放送終了後に続編の制作が発表! 早くも続きが待ち遠しい「2024年春アニメ」3選

 2024年冬アニメも続々と最終回を迎え、シーズンが切り替わろうとしています。しかし、終わってしまった2024年冬アニメのなかには早くも今後の展開が発表されている作品があります。今回は、続編の制作が発表された2024年冬アニメのなかでも、特に注目の作品を紹介していきます。

*この記事の性質上、各作品のネタバレに触れています。ご注意ください。

続きが楽しみな「宮廷謎解き」「最強対決」

『薬屋のひとりごと』

 『薬屋のひとりごと』(著:日向夏 イラスト:しのとうこ)はヒーローズ文庫の同名作品が原作のアニメです。 人さらいによって後宮に売られてしまった少女「猫猫(マオマオ)」<声:悠木碧>が後宮で強い権限を持つ宦官「壬氏(ジンシ)」<声:大塚剛央>に目をつけられてしまったことから騒動に巻き込まれていきます。

 最終回ではマオマオの実の父・羅漢(ラカン)<声:桐本拓哉>とラカンが淡い思いを抱いていた妓女・鳳仙(フォンシェン)<声:桑島法子>の感動的な再会。そして身請けされた妓女を見送るマオマオの美しい舞が描かれました。最終回の放送直後に2期の制作が発表され、詳細は明かされていないものの放送時期は2025年を予定しています。

 第1期では壬氏の正体がごく普通の宦官ではないことがほのめかされたり、宮廷で起きた事件のうちいくつかが壬氏の命を狙うために仕組まれた一連のものであることが判明しました。前者は謎のままですし、後者は解決をしたものの犯人が真相を話す前に死亡してしまったため、どちらも答えは得られていません。こうして第1期で撒かれた種が実を結ぶかもしれない第2期が楽しみな人も多いことでしょう。

『異修羅』

 続けて紹介するのが『異修羅』です。異修羅は電撃の新文芸(KADOKAWA)から刊行されている同名小説(著:珪素)を原作とする作品です。「本物の魔王」と呼ばれる存在が倒された後の世界を舞台に、あらゆる種族や属性の最強たちが集う戦いが繰り広げられます。登場人物は「柳の剣のソウジロウ」「遠い鉤爪(かぎづめ)のユノ」といったように、それぞれの名前にふたつ名がつけられており、そういう作風が好きな人は心がくすぐられることでしょう。

 その物語の性質上、序盤はキャラクター紹介を兼ねたオムニバス形式のような話が展開され、話が本格化する前に視聴をやめてしまった人も多いのではないでしょうか。キャラクターたちが出そろった中盤以降はリチア新公国と黄都の争いが勃発し、序盤のスロースタートが信じられないぐらい勢いが詰まった物語が展開されます。その戦いは1期で幕を引きましたが、第2期でも負けないぐらい濃厚なストーリーが描かれることが期待されます。

あの「神ゲー」も2期が決定!

シャングリラ・フロンティア

 『シャングリラ・フロンティア』は理不尽を多く抱えたゲーム、いわゆるクソゲーを攻略することに命をかける“クソゲーハンター”陽務楽郎(通称:サンラク)<声:内田雄馬>が気分転換として正反対に神ゲーと呼ばれるVRMMORPG「シャングリラ・フロンティア」に挑む物語です。

 最終回では第8の町「エイドルド」を訪れたサンラクが考察クラン「ライブラリ」のリーダー・キョージュと遭遇し、シャンフロ世界の疑問点について聞かされます。ストーリーが気になる終わりかたになったため続きが待ち遠しいところですが、放送終了後に2024年10月から2期が開始することが発表されています。

 他にも『佐々木とピーちゃん』『魔都精兵のスレイブ』『姫様“拷問”の時間です』なども続編の制作が発表され、期待が高まるばかりです。また残念ながら人気がありながらも続編の制作発表がなかった『魔法少女にあこがれて』『葬送のフリーレン』などの動向にも注目したいところですね。

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