ヤングガンガン 2018vol.23(11/16発売)に掲載されている『たとえ灰になっても』第52話の感想です。
本誌の最新話までのネタバレがありますので読みたくない方は注意してください。
第51話「窮鳥懐に入れば」の感想はこちらから
第52話「四宮さんちのお家事情」
カエデの幼少時代
カエデこと四宮正輝は病院が嫌いな子供だったようです。歯医者で麻酔のための注射を嫌がって暴れる様子から始まっていますが、こと歯医者に至っては歯を削るドリルのあの脳みそに響くような音が苦手という人は多いはず。
文句を言いながら歯科助手の女性の胸を見ていた正輝は輝子からエロガッパと呼ばれてしまいます。
何度かカエデも呼ばれていましたが、昔からだったのか……。
輝子から自分や父が亡くなることがあった時は泣いていいけど、と言われていましたがショッキングすぎたのかカエデにそんな様子は無かったですね。
カエデ、解剖地獄に苦しむ
手首の皮を剥いで神経を見た後に切断するシロエル。さらっと書かれていますが、やってることは普通にエグい。
自分の名前を呼ぶ可能性は低いとしながらも、先に名前を呼んで抹殺する方が安全策だと考えてしまうあたりユキは流石のクレバーさです。そうは言うもののユキにカエデの正体はわからない。
ですがカエデの自ら出したヒントのおかげでユキ何か気がついたようですが……?
正輝と良真と幸花
あの殺人事件が起きて叔父たちの家に引き取られることになった良真たち2人でしたが、一個上らしい正輝は彼らを守らないとと決意しています。
2人に対して当たるような態度の父親から引き離そうと自分の部屋に引き込み、ゲームで対戦する良真と正輝。コウモリ羽の生えた女性がアッパーカット技でノックアウトしている画面が描かれていますが、モデルはカプコンのヴァンパイアシリーズでしょうか。
ちゃんとアケコンが2本用意されている事を考えると輝子辺りと普段から格闘ゲームで対戦していたんでしょうか。
どうやら良真は格闘ゲームが下手だったようで正輝は変な笑いが止まりません。そんな兄に対して似合わず幸花は強かったらしい(笑)
なんだか本当に人は見かけによらないですね。
カエデの償いとは……
箸を落としてしまった幸花に対して激怒する正史に静止する輝子でしたが、止まらずそのまま手を出してしまって……。代わりに殴られた良真が反抗的な目で睨みつけるのですが、そのままエスカレート。
正輝も間に立つのですが、2人分の飯を下げろとの父の命令に逆らえず守ると言う約束を裏切ってしまう事になってしまいました。
その事を今でも気にしていたカエデは償いだとして恐怖を耐え抜くと決めていました。
そんなカエデの正体が正輝だと気がついたユキでしたが、果たして名前を呼んでしまうのか。それともそのままカエデはクロエルたちの手によって殺されてしまうのか!?
何があってもユキの正体は言わないとカエデは決めているので生き残る道は少なそうです。
そんなカエデの腹に今度はメスが入り悲鳴をあげる事になります。
過酷な解剖地獄はこの先どうなってしまうのでしょうか。
感想まとめと53話の予想
カエデがどうしてユキを守ろうとするのか……その理由は今回の話で判明しましたし、クロエルの言う通り自分が気がついている予選通過者の誰か(=ユキ)の名前を言って救済されることはどうやらなさそうです。
そうなるとヒントから正体に気がついたようなユキがその名前を呼んで介錯するような展開になっていくのでしょうか。
しかし、わからないのが彼がゲェムに参加することになってしまったその理由です。現状の回想シーンではどうしてもそんなにお金が必要になる事はなさそうでしたが……。
もしかしたら正史や輝子(†姫蘭†)が開封した金庫の中身が空っぽだったのが関係してくるのでしょうか。流石に次回にはその辺も明らかになっていくはず……
次回、第53話の感想はこちらから
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