロダクションの1〜2話と最新の話をコミックウォーカーで無料で読むことができます。コミックウォーカーのサイトはこちら

どうやら私の身体は完全無敵のようですね 1 (ドラゴンコミックスエイジ)

目次

あらすじ

全ステータスMAXの完全無敵な肉体になっちゃった!!!

地味で目立たずがモットーなのに、無敵な自分の体に振り回される! 色々と最強すぎて、制御不能!? ごくごく一般的な生活を望むメアリィの奮闘記! コミカライズ第1巻!!!

感想

ずっと無菌室で生活しており外の世界を知らない主人公が今際の際に丈夫な体が欲しいと神様に願ったことからこの物語がはじまった。
神様の計らいで公爵家のお嬢様、メアリィ・レガリアへと生まれ変わった。そんなメアリィは成長して3歳になった時に体が自由に動くことに喜んでしまうほど。

いわゆる『なろう系異世界転生チートもの』で異世界のアルディア王国へと転生した彼女に与えられたその肉体はすべての能力が他に匹敵するもののいない程高められていた。しかも物理的なものも魔法も無効化してしまう能力まで完備してて、タイトル通りのまさに無敵といった感じ。

宣誓の儀での一幕だが、ありえないほどに能力が盛られていてまさに神様大盤振る舞いの巻と言った感じである。
あどけない天真爛漫なお嬢様のメアリィには転生チートにありがちな鼻につく言動なんかは特にないので見ていて気持ちが良いです。

コミック版での1巻では世界観の説明をしながらメイドのテュッテや学院での同級生の友人達を始めとした登場人物との出会いが描かれています。
特に家族と同様の大切な存在であるテュッテとの関係は単純に友情という以上のこともあってなんだか尊い……。

最初に崩れ去る荷物から身を守ろうと能力を発揮してしまった時、そのパワーを目撃してしまったテュッテが化け物と怖がってしまわないかと逆に怖がってそっけない態度をとってしまうメアリィでしたが……まさかのオチがなんだか笑えてしまいます。
そしてメアリィと仲間たちの幼少期からの成長が描かれているのもあり、ちっちゃいことは良いことだって感じ。なんだかぷにぷにしている子供らしいあどけなさが可愛すぎます。

メアリィはチートとも言える能力はあるものの勇者になりたいなどという大それたことよりも前世で出来なかった親孝行をしたいという健気な願いを持っていますが、物語の主人公になってしまった以上それが許されるはずもなく……月見草のお祭りでモンスター出没事件がきっかけに白銀の騎士様の話題が出てしまったことがきっかけになっていきそう。

それにしてもモンスターを退治するためについ絵本のままに呪文の詠唱を呟いて格好つけてしまうメアリィ、案外ノリノリである。

そんなですが1巻ではまだ隠そうとしていることの方が大きすぎて無双的な大活躍はほとんどありません。
ラストで9歳になったメアリィは父親の言いつけで学園に入る事になるのですが、権力がモノを言う世界なので裏口はガバガバ。メイドのテュッテは学園にはついていけないという驚愕の事実が発覚し、波乱の学園生活は一体どうなるといった感じですが信用がないと言うかありすぎると言うかな言われよう。

果たして彼女は数々のトラブルを乗り越えて普通の生活を守りきれるのか。英雄譚というより無敵の転生者メアリィの能力を扱いきれないドタバタ劇が大好きならオススメです。

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