『ガンダムSEED』結局のところニコルって何回死んだの？？

　『機動戦士ガンダムSEED』や続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』といえば製作が切羽詰まっていたのか同じ回想シーンを使いまわすのが特徴です。

　特にニコルやトールの死亡シーンは使いまわされることが多く「死にすぎ」「死ぬのが仕事」など揶揄されることがあります。

　そこで「結局、本編で何回死んだの？」と疑問に思ったのですが、数えているサイトを見ても通算して18回や24回といった情報、はたまた『ガンダムSEED DESTINY』のほうが多くて32回なんていう眉唾物の情報まである始末です。

　それぞれの描写をどう受け止めるかで誤差が出ているものだと思うのですが、結論を出すなら自分で確かめてみるしかない……。

　そんな感じで今回はニコルやトールといった登場人物が“確実に死亡したと受け取れる描写”を数えてみようと思います。

　例えば「悲鳴が聞こえる」「機体が爆発四散している」などが条件に当たります。

■『機動戦士ガンダムSEED』繰り返されがちな死亡シーン

▼27.PHASE-29「さだめの楔」

　いわゆるニコル死亡回で該当シーンはBパートの21分ごろからです。ニコルが止めに入らなければアスランが死んでいた可能性があるとはいえ、無謀に突っ込んできて勝手に死んでるようにしか見えません。

　「アスラン、逃げ……」からのヘルメットが血まみれになってはじけ飛ぶ描写とか、なかなかエグイです。

▼28.PHASE-30「閃光の刻」

あらためて前回の振り返りでニコルの死亡シーンが回想[00:55]

島を離れるアークエンジェルからキラが思い出して回想[04:18]

ストライクガンダムを見上げながらキラが戦いを回想[10:34]

アスランの回想シーン「ブリッツガンダムは斬られてるけど、断末魔も機体爆散もなし」[07:55]（死ぬ寸前だけど、まだ死んでないのでノーカウント）

　また、この回はトールの死亡回なのでキラとアスランの戦いに割って入ったトールが死亡します。投げた盾によって千切れたヘルメットが吹き飛ぶ描写もかなり衝撃的な印象です。

▼29.PHASE-31「慟哭の空」

　トールも同じく冒頭で改めて殺されて2回目を迎えます[00:33]。

キラを殺した理由についてカガリから問い詰められたアスランが、説得したけど分かり合えなかったことを訴えるシーン[14:09] でニコルも殺されて5回目。

▼30.PHASE-32 「約束の地に」

Aパートのアスランの回想でニコルが1回[06:08]。キラの回想でニコルとトールが１回ずつ[11:05][11:40]。

なにげにイージスガンダムもこの回だけで３回ぐらい爆発してる気がする。

▼31.PHASE-33「闇の胎動」

キラがトールとの今までの思い出を振り返って、ついでに死亡シーンも回想[09:00]

そのままザフト軍で撃墜したパイロットたちを追想してニコルも死亡[10:27]

▼35.PHASE-37「神のいかずち」

31話から34話まではトールもニコルも死んでない。

カガリにキラが事情を説明する中でニコル死亡[06:05]

同じ流れの中でトールも死亡[06:10]

▼36.PHASE-38「決意の砲火」

戦火に包まれたオーブで戦うキラを見たアスランの回想でニコル死亡[21:38]

▼37.PHASE-39「アスラン」

キラかアスランの回想でニコル死亡[10:37]

キラとアスランが対面してニコル死亡[13:46]

同じくトール死亡[13:48]

キラとアスランの会話の中でニコル死亡[16:14]

またまたトール死亡[16:30]

回想シーンのバーゲンセールかな？

トールの死んだ回数のほうが多いって話もあるけど、リマスターだとセットになることが多くニコルを超えられる気がしない。

▼40.PHASE-42「ラクス出撃」

キラとアスランの会話の中でニコル死亡[06:34]

同じくトール死亡[06:35]

▼43.PHASE-45「開く扉」

イザークとディアッカの会話でニコル死亡[13:34]

▼47.PHASE-49「終末の光」

戦争の悲惨さを語るラクスとともに流れるこれまでの回想シーンでニコル死亡[17:07]

まとめ

最終回では、どちらの回想シーンも登場しなかったため、これで打ち止めです。トールの死亡回数のほうがニコルよりも多いという話もありますが、少なくてもリマスターではニコルのほうが多かったです。

トールのほうが18回で多かったという情報もあるんですが、あれは当初の放送版での話だったんでしょうか。リマスターしていないほうの死亡シーン回数ランキングも気になります。